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体験したことも見たこともありませんが、昭和の下宿生活がまだ割と普通だったころの男子学生のような男たちの物語だと感じました。
偏見のようになってしまいますが、いい意味で、ちょっと古風の男たち、いい意味でオスらしい男たちの物語だと思います。
煙草、縁側、布団、金魚鉢、ちゃぶ台、扇風機、情緒のある小道具たちが素敵でした。
烏生田さんはだいぶつんけんしてるけど、育ちを考えるとわかります。
会沢くんは子犬のようと言えなくはないけれど、烏生田さんが警戒するのもわかる付きまとい方で、ハラハラさせられました。
2人の恋愛模様がメインでありつつ、烏生田さんの家族問題、母、父、父の実家、異母弟、など複雑な問題、情が絡んだ深い人間模様に引き込まれます。
そして、烏生田さんの決意、それを受けた会田くんの決意と努力、どちらも優しく、そして強くてかっこよくて、胸に温かく染み入りました。
後半に向けてはわくわくと萌えが駆け足してやってきて、感動的なハッピーエンドとなりました。
『ハイブリッド・スターダスト』のスピンオフ作品でありながら、本編に引けを取らない魅力が詰まった一冊でした!むしろ本編を超えるとも言えます。独立した作品としても十分楽しめます。
本編で登場した二人の独特な雰囲気が、ここで見事に花開きました——読めて本当によかった!
映画的で没入感あふれる展開が最初から最後まで続いて、受けにまとわるミステリー感が物語に深みを添えます。攻めの視点で進行するストーリー構成により、こっちも自然と感情移入します。ときめき、好奇心、緊張感を共有しながら読み続けました。
二人の関係は偶然から始まったが、互いのことを知るうちに気持ちが変わっていくところがグッときます。嬉しい時も悲しい時も、キャラクターの気持ちがすごく伝わってきたんです。家庭の事情や夢の話、それに「家族か恋人か」の選択みたいな重いテーマも、リアルに描かれていて共感しかなかった!
試し読みもせずウノハナ先生だから…と購入したら、こちらはハイブリッド・スターダストに出てきた聖人の兄凛と秘書の会沢のスピンオフだった!
大学生の会沢は隣に住む同じ大学の烏生田が気になっていて、何とか親しくなりたいのだけれどゲイだと知らされた上「友達はいらない、こっちなら考えてやる」と凛にキスをされ…。会沢を遠ざけるためにそうしたのに、セフレでもいい!と凛を激しく抱いてしまう会沢。
ハイブリッド〜では語られてなかった凛の半生と状況がわかり、その大きな苦しみと会沢と凛がかけがえの無い存在になって乗り越えていく様子が実に素晴らしい!
もうこれ読んで凛お兄ちゃんが大好きになった。会沢との関係がほんと最高。八京と聖人も出てきて、4人のその後の展開がわかったのも嬉しい。これはぜひハイブリッド・スターダストと併せて両方読んで貰いたい〜。
知らずに買ったが
「ハイブリッドスターダスト」のスピンオフでした。笑
ハイブリッドスターダスト
聖人のお兄ちゃん凛と秘書の会沢の話です!
凛は素直じゃないけどそこがいい!会沢は強引で素直じゃない凛の心にそっと忍び寄り、時にガツガツと攻める!攻める!攻める!
少しずつ懐いてくる凛に会沢は甘くなっていくのがたまらない!ゆっくり時間が進んでいく感じでストーリーが進みますが、事件がおきる!!!!
いなくなると思ったよ、、、
もう、なんで。そのまま寄り添っていないんだよ!そうなんだよね。。。誰かに頼ったことがない人は誰かに優しくされると弱くなった気がして1人じゃ立っていられなくなる。
悲しい!なんで?という気持ちでいっぱいだけどちゃんと会沢が支えてくれる!!!
モヤモヤ半分
ハッピー半分
なお話です。
スピンオフだけど「ハイブリッドスターダスト」を読んでないとまったく分からないって感じではないですが、描き下ろしにハイブリッドスターダストの2人が出てきますので話をしっかり知りたいようでしたら読んだ方がいいです!!!
ウノハナさんの作品はきまぐれなジャガー、怒った顔も、石橋防衛隊、銀座ネオンと、どれもお話もキャラもすごく面白くて引き込まれます。この作品も表紙の美しさとレビュー評価の高さからずっと気になっていたのでレンタルしたのですが。
私には他の作品ほどの魅力は感じられませんでした。人物の会話で基本的にお話が進みますが、現実的でないことと若干ありきたりな人物像や展開に感情移入出来ず、魅力があまり感じられなくて読み進めるのがきつかった。
自分の器の小ささと読み込み不足が否めないので、レンタル期間内はもう少し読み込みます。