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表題作好きで、好きで

志方文明
28歳,エリート銀行員
穂木啓
28歳,経済誌の編集者

その他の収録作品

  • ずっと好きで
  • 桜散るころ
  • あとがき

あらすじ

付き合って十年になる恋人の志方のことが、今でも好きでたまらない穂木。高校卒業間際、 親友だった志方に玉砕覚悟で告白した。思いがけず受け入れられ、それからずっとそばにいる。 けれど志方は将来有望なエリート銀行員、自分は一介の編集者。 実は外国研修の話を志方が断っていたことを知った穂木は、 自分が彼の出世を妨げているのではないかと悩み始め……? 胸を打つ、センチメンタル・ラブストーリー。

作品情報

作品名
好きで、好きで
著者
安西リカ 
イラスト
木下けい子 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
シリーズ
好きで、好きで
発売日
ISBN
9784403523618
4.1

(360)

(186)

萌々

(97)

(41)

中立

(17)

趣味じゃない

(19)

レビュー数
46
得点
1458
評価数
360
平均
4.1 / 5
神率
51.7%

レビュー投稿数46

木下先生のイラストがぴったりでピュアだった

穂木くんの自身のなさ、ノンケをこっちの世界に引き込んだのは自分で志方は女性と結婚して子供のいる家庭を持つことができたのに〜!とぐじぐじ悩んでしまうマイナスな時と、志方大好き大好き♡他には何もいらないよ!というプラスな気持ちのアップダウンの差が大きなところに100%共感出来ず、10年も付き合ってるのになんでそんなに志方を信用出来ないのかなぁと不思議でした。

あたまからネガティブなレビュー書いてますが、文章が素敵で読む手が止まらない、魅力あるお話なんです。4周してやっと分かりましたが攻め受け、ともにシンプルでピュア。なんで?とかごちゃごちゃ考えていたのは頭が固い私だけであって、彼らは志方/穂木だから好きなんだ。理由なんてない!という純情一直線なカップルでした。

本編の後に 桜散るころ という大学入学式後に穂木のマンションに遊びに来た志方のお話。先生のあとがきをはさみ、電子版書き下ろしがありました。短いのですが攻めの志方サイドからの付き合って1年後の話で読めて嬉しかった!大満足です。
ただやっぱり言葉足らずでマメに連絡しない性格はこの頃から顕著で、志方成長してないなぁと笑ってしまいました。
これから購入されるならぜひ電子を検討されることをおすすめします。

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No Title

噂には聞いていましたが、これほどの神作品だったとは!!このお話、大好きになりました。早く続編買わなくては!続編、大丈夫ですよね?期待裏切りませんよね?ここで読むのを辞めておいたほうがいいとかないですよね?

穂木(受け)の相手を好きすぎる切ない気持ちと、志方(攻め)の包容力で胸がいっぱいになります。

お話は3つに分かれていて、どれも受けの穂木視点です。1つ目、2つ目と読んできて、3つ目を読み終わった時、本当に幸せな気持ちで読み終わりました!

0

ただひたすらに好き

ずーっとずーっと、好きな気持ち。
あったかい気持ちになれます。

高校時代の片思いを経て、玉砕覚悟で告白したシーンも良かったし、
いつまでも名字呼び、ほんのときたま、攻めだけが「啓」と呼ぶのもたまらなく良かった♡
同僚の女子が出てきた時はかなりモヤっとしたし、
穂木が頑張って別れを切り出したあとは本気の別離を覚悟したけれど、安西先生、ありがとー!!
お互いの気持ちのぶっちゃけで、雨降って地固まるパターンでした♡
口数の少ない志方からにじみでる愛情が最高でした♡

0

No Title

10年付き合ってる志方と穂木、穂木の想いが切なくて切なくて…でもなかなか素直に言えなくて…。志方も言葉足らずなのよね!!長く付き合ってるからこその未来への不安とか、自分は身を引くべきかとか…。大事な時に必要な言葉を言う志方にキュンとしました

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別れようという決意と想いの強さに、涙

ずっと気になっていながら、手に取っていなかったこちらの作品。

…なんでもっと早く読まなかったんだー!!自分!と自分を叱りつけたい気持ちです。

「好きで、好きで」というタイトルからもう、受けの穂木の想いが溢れんばかりに伝わって来て、本編を読んでいないのに胸がきゅーっとなりました。

そして開いた目次のページ。
「好きで、好きで」の次が、「ずっと好きで」。目次を見ただけで一途な想いにクラクラさせられるって、すごい。

タイトルに違わず、本当に志方のことが高校時代から10年経っても好きで好きでたまらない、穂木。
そんな穂木が、大好きな相手の将来のことを考え一度は別れを決意する…その過程と想いの強さ。。気付いたらボロボロ泣きながら読んでいました。

無愛想で不器用な志方が正直に自分の気持ちを吐露するシーンも感動的でしたし、普段言わないからこそ「好き」の表現が尊く、穂木と一緒にうっとりしたりしました。

仕事第一、ではなく、いつでも志方第一、志方に認められたり褒められたり好きでいてもらうために料理も仕事もしている穂木。

一歩間違えば痛い男…になってしまいそうなのに、痛いどころか「うんうん、そういうのも素敵だよね」と自然に思え、安西リカ先生のすごさを感じました。

調べてみたら、二人の同棲編という続編もあるのですね。続けてぜひぜひ!読んでみようと思います。

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