• 紙書籍【PR】

表題作趣向

あらすじ

美しい事が恥とされるこの国で、美しく生まれついた者は「春を売って生きる」宿命を負う。不遇の皇子は、ある日森で迷い、幼くして娼館へと送られた弟のおもざしを宿す一人の少年を見出だす。高貴な身分を隠して「銀糖館」を訪れる皇子。鮮やかな剣さばきが少年の衣を切り裂く……。『別冊June』で話題をよんだ衝撃のコラボレーションと、哀切なるエロティシズムに満ちた珠玉作二編を収録。

作品情報

作品名
趣向
著者
岡本賢一  笹生撫子 
イラスト
目黒詔子 
媒体
小説
出版社
テイアイエス
レーベル
テディ文庫
発売日
ISBN
9784886184023
4.7

(4)

(3)

萌々

(1)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
19
評価数
4
平均
4.7 / 5
神率
75%

レビュー投稿数1

残酷なお話

これ以上の作品にまだ出会えてません。残酷でマニアックな作品ですので苦手な方も多いと思います。
「趣向」美しさが恥とされる世界。耳の聞こえない美しい少年は娼館で下人として働く。少年は皇子と出会う。皇子は幼くして売られた弟を探している。最醜い王の命令で皇子の為に皇子の手によって少年は腹を裂かれます。
「塔」塔に美しい少年が男娼として閉じ込められている。そんなエルナに恋したフレッド。エルナはお金と引き換えに纏足をしている。エルナに欲望を抱いたフレッドは悪夢を見て自分を否定する。エルナにもう会えないと伝えるフレッド。抱いて欲しいとフレッドにお願いするエルナ。だけど、フレッドは逃げた。フレッドが士官学校に入るからと別れを告げに来ます。そして、結ばれるわけですが…生きて帰れたら必ず迎えに来ると約束。
「庭園」鋼鉄で出来た二メートルもあるロボットのタロス。金髪の美しい少年ヒアキュントス。タロスはピグマリオンが作りピグマリオンが操作している。ヒアキュントスはそれを知らない。タロスに心があると信じている。ヒアキュントスはタロスに恋をする。ピグマリオンはタロスで
ヒアキュントスを犯す。鋼鉄の男根を蕾に挿入され、電流責め等を受けます。ピグマリオンが変態過ぎます。
どれもハッピーエンドとは行きませんが、どこか希望があるお終わり方だと思います。この本を読んだ時はかなり衝撃でした。

4

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP