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とにかく面白い。
男前で芯が通ってて、一途で、本物のアラブの王子で!
こんな男が、上から目線で口説いて来る。
普通だったらメロメロの話なんでしょうけど、とにかく二人共が甘くない。
二人のハイソな上に、相手をやり込めようとするテンポのいい会話の応酬が楽しい!
これ何ページでも読める。
っていうか、何ページでもこの二人の攻防、見ていたい(笑)
BL好きだったら読んで損はないでしょう。
一つ一つのプロセスを経て、ベッドへ行くのか行かないのか、そういうとこも期待に胸膨らんで、予想通りだったり、焦らされたりで、ニヤケました。
あー読み終わっちゃったよ〜・・もっと読みたかった・・!
女王様受で検索して、はじめての作家さんでしたが買ってみました。結果大当たりでした。変わった設定のイロモノかと思いきや普通に恋愛小説としていい話でした。純愛らしいです笑
本当に続編を期待します。
受の一人称が私、攻を君と呼ぶのがノーブルで、可愛くなりすぎなくてよかったです。セレブな暮らし、外国の情景も設定に合っていていいですね。
攻×攻らしいんですが、その攻防もとても面白いのですが、攻はカッコいいし、リバはなく、受が頑張って拒否しているだけです。ただ、私は強気受、女王様受を求めて読んだので大満足でした。
攻の執着具合も最高。人生全てつまらない、自分の命すらどうでもいい、ハイスペックな能力権力を全てクリスを囲い込む為に使うやつです。
レビューが少なかったのでついつい書いてしまいました。
ゆりの先生が書かれる口達者な俺様執着溺愛攻め×強気美人受けによるどこまでいっても噛み合っていない会話が好きなんです。
「ハニーお手柔に頼むよ」
「私は君のハニーではない」
みたいな。
この二人もそう。
超そっけない受けに向かって
「おまえももう少し素直になったほうがいい そのほうが私もお前に愛されている実感が湧く」
と言えば
「愛していないから、そんなもの湧かさなくてもいい」
とバッサリ切り捨てる。
勝手に恋人認定&俺に抱かれてろと言う攻めと、死んでもごめんだと拒絶するによる受け(バリタチ)による不毛なやりとりが愉快。
それを期待して購入したので、本当に楽しめました。
あと、ゆりの作品の攻め様らしいなと思ったのは、受けに群がる虫を影でせっせと排除していたところ。
受けのお尻を狙おうとする不埒な輩を、石油産出国の王子という立場を存分に使って排除してましたわ。
そのスケールがすごい。
あと超俺様で普段は煮ても焼いても食えない攻めだけど、そんな攻めを生かすも殺すも受け次第みたいなところがちゃんと描かれていて、そこも楽しめました。
だけど、最後の最後まで受けがツンなままで、攻めを恋人だとは認めないまま終わってしまった……
あとがきでも「もうしばらくは足掻くと思うけど、最後は認めてしまうんだろうなと思う」とあるんだけど、きちんと認めたところまで読みたかったよーーーー!!!!
それが残念でならないので神評価にするか迷ったけど、こういう二人が読みたい!という希望はばっちり叶えてもらえたので神つけちゃいます。
あと良かったのは、マルタ共和国の風景描写。
旅の楽しみみたいなものが詰まってるというか、とても生き生きしていて行ってみたくなりました。
Kindle unlimitedにて読了しました。
290ページとボリューム大ですが、一気読み!
時間を忘れて貪り読んでしまった〜〜
外国人×外国人、バリタチ同士の攻防戦。
ゆりの先生の真骨頂!と言っても良いと思われる、
アラブ褐色肌傲慢攻めハリーファが、傲慢だけど
とんでもなく、どこまでも格好いい〜!✨
金髪翠眼の美男・クリスがどこまでもどこまでも
(言葉上は)屈しないところにも、自分の萌え心を
おおいにくすぐられました(*´∀`*)
何がいいって、攻め受け双方のキャラが立っているのと、
その小気味いい会話のテンポ!
「お前は私に抱かれる運命なんだ」(←とは言ってない)
といったような上から目線・分かったような目線大発動のハリーファだけど、
その実パブリックスクール時代に一目惚れ、その時から
一途にクリスを想い続けているー
(自分に秋波を送ってくる子たちは遠慮せず食べちゃってますが;)
その事実、意外な健気さがあるギャップに
心はメロメロです(*´◒`*)
情事が始まり「勝ち誇った顔をするな」と
クリスに悔し紛れに言われたハリーファ。
それに対する、返しの言葉!
「勝ち誇った顔なんてしていないぞ?
お前は抱かれることが負けだと思っているようだが、違う。
お前には最初から負けっぱなしだと思っている」
くうーーー、抱かれる側のプライドをくすぐってくれるじゃないの!
そして一方の女王様ツンツン受け・クリスもまた最高に良い。
キッと睨みつけてジタバタするけど、
ハリーファの手管に蕩けてしまう。
感じるままに乱れる姿、ゆりの先生の文章も
葛西リカコ先生の挿絵も最高に官能的で
読んでるこちらも蕩けました。。
這い上がることのできない、甘美な蟻地獄へ
ズルズルズル…
心も体もハリーファに完全に絡め取られながら、
それでもなお「恋人」だとは認めない気の強さ・意地っ張り具合が
最高オブ最高でした・:*+.
ゆりの先生ならでは!の、ハリウッドばりの
ドーン!バーン!ボーン!な事件が今作でも起こり(語彙力...)
クリスを守り抜くハリーファの姿にも惚れ惚れ。
怪我を負いながらも、それをクリスには悟らせず
一時的に姿をくらませたり、薬を飲む姿さえも絶対に見せないー
自分の弱さは絶対に見せない、というハリーファの矜持。
そこにも惚れ込んでしまった...//
クリスがこの関係を「恋人同士」と認めるまで、は描かれていませんでしたが
(陥落はしてるけど( ̄∀ ̄))
いつか、ハリーファを硬直させるほどの
あまーーーい囁きを、クリスの口から聞いてみたいな...(*´艸`)
彼らの「続きの物語」に妄想膨らむ、
最高の”バリタチ同士の攻防戦”でした!
アラブの王子様が出てくるお話だと、王子が一般人に恋して執着して閉じ込める~みたいなのも多いですが、この作品は一風変わってました。
まず、攻めのハリーファ。クリスと出会った学生時代から彼に執着をみせているもの、クリスの付き合いに関しては概ね寛容です。
(抱かれる側になることは絶対認めず、一度寝た男は必ず引き離しますが・・)
一方、クリスも誰もが認める美麗な顔立ちながら性格は男前で、彼自身も裕福な家柄に生まれながら自分で独立してジュエリーブランドを立ち上げています。
ハリーファのことも男としては認めながらも、抱かれる側に立つことは我慢ならないらしく、終始抵抗してみせますが、その態度が逆にハリーファを喜ばせてしまってもいます。
後半にシチリアマフィアが絡んでくるものの、こちらは割りとすぐに解決してしまい、作品の殆どはハリーファとクリスのお互い「抱く側」を掛けた攻防戦が書かれています。クリスも一生懸命抵抗するのですが、デレデレのようでいて決してタチ役は譲らないハリーファにいつも丸め込まれてしまい、役を譲ってしまう結果に。
この二人の攻防戦でのやり取りのセリフが非常にテンポ良く、これだけでもかなり面白いのですが、この攻防戦に少し中だるみを感じた頃に登場するのが、クリスが手掛けるジュエリーの繊細なデザインだったり、仕事で行ったマルタ共和国やプラハでの美しく絢爛豪華な町並みの描写です。
これらが良い清涼剤となってくれて、ともすれば単調なお話を最後まで飽きずに読むことが出来ました。
二人が出逢うまでのそれぞれの過去が書かれていれば、もう少し物語に厚みが生じたのかもしれませんが、たまにはこうしたクスッと笑えて楽しめる作品があってもいいのかもしれません。
全体を漂う雰囲気は甘いもの、最後まであくまでも対等な立場を崩さない男前同士の彼らで、満足いく作品でした。
ただ一つ残念なのが、挿絵でしょうか・・。葛西先生の描かれる絵は相変わらずとても綺麗なのですが、クリスはともかくハリーファも細身すぎて余り傲慢で俺様な自信溢れるアラブの王子様に見えなかったような・・。タチを競うお話でもあるので、もう少しどっしりと描いてくれると嬉しかったです。