ボタンを押すと即立ち読みできます!
灼先生は先にハレとモノノケを読みまして、絵と萌えシーンがいいんですよね。
特に本作は真人が無愛想和服似合うクールイケメンで好みです。
親代わりだった存在を好きになるお話も好き。
幼い光太がすごくかわいらしくて、真人は表情は崩さないながらも髪を撫でたりみつめる瞳に愛情が溢れていてこういう描写いいわ〜となりました。
真人の「…俺はいつの間に毒盛ってたんだろうな」のセリフが切ないしうまいなと思いました。
真人が光太へ作った料理は愛情でしかないし、光太をそれを受けて育った。
その料理でできた光太が自分を好きになってしまった。
でも毒は薬にもなるわけで、光太は真人と一緒に生きることがしあわせだとわかれば真人もしあわせになれるはず。
タイトルがいい言葉ですね。
相生結び って水引に使われる結びかただったりするんだけど 意味合い的には縁結びとかね
この相生結びと続の2冊を通して見えるのはタイトルほどおめでたい感じではなく 共に生きていくための決意とかそういうの
仕事が忙しい隣人の息子を夕方からの時間預かる 父が引き受けてきた子どもがなついたのは高校生のお兄ちゃん
ひとりぼっちの淋しさを分かち合い家族として傍にいる
なんだろ?
なんて言えば説明できるのか すごく優しくていい話なんだけど お互いの思いがなかなか重ならないもどかしさと言うか
「胃袋つかむって 作る方だって心つかまれてるわけよ」って大好きなコミックのセリフを急に思い出しちゃった
悪い人も 邪魔する人もいないのに 自分の中の相反する思いにひとりジレンマに陥って苦しむ受けが特にいいッ!
あ あれか 大人の男に翻弄されながらモダモダ悩む年下とか 相手を想う気持ちと自分の立場に板挟みになって沈んでいく大人モノ大好きなんだったわ
そのせいだ 突飛な展開も度肝を抜くようなエロもなく うまく説明できないのに『コレいいッ!』てなってる理由
でも ほんとにいいんだもん
小料理屋という舞台と美味しそうな料理の数々、そして黒髪で着物の似合うまこさんのビジュアルはすごく好みでした。ぶっきらぼうな話し方の中にも優しさが滲み出ていて、さらに料理上手で胃袋を掴んでくるんですから、これは老若男女惚れざるを得ないよなぁと。対する年下の光太は本当に裏表のない好青年。まこさんが少し陰も感じさせるようなキャラなので、太陽を彷彿とさせる光太はまさに真逆のキャラでした。ストーリーは思ったよりもトントン拍子。まこさんが深刻に考え込むシーンもあるのでもっと互いに葛藤するのかと思いましたが、ほとんど障壁なくすんなり進んでいきます。所々私の読解力が足りないのか、微妙に脈絡の分からないところも。題材は文句なく素敵でした。
年下攻め×美人受け好きには堪らないはずなのに、これ自体が続編なのか、あるいは同人誌か何かがあるのかと思うほど、匂わせに終始してすっきりしない。
主役2人(小料理屋の真人と、彼を親のように慕う光太)の関係性は平坦に進んでいって、盛り上がりどころと掴みどころがないまま終わっていきます。ある意味、灼先生の綺麗な絵柄には合っているのですが、どうにも物足りない。
子供の頃からの繋がりなのに、強いエピソードもさして語られず、彼らの深さが伝わってこない。
有匡(真人の古い知り合い)の存在も謎で、キーパーソンらしいのに表層を撫でただけで説明が薄いです。
多くを語らない作品は好きですが、それにしてももやもやが残って萌えきれず。
"続"未読ですが、読めばわかるのでしょうか…?
思わず相生結びをネットで調べました。料理の方かな?人参と大根で結ぶ方。
真人がお母さんみたいだったので何歳差だろう?光太は10代?と思ったら、上を見たら32歳と22歳だったんですね。
受けが作った料理で攻めが育つ。お母さんの味は受けの料理。家族も同然で今まで意識したことなかったはずなのに…。
真人の葛藤がつらそうで。ずっと光太が好きだったみたいで、それをまぎらわす為にセフレがいたみたいで。光太の将来を思って女の人と家族を持った方がいいって。自分にはできないから。
でも光太も二人で生きていく為に頑張って。
二人とも相手の事を真剣に考えて。
光太が真人の特別な人っぽい人に警戒心を持ったり、動揺するのも家族愛の延長では?と思えなくもないですが。ずっとそばにいてほしいのも家族同然なら叶うのでは?
でもドキドキしたり嫌な気持ちになったりやっぱり恋だったのね。
受けが攻めを育てるの好きなんですよね。
早く光太も真人を支えられるようになるといいね。もうとっくに昔から支えてるかな?
光太の成長も恋心も真人のお陰で育ちましたね。