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表題作は高校生同士のお話でした。
方言萌えにはたまらなかったです。
自分の夢に出てくる遊佐のことが気になって意識してしまう相瀬の戸惑いすら可愛かったし、
好きだからこそ素っ気なくなる遊佐の小学生な態度も憎めなくて良かったです。
初々しくて不器用で、でもとても真っ直ぐなふたりを
ただひたすらに応援していたい気持ちになるお話でした。
なんだかんだ遠恋もうまくいっていて安心できました。
遊佐と相瀬の可愛い恋が見られて良かったです。
さがのひを先生の攻めは本当にいきなり攻めますね(?)
だから私もいきなりビックリ。。っていうかキュンキュンして
心臓が痛いです。最後まで面白かったです♡他のも読んでみたいな~
高校の同級生の遊佐と相瀬のお話です。
相瀬が田んぼに落ちたところを助けて、遊佐の家で雨宿りさせてもらうのです。
いつも遊佐のことが気になっていた相瀬ですが、それは相瀬だけではなかったようです。
父を亡くし、母一人にしないために地元の大学に通うという相瀬と、東京の大学に進学することを決めた遊佐は、せっかく両思いになれたのに遠距離恋愛になってしまいます。遊佐の家の外で咲いている桜がきれいで、初々しい二人そのものでした。それ以上に二人の関係が初々しくて遠距離恋愛という「差」はあまり気になりませんでした。
『お待たせしました』
弁当屋で働いている野上と、その店に弁当を買いに来る羽根のお話です。
なぜか羽根の弁当におまけをつける野上ですが、二人は同じ大学に通う学生なのです。
以前から羽根のことを知っていたという野上ですが、なぜ自分にだけ優しくするのかと不思議に思う羽根の気持ちに共感しました。
羽根のことを目で追ったり、触れたいという野上ですが、一目惚れという初々しいテーマのお話でした
主人公達が使っているのは関西弁。
とは言え関西と一口に言っても広うござんす。
と言う訳でまずは主人公達の居住地の推定を
してから読み始めた評者。
実は受がへろっと情報を漏らしてくれていましたが
……えー、土地勘のある場所でした。
(少なくとも阪神間ではありません)
そして、ああ成程と納得しました。
この地域という要素は表題作の味わいを
更に深めるものになっています。
二重の距離感が醸しだすものは、きっと主人公達の
人生に大きな実りをもたらす事でしょう。
併録作2篇もそれぞれに距離感を主題に
組みこんでいて良い味わいです。
表題作は、高校3年の17歳から18歳にかけてのお話。
ただのクラスメイトが、ちょっとしたきっかけから気になる相手になり、互いに好きあっているのを確認して、おつきあいを始めるが、大学受験で、一人は地元に残り、一人は東京の遠距離恋愛。この危機をさあどうする?
この、初々しい恋には方言がめっちゃお似合い。
恋の喜びや、恋へのとまどいや不安、一生懸命な幼さ。
そんな諸々が、方言でやりとりすることで、より強く、切なく現れる。
他には、気弱なサラリーマンと先輩の話と、お弁当屋のバイトくんとお客の大学生のお話。
表題作含めさらっと読むとカワイイ恋のお話なんだけど、読後ふと我に返るとキャラや展開の乙女度にちょっと醒める物があったので萌は1つで。