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表題作ぞっこん ~彼は車に迫られて~

フィッツ, 朱里の兄所有の中古車フィッツの化身
四反田朱里,兄の同居人に一目惚れした大学生21歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

好きになった人は、車でした。兄の家を訪れた朱里は、そこで兄の同居人・フィッツに一目惚れする。名字も仕事も分からない正体不明のフィッツだが、その紳士的な態度や甘い声の全てに朱里はぞっこん。ある日フィッツからも同じ想いだと告白され、晴れて相思相愛になった2人は甘い蜜月に…と思ったのも束の間、彼が兄の車(の化身)だと知ってしまう。そういう兄はバイクとつきあっているらしく!? 大混乱の朱里が最後にした選択とは…?
BL界騒然!? 新感覚☆乗り物擬人化ラブ第2弾!

作品情報

作品名
ぞっこん ~彼は車に迫られて~
著者
松雪奈々 
イラスト
兼守美行 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
ぞっこん ~ある日バイクに迫られて~
発売日
ISBN
9784041017043
3.5

(14)

(2)

萌々

(4)

(8)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
50
評価数
14
平均
3.5 / 5
神率
14.3%

レビュー投稿数3

攻めが車の化身です

「ぞっこん ~ある日バイクに迫られて~」のスピンオフで、車の化身であるフィッツと弟・朱里編。
内容としてはあらすじのまんまです。

受けの朱里は、いい子ちゃんという感じでアクが弱めということもあって、かわいいのだけど微妙に物足りない。
正直、前作のほうがキャラに勢いがあって好きだなぁ。(わんわん物語だったし)

引っ掻き回しキャラだと思ってたフィッツが、好きな相手には一途で真摯で、そしてエロいというところは良かったです。
おまけに株で稼ぐとか、フィッツできる子。車のくせに。

インターンシップのために兄・碧のところに三週間滞在するというお話だったので、隼×碧のその後の様子も読めて嬉しかった。

フィッツが隼に「出戻りバイク」だの「ヒモバイク」だの言って、隼が涙目でぐぬぬぬ……となってる、その様子がとても好き。
隼がアホワンコっぽくなってて良き。

0

弟よ、お前もか!?

乗り物擬人化攻め・第2弾。
車のフィッツくんにもめでたく運命の人が現れました!!
…といっても前巻でスピンオフの伏線があった通り、お相手は碧の弟・朱里くんだけどね。
2作目ともなるとあらすじも感想も『弟よ、お前もか!?』って一言に尽きるのだが、これだけではあまりにも大雑把すぎるので…

今回の攻め・フィッツは同じ乗り物からヒト化した隼と比べると大人びてスマートな物腰だ。
隼のほうが正直すぎて正体や碧との関係を隠さないでいるのを横目に、案外と朱里に正体がバレないように上手くやり過ごしている。
この二人も兄貴たちのカップル同様にトントン拍子で両想いになったのはいいがな…
お互いが初めての相手だったってのもあるせいか、所構わずいちゃこらしすぎだっつーの(; ・`д・´)

ま、何はともあれお幸せに。
隼は典型的なワンコだけど、フィッツは朱里に対する焼きもちをエッチでネチネチ返すような攻めになりそうだな、と思う。

0

納まるところに納まるものですねw

前作の最後で“碧の弟”ってフィッツが言ってて
本当に弟の朱里登場!でしたw

碧とまったくタイプが違う、可愛らしい感じの素直な男子ですが
女性に興味を持てないDTくん…。
碧と隼とフィッツの住む部屋に、
インターンシップの為大学の夏休みの3週間、泊めてもらう事になって
一目でフィッツに惹かれてしまうのです。
でも、フィッツの(隼のも)正体を朱里に明かせなくて
生活感の無さから「有名な芸術家だから」と碧に言われ
好意を持っているのに色々曖昧にされている朱里が可哀想でした。
整った顔と落ち着いた声で優しくしてもらうし、
アプローチに免疫のない朱里はどんどん好きになるし知りたいのに叶わない。

一緒に出掛けようとしても、待ち合わせなければならないとか
帰りは一緒じゃないとか
外でご飯を食べてくれないのって
なんの事情で?って不思議に思わないわけないですもん!
それでもフィッツへの気持ちは膨れていくばかりで
肌を重ねると他のことなんてどうでも良いくらいに乱れて…。
隼と碧のHが隣の部屋から聞こえてきて
初めてフィッツに達かせられた時声を我慢していやらしかったですw
次の日は朱里が襲われそうになったのを助けてくれたフィッツと繋がってしまったりとか
それから毎日のように愛し合うなんて…二人ともケモノよっww
なんとフィッツもDTだったというのが意外すぎて
そのわりには色々手馴れた感じもしましたがw

あるアクシデントで正体を明かすことになってしまい
ショックを受けた朱里の気持ちは簡単に元には戻らない…
かと思ってたら、自分から逃げたのに会えなくなると寂しくて
フィッツをまだ好きだと自覚しますし勿論ハピエンですw

楽しかったですが、前作の隼×碧が好みのカップリングだったし
目新しい切り口だったのでこちらは萌評価とさせていただきます☆
ちらちらっと隼と碧も出てきますので当然読んで損はありません!

あ、たぶん前作はある程度の事情を碧はわかっていたし、
隼が惜しみなく気持ちをぶつけてくれていたので尚更安心して読めたのかも。
今作は何も知らされない朱里が主役でしたから
いつどんなふうに知らされるんだろう?とハラハラもありました。
フィッツがいつも優しく接してくれなければしんどかったかもしれません。

カラー口絵のフィッツの笑顔が本っ当にふんわり優しくて、
朱里幸せもんだな!!
…相手が自動車の化身でもw

2

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