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なか、ごりごりって……、だめ、だめえ……っ!
かわい恋先生は存じ上げておりましたが、作品は手に取ったことが無かったので、今作を拝読させて頂くのがとても楽しみでした。
エーグル・ドール学園。徹底した秘密主義で生徒を守る、セレブ御用達の学園へ兄の推薦で「特待生」として入学した潤也。しかし特待生とは、一般生徒達の欲望の捌け口となる性奴のことだった。様々な生徒達による陵辱の日々。そんなある日、バースィル王子が編入してきて、専属の性奴にされてしまう。
個人的、各項目5段階で
エロ 5
特殊プレイ 3
無理矢理 3
陵辱 3
学園 3
な感じだと思います。
まず作品のカテゴリーとしてはアラブ王子攻めによる学園物作品ですが、バースィル王子が登場するまでに、物語初っ端から絡みシーンがあり言わずもがなエロかったです。脇役キャラ達によるモブレに始まり、玩具の挿入や無理な体勢、他の特待生と一緒にバースィル王子への奉仕やモブに行為を見せ付けたり、裸のままでの犬の様に散歩などなど多種多様なプレイの数々に脱帽致します。
少し読み手を選ぶ描写としては、攻めの脇役キャラが無理矢理で流血したり、バースィル王子から与えられた媚薬の効果で無数の虫が蠢いているような感覚を潤也くんが味わったりします。
そして特筆すべきはやはり山芋プレイですね。擦って食べさせて良し皮を剥いて挿れて良しとはかなりの特殊プレイで、びっくりしました。
バースィル王子のハードなプレイに泣かされてばっかりの潤也くんだけど、少しずつ痛みが快感に支配が快楽に変わっていくので、可哀想だけど、よがり狂う姿はやっぱりエロいです。
バースィル王子は全体的には暴君で俺様だけど時折見せる潤也くんへの優しさにギャップが堪らないのと思い遣りのある言動からの裏切る様な恥辱プレイなどには攻め力がカンストしていて格好良いです。
読み手を選ぶ作品ではあると思いますが、ハッピーエンドになりますし、様々なプレイによる濃密で濃厚なエロを堪能したい人は是非とも読んでほしいです。
父が死に病気の母を養わなくてはいけない受け。
返済不要の奨学金など魅力的な制度もあり兄の薦めで思いきって外国の学園に「特待生」として入学したはいいが、実態は性奴隷枠だった!という美味しいお話です。
エロ豊富で複数やら凌辱スキーだったら楽しめるのではないでしょうか。
個人的にはドエロい程ではないのですが、豊富なプレイのおかげで飽きがなくえっち重視の方は満足できるのでしょうか。
ここからは、うーん…な語り。
受けの潤也が没個性…というかあまり印象に残らないキャラでした。
お金が必要という弱みにつけ込まれ騙される形で片親違いの兄に地獄へと放り出されてしまいます。
個人的好みとしては絶望しつつも抗いどこかでは屈してほしくない派なのですが、この受けは自分の立場を甘んじて受け入れています。
その為、とんでもないことやってる割に不幸さが薄い…というか話の割に生温さを私は感じてしまいました。
また人の良さがこの状況では違和感をうんでしまった。
自分をお気に入りにし散々弄っている相手に傷付いてほしくない…と思える心にちっとも共感できなかった。
男としての尊厳を犯してくる相手に優しさをもてる…って理解しにくいんだよな。
更には自分から望んで特待生になったわけでもないのに、特待生としてのあるべき立場から離れた自分に罪悪感を持ってしまう…。
自分が攻めに囲われたことにより皺寄せが他の特待生へと向かってしまった。あるべき場所に戻らなくてはいけない…みたいな義務感に納得できなかった。
複数に凌辱される生活にそんな簡単に戻ろうと思える?
不幸すぎる環境の割に受けの苦悩やら葛藤の部分がサラリとしていて私が勝手に戸惑っていただけなのですが(笑)
また攻めとの関係も体おとされ心もついていっちゃった!という典型的なタイプに見えてしまいました。攻めの強烈な存在感、王者たる風格に惹かれていたのは分かりましたが好きになったのはセックスと共に紡がれる上辺だけの愛の言葉に見えてしまいました。ただの刷り込みかと思ってしまい萌えきれなかった。
そしてラスト。これでいいんかーい!!
対等な立場でなく互いにその形を望んだならいいんですけど…。
好きという気持ちに目がくらんで一番安全な場所に逃げ込んだだけ、という印象を持ってしまったのが残念です。
ハプニングはありますが恋愛面だったり境遇だったりドラマチックな盛り上がりがあまりなかった気がします。
永世中立国にある、各国の富裕層の子息が通う全寮制の学園、エーグル・ドール。
潤也は、腹違いの兄によって特待生としての編入を薦められます。
寮生活なら家賃もいらないし、特待生なら返済不要の多額の奨学金が支給され、努力次第で特別手当も出るらしい。そうすれば潤也の病気の母を入院させることも出来る・・・そう言われて編入した潤也でしたが、「特待生」とは他の生徒の性欲の捌け口、つまり性奴隷だったのです!
病気の母のためにと覚悟を決めた潤也でしたが、転校してきたシャムデーン王国の第二王子・バースィルに自分の専属の性奴隷になれと言われ・・・物語が進んでいきます。
初っ端から作者さん手加減無しのエロシーン、しかも次から次へと息を吐かせぬ程にエロが続きます。
本当にエロシーン満載!もう思いつくエロ全部やったんじゃ・・・というくらいです。
さらっと挙げるだけでも、輪姦・強姦、陵辱、媚薬、拘束、玩具、排泄強要、異物挿入、公開レイプ、全裸で首リードでお散歩などなど。潤也以外の特待生へのプレイも入れたら、もうやってないのは獣姦ぐらいなのでは?
ここまでいろいろエロシーンがあると、エロってファンタジーなのね・・・と苦笑してしまいました。
エロは大好物なのですが、さすがにお腹いっぱいです。胸焼け気味です(笑)
この一冊内で、とんでもない量の精液がぶちまけられてますわ・・・服もシーツも白濁塗れですよ!
エロがお好きなら、読んで損はしないと思います。
ただ・・・私は残念ながら、あまり潤也のことが好きになれなかったんですよね。
バースィルが、性奴隷としては擦れていない、潤也の純粋で初心なところに惹かれたのは納得。
だけど潤也は、カイ・ヤンの助言通り「好きな人としてると思って」バースィルとエッチしたから、その王族の風格に呑まれ、見目が好みなことや状況の異常さもあって、刷り込まれるようにバースィルへ執着していったようにしか思えなかったんです。
母親のことを持ち出されたり、バースィルに嫌われようとして行動すると、何だか考え無しになる部分とか・・・話の展開上のお約束なのは分かるのだけど、あまり好きになれませんでした。
愛人の子として肩身の狭い思いをしながら育った潤也の性格上仕方ないのかもしれないけど、ちょっと潤也が受身で流されやすくて・・・バースィルのものになる、というラストの選択は、そういう意味では潤也らしいと思います。
「不要になったら殺して」と約束させる辺り、学園を離れ特殊な環境じゃなくなって、ちょっと冷静になったらこの二人大丈夫か?と心配になります・・・が、まぁそこは知ったこっちゃねぇよ、と(笑)
この二人は冷静になったりせず、エロエロなプレイを続けていくのでしょう。そう思っておきます。
エロを堪能したい方にはオススメだと思います。
1冊丸ごと表題作です。
がっつり陵辱系・SMもある複数プレイなので、攻め以外とエッチしないで欲しい方、痛いのが苦手な方、他のキャラのエッチ場面は読みたくない方にはお勧めできない作品です。ただ、ハッピーエンドにはなります。
序盤から陵辱シーンです。
潤也(受け)は、兄の企みで、学園の特待生になります。それは、一般生の性奴隷になるというもので、潤也はユーリという生徒に責められて医務室の常連になっています。そんな中、転入してきたバースィルが潤也を自分の専属にしたいと言い出し…。
バースィルは潤也に最初から優しいわけではありません。怒ると酷い仕打ちもしますので、最初から最後まで潤也は陵辱強姦されているといっても過言ではありません。
ただ、潤也は快感も得ているので、それで緩和されている部分もあります。保険医カイ・ヤンと、特待生を楽しんでいるキリルが潤也に優しいので、読んでいてほっとします。
重く暗い雰囲気ではないですが、陵辱強姦が苦手な方は避けた方が良い作品です。私はそのへんの場面は斜めに読んでしまいました…。ルカとか他の特待生はどうなったのか、せめて増員したような話があればもう少しマシだったかもとは思いました。でも、エロ好きで陵辱強姦が楽しめる方には最適な作品なのかもと思っています。
学園もの…とはまた趣が違います。
表紙は攻めがかなりアラブっておりますが、作中にはそのカホリがするくらいで大して登場しませんのでアラブ苦手って方でも大丈夫です。
ただ、受けがかなり酷い目にあうので、それがダメな方は難しいかもしれません。
わたしはあまり陵辱系は読まないので、みんなこんななの?とちょっと驚きました(苦笑
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受けの潤也は愛人の子で、高校二年生。
本妻の息子である兄の策略により、セレブが通う全寮制の学園へ特待生として編入させられてしまいます。
攻めのバースィルは、アラブの某国の第二王子。
国で起こった事件のために、潤也の一学年上に数ヶ月後編入してきました。
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編入先はエーグル・ドール学園という名前で、意味は金の鷲だったか鷹だったかと記憶しているのですが、わたしは『えぐい・人形』からとったのだと思い込んでおりました。
そんなギャグみたいなことあるわけないんですが(汗
花嫁育成学園という設定は意外にあると思うのですが、それどころじゃなかった!
特待生枠というのが学年に二人あって、特待生=性奴隷ですってよ!
ひゃー、凄すぎる。
担当さんにエロ路線でと言われたとのことで、これならもうヤリまくりでも違和感ありませんよねえ。
とにかく潤也は特待生枠なので、初っ端から痛い。
そして、兄もえげつない。
この兄は後半にも登場し、さらにえげつなくなります。同情の余地なしです。
内容は、特待生として入学させられた潤也が、生徒みんなの性奴隷からバースィルの登場により彼の性奴隷として格上げ(?)するというものです。
最初こそ性奴隷とされていた潤也を見下していたバースィルでしたが、彼の人となりを知るうちに惹かれていっているのがこちらには伝わってきます。
けれども潤也は入学後の数カ月で、すでに性奴隷としてあることに諦め納得してしまっている節があり、バースィルのことも皆と同じなのだと思い込んでいるんですよね。
そして「好き」という言葉を口にすることで、相手も気持ち良いし自分のメンタルもそれで守られるというアドバイスにより、なんだか刷り込みのような…
そんな二人がなかなか噛み合わずジリジリしつつ、さらに潤也に今の現状を迷わせることが起きたりと、なかなかにえっちだけでなく飽きさせないテンポの良い展開です。
ストーリー的には不満はあまりないのですが一点。
同じ特待生のためにバースィルと離れる離れないを繰り広げたわりに、結局仕方ないねという方向で〆てしまい、解決していないことでしょうか。
ちょっと消化不良でした。
作者のかわい恋さんは初読み作家さんで、どうやら初文庫化らしいのですが、文体は癖がなくひじょうに読みやすかったです。
答姐でお勧め頂いたのですが、その時はあらすじの加減から見てもエロエロで、このままエロ路線を書かれる作家さんとして突っ走っても良いのでは?と思っていましたが、もっとキュンと切ない内容でかつエロも充実というものも期待できるのではないかと考えが改まりました。
次作が楽しみです。
最後に、このレビュー二回目です。
一回目のものが消えてしまったことに気づいたのが今日で、読んでから数日経ってしまったので細かい設定がうろ覚えです。
違う箇所がありましたら申し訳ありません(汗