ボタンを押すと即立ち読みできます!
鳴けない小鳥と贖いの王シリーズを先に読んでいたので、王様と不思議な力を持つ健気な子という設定が同じタイプだなぁと思いましたが、やっぱり泣けました。
健気で不憫なイリリアが辛いめにあうシーンは悲しいけど大満足でした。
ただ、攻めである王さまと側近2名の魅力がちょっと弱かったかな。色々理由があってそう見えるだけで本当は違う。感情移入できて応援したくなるキャラの魅力がもっと欲しかったです。
それと前半のつらいシーンのボリュームに比べて後半の甘く癒してくれる部分が少ないため、読後にお腹いっぱいになりませんでした。
他の部分はファンタジーの雰囲気がきちんとあり、素敵なお話でした。
泣きました…。ハンカチを用意してなかったので頬がべしょべしょです。
六青先生のお話なので、それはもう受けは健気で不遇な出自で…つらい目に合うんだろうなぁ…と心構えをしてから拝読しました。予想以上でした。主人公の過去が凄惨すぎる…冒頭からひどい目にあってる様子でヒィィと思ってたのですが、後からわかる事実にうわーっとなりました。
健気すぎる主人公、ひどい目にあってきたからこれからはしあわせにーーーなんていきません。更にひどいことは続き、残りページ数を見ながら「大丈夫!?ハ、ハピエンですか!?残りページが!少ないんですが!!」と、バッドエンドorメリバだったら号泣しちゃいそう…!とハピエンを願いながら読み終えました。
よかった…!!!
主人公がラストで倒れちゃったあと、希望を残した状態(森の煙)で王様視点に変わったので「これはー!」と思いましたがいい意味で予想が裏切られました。こうきたか!つらい!と更に涙が溢れ…いやほんと間に合って良かったです。
王様はこれから先、一生かけて主人公をぐっちゃぐちゃに甘えさせ構いまくって幸せにしていただかねばなりません。ラストでしれっとした顔で立ってる側近の騎士、おまえが主人公にした仕打ち、忘れてないからな。(仕方ないことですが)罰としてらっぶらぶあっまあっまな2人を護衛しながらしょっぱい顔をしててください。
面白かったです!!!
健気で生まれたての雛みたいに無垢なイリリアが幸せになって良かった。
イリリアが世間知らずなのも仕方ないんだろうってのもわかります。何年地下牢にいたかわからない程だから、そこそこ年単位で人と関わって無い訳だし。
辛い、怖い、悲しいから救ってくれた王様に全てを捧げることも理解できます。
しかし、誰なの刺客は?どの勢力?捕まえないの?死人に口なしだから?
そして、イリリアかなりの深手を負ってますけど、間に合った。ビックリ!都合良すぎませんかね?
王様の周りの人も、ちっとも申し訳なさそうじゃなくて嫌だわ。少しは後悔しない?
人を見る目ぐらい装備してあげて〜って思っちゃった。
それらが気になって気になって、イリリア以外の名前も忘れてしまったの。
BL版御伽噺。
多神教の野心家神官が、一神教の異教徒弾圧を政治的に行い、イリリスと母は投獄される。投獄中に食料を絶たれて、母はイリリスの身代わりになって殺されて食われてしまっていた。そのショックで白髪になったイリリス。
恩赦があり、地下牢から解放された後
・・両親と弟を殺された王の神子になり、色々なむごたらしい暗殺事件を経て、王の代り身になる呪は、他言すると効力を失うので、イリリスは誤解を受けて追放されてしまう。
王の代わりに怪我を負い死の間際にやっと王と再会をする・・といった物語。
母の死を観てからイリリスは記憶を喪失していたので、知恵遅れのような状態。だから不幸に耐えることが出来たのだと思う。
---
メモ 同人誌 インカローズ〈サークル〉
★続篇/同人誌 王様の大切な青い小鳥
・・販売終了
★続篇/同人誌 寝ても覚めても(2018.9.25 UP)
https://bit.ly/3kxuDdm
2019/03/03 無料 著者ブログに掲載中
俺様攻×アホの子ショタ…六青みつみ先生の天才的な筆で描かれた至高のファンタジー作品です。
糖度、エロ度ともに抑えめですが、俺様攻(ヘタレ要素有)×ピュアショタ(アホの子、健気)萌えが凝縮されてます。
物語序盤、受イリリアは泣きながら必死に攻レグリウスにしがみつくのですが、冷淡なレグリウスは内心迷惑──この時点でショタ受好きとっては涎垂ものの展開。
なりゆきでみすぼらしい子犬拾っちゃったけど、暑苦しいくらいなつかれて迷惑。利用価値があるから表面上は優しくしてやる…って感じのレグリウスの俺様腹黒ぶりに悶絶。
王様と神子の儀式のために、レグリウスはイリリアを衆人環視の中抱くのですが、それもまた良い。
床上手で鬼畜なレグリウスに翻弄されるいたいけなイリリア──ショタ受好きの血が滾ります。
純粋でアホの子な受イリリアも魅力的。
窮地を救ってくれた王様レグリウスを一心に慕うイリリアは、王様のためなら自分の命をも捧げる覚悟。
王様の優しさは偽りだと知っても、王様の命を救うために身代わりとなって自身を犠牲にします。
イリリアの献身にレグリウスは気づかず、すれ違う二人…けれど、その誤解を解き絆を取り持つのが、王様がイリリアにプレゼントした青い鳥です。
金盞花や金鳳花が咲く神子の庭の情景描写も、物語の美しさを引き立てます。
デフォルトが「予は王である!」な不遜俺様攻のレグリウスですが、イリリアに惹かれていくにつれ弱気になったり困惑したり。
過去のトラウマのせいで、イリリアを信じきれず窮地に追いやってしまうという、ヘタレ攻に初めて萌えを感じました。
困難を経て、最終的に結ばれた二人のラストのえっちシーンは涙なしには読めません。
よかったね、イリリア。よかったね、王様。
二人の末長い幸せを願いながら本を閉じることになるのは、言うまでもありません。