パラダイス・ビュー 下

paradise view

パラダイス・ビュー 下
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神65
  • 萌×217
  • 萌8
  • 中立5
  • しゅみじゃない13

--

レビュー数
19
得点
422
評価数
108
平均
4.1 / 5
神率
60.2%
著者
小嶋ララ子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
シリーズ
君とパレード/ パラダイス・ビュー
発売日
価格
¥629(税抜)  
ISBN
9784799724927

あらすじ

すがるように抱きついた智沙を、一晩中めちゃくちゃに抱いた秀緒。
それは焦燥と不安の交わり…。
悩める智沙の繊細さと不安定さに初めて触れ、同僚医師・久住の心も揺れる…。
そんな中、智沙の夢だった「海外医療チーム赴任」話が持ち上がり―!?
智沙の幸せだけを願う秀緒の決断は!?

オール電子描きおろし162P+さらに大量加筆&描きおろし追加!

表題作パラダイス・ビュー 下

菊地秀緒,30歳,会社員,智沙の恋人
赤星智沙,26歳,小児科医,秀緒の恋人

その他の収録作品

  • あとがき
  • Happy ever after(描き下ろし)

レビュー投稿数19

大好きです。

いやもう・・・切ないです…。

好きだからこそ、男同士という問題が大きくなってしまうんですよね。
攻めは受けのつらい過去をたくさん見ているからこそ幸せにしたいと思い、
受けは今の生活が幸せで手放したくなくて、ずっと一緒にいたい。
幸せにしたいと、お互いがお互いの幸せを考えていて大好きで仕方がないのにも関わらず、
世間体や家族からの反応などが大きく問題になってしまう。

考えて考えて、ようやく幸せになった二人。
すごく良かったです。
空港のシーンも温かくて幸せで、自然と涙がこぼれました。
ラストも良かったね…ね…!と泣いていました。

でも!!あの!!!!!!!描きおろしが!!!!!!!!!!!!

いやもう…描きおろしの1ページ目から「えっ?ちょっとまって」となってしまいました。
そうか…そうか…・・・・・・・・これは幸せ・・・なのかな・・・
攻めが泣きながら受けの手を握り、名前を呼ぶシーン。
もう・・・泣きました。涙止まりませんでした。
しかも終わり方も悲しくて悲しくて、描きおろしを何回も見直しては泣きました。

読み終わってからも、表紙の二人の幸せそうな笑顔を見ては泣きました。

流石ララ子先生だなぁと。
温かく優しいだけでなく、これは本当に幸せなのかなと思う終わり方でした。
読む側としてはもう・・・切なすぎて・・・・・。

男同士だから何も残せない、記憶しか残らないという最期が描かれていました。切なすぎる…。
綺麗に終わったからこそ残る、この切なさ。
私としては大好きです。こういうの待っていました。

温かく優しい、切ない上下巻でした。
賛否両論あると思いますが、私は大好きです。

ps.ララ子先生のpixivで補完系if漫画読みました。
切ないです・・・
より二人がお互いを愛し合っていたんだなぁと感じ、もっと好きになりました。

13

切ない、胸が痛いくらいに。

最近ちょっと気になっていた作家様だったので、旧版の上巻を古書店で見つけてなんとなく買ったらたまたま持っていた「君とパレード」の続きでした。
購入後、下巻を入手していなかったので買ったままにして暫く置いておいたのですが、読んでみて下巻を慌てて買いに行きました。
しかし、これ…続きを待ってた人は辛かっただろうな…と。

上巻の最後に「下巻はしあわせターンくる」ってカバー下に書いてあったのでドキドキして下巻を読み進めましたが、最後の描き下ろしで切なくてなんともやるせない気持ちになってしまいした。
先のレビューの方も書いてらっしゃいますが、私も70歳のあの時点から逆算しました。
秀緒が30歳で智沙と一緒にドイツへ渡ってから智沙が亡くなって20年ってことは秀緒50歳の時のことですよね。
やっときた「しあわせターン」は20年…これって短いのか長いのか。
世間的には受け入れられないこともあるかもしれないけど、二人にとって家族が理解してくれて、一番受け入れて貰いたい人たちに受け入れて貰えて本当にしあわせだった時間が20年。
そうなるまでの時間よりも長かったとは云え、しあわせに感じる時間のほうがきっと早く流れただろうと思うと、きっともっとずっと一緒に居たかっただろうに…と思えてなりません。
肉体が亡くなっても想いは消えず、二人は何かにこれ以上裂かれることはないと思えば「良かったね」って思えますが、私にはチクリと胸が痛いラストでした。
できればもっと二人のしあわせエピも読めたらよかったのになぁと思いますが、とても良作だと思います!

しかし、私の買った状態だと上巻下巻で出版社が違ってしまって本棚に並んだ時に二人が揃わないのがまた切なく…そして、リブレさんから出た方にはカバー下が無いのがちょっと残念です。

6

まさに『純愛』でした

小嶋さんて痛い作品が多くちょっと苦手なのですが(ゴメンナサイ…)、綺麗な表紙に釣られ表紙買いしてしまいました。

最近ジャケ買いしてなかったのですが、良かった!すごく良かった。上下巻とも既読ですが、こちらに二つまとめてのレビューを書きたいと思います。内容はすでに書いてくださっているので感想を。

秀緒と智沙。
お互い大切に想い、相手の幸せを願っているのに、すれ違う二人の気持ちが切なかった。

ゲイであることの葛藤を抱え、家族に愛された経験がないため秀緒に縋り、愛されたい智沙。
智沙を大切に想いながらも、男同士であることのためらいも感じ、また家族への愛情との板挟みになる秀緒。
どちらの気持ちも手に取るように分かり感情移入してしまった。

お互い相手の幸せだけを望み、なのにすれ違い、でもそれを二人で乗り越え幸せをつかみ取る。その過程が丁寧に描きこまれていて思わずウルッとしてしまいました。

普段感情を表に出すことのない智沙が、秀緒にだけ感情をあらわにする様を見て徐々に智沙の事が気になるようになる久住もとてもいい。ふざけているようでその実よく気の廻る彼がとてもいい味を出していました。

この二人の過去の話がさらっと描かれていて、もう少し詳しく描いてほしい…!と思ったら、「君とパレード」の続編だったとは…。「君と~」は未読なので速攻で買いに行きたいと思います。

あと最後の描きおろしの「Happy ever after」。
これも良かった。もう号泣。
二人は幸せな時を過ごしてきたのだと。
今は一人の秀緒だけれど、決して孤独ではないのだと。
永遠の愛を誓う二人に、涙腺崩壊でした。

文句なく、神評価です。

6

胸が詰まる純愛です

上巻で秀緒の家族に会いカムアウトした事で、ちぐはぐになっていた智沙と秀緒
秀緒は両親にお前の気持ちは同情ではないのかと詰め寄られ智沙への想いに揺らぎが生じる
私的には同情でも情は情だろ!と心で強く思いましたが
真面目で優柔不断な秀緒はその後も逡巡します
こんなに愛し合って、こんなに家族を切望する智沙との間に何故生命が宿らないのだろうと

そんな秀緒の気持ちを知り思い悩む智沙
『誓って』と愛を乞い離れれば呪うとまで言った智沙さえも
彼の心の内にある偏見に対する恐れや家族を持てない悲しさ等を感じ取り距離感を考えあぐねる

でも、秀緒も智沙も互いを想えば想うほどの悩みである矛盾
どうしたら、想う人が本当に幸せなのかを考え過ぎて感情の糸が絡んでしまいます

そんな折、智沙にドイツ医療研究チームへの永住を前提とした誘いが打診されます
不安定な関係のまま秀緒と離れる不安からドイツ行きへの返事を延期する智沙
その事を知った秀緒は自分の為に夢を諦めるなと伝えます
智沙は別れに繋がるであろうというドイツ行きに引き止めてくれなかった秀緒を泣きながら責める

離れる事を決めた二人、互いの幸せを願い智沙は『誓って』とかけた呪いを解く
しかし、秀緒は智沙を待つといいます
離れても、別れる事になっても智沙程想える人は現れないからと。
その想いを旅立つ前日に智沙は知りますが、今更どうしようも無く、旅立ちます
そこに秀緒が現れないようやく智沙へ行かないでくれ、俺の側にいてくれと懇願します

一旦は突き放す智沙が戻って来て、そんな顔で言われたらと、貴方を不幸にしてしまうかも知れないがドイツに来てくれと伝えます
ここで初め互いの気持ちが重なります
相手を想い手離す事だけが愛なのではなく焦がれてしがみついて離さない事も愛なんだと

ここまでの自己犠牲の愛から奪う愛までの葛藤、逡巡の描写が胸を突いて大号泣でした

最後は死が二人を分かつまで描き切って下さったララ子さんに盛大な賛辞を送りたいです

これからも2人の間には何かを宿すことはないだろう
でも、幸せを噛み締めて前を向いて歩いていく
人は何かを創造する為だけにいなくてもいいんだと
ただ愛おしいからいる それを許し合えた二人の幸せが永遠であったことを私も胸が熱くなりました

琴線に触れる素晴らしい作品です

5

死がふたりを分かつまで

うるってなりました。
この作者さまの作品は少し苦手だったのですが、レビューを見て上下購入しました。
お互いがお互いを想い大切にしたいのに、うまくいかない。
きゅってなりました。

人の性格なんてそうそう変わるもんでなし、きっと、ドイツに行ってからも紆余曲折すれ違い掛け違いいろいろあって、それでもお互いを想い一緒にいたんだろうなあ、と思いました。
先立たれて、残るほうは悲しいし寂しいだろうなあ、けど最愛の人を置いて先に逝かなきゃならないほうも悲しいし悔しいんだろうなあ。
まさに、死がふたりを分かつまで添い遂げて、ハッピーエンドで良かったです。

4

感慨無量

何度も読むことができないほど、私にとっては心に沁みる作品です。
同時に、カバーデザイン含め小嶋ララ子らしい洗練された可愛さがふわふわと広がって、大好きな作品でもあります。

このタイトルを知った時点で、上下巻で作者はきっと"そこまで"描ききってくださるのだろうとなんとなく思っていたのですが、再度『君とパレード』からイッキに読み始めたら、読んでいる最中の"今、そのときの彼ら"にしか集中できない自分がいました。読み終えて、また振り返っても、「ありがとう」と言いたくなる作品。

学生時代から大人になり、さらに大人になっていく。
お互い大好きでも、通じ合っているはずでも、楽しいことばかりじゃない。
相手を想う気持ちをいつまでも大切にできるすばらしさ。
彼らは始めからずっとやさしかった。

すべてが詰まった三冊、
『君とパレード』
『パラダイス・ビュー上』
『パラダイス・ビュー下』
と、続けて読むことが自分のなかで決まっています。

4

ユーアーマイオール

下巻…2人の物語が完結します。

同性同士の悩み…
世間の目や家族の思い…全ての人から祝福されるわけではない辛さ…
色々な思いが詰まった今作ですが、本当はもっと単純なこと。

ドイツに永住するつもりで旅立とうとする智沙と、ドイツ行きを後押しする秀緒。
本当は行って欲しくない秀緒と、本当は止めて欲しい智沙…2人の思いは交差するばかり。
だけど、やっと本当の気持ちに気付いた秀緒は、智沙に行くな!と伝える。

わがままでも傲慢だとしても、どうしても手放したくないという気持ちだけが秀緒を突き動かしたのだと思います。
智沙の答えは…ドイツに行くというもの。
だけど、智沙だって秀緒を手放すことなんてもうできない。
だから秀緒に一緒にドイツに来て欲しいと伝え、秀緒は迷わずドイツに向かう。
秀緒にとっては智沙が全てであり、智沙にとっても秀緒が全てなのです。

ドイツで幸せに暮らす2人に涙が出ました。
幸せに押しつぶされないよう、幸せを噛み締めて暮らす二人が愛おしかったです。

描き下ろしでは、50代で智沙が亡くなったことを知りました。
死してなお、智沙の側にいて愛を誓う秀緒…
死に際に秀緒の生を願う智沙…
今までの2人の人生が幸せであった事を願わずにはいられません。

救いは、久住との友人関係が今も続いていることを知れたことです。
賛否両論あるかもしれませんが、私は素晴らしいハッピーエンドだと思いました。

3

最高な作品です。

『君とパレード』続編の下巻です。
上巻で、2人の仲が気まずくなり、そのまま一気に下巻まで読みました。

もう、泣きまくりました。
ホントに、ダメになっちゃうんだなぁ。。。久住先生はいい人だけど、やっぱり智沙には秀緒だよ~
飛行場まで秀緒が来て、やった~と思ったらつっぱねて智沙はドイツへ。
あぁ、この作品は悲しい終わり方なんだなぁ。
と、思ったら!
もう、そこからバーッと涙が出ました!
良かった!ホント良かったから、あまりネタバレして書きたくない!
でも、最後はやっぱり悲しかった。
20年くらいは幸せに一緒に暮らせたんだね。
最後の智沙の言葉と、秀緒の涙に、私も泣きました。
でも、読んで良かったです。
また、2人の出会いや、幸せな日々を読みたくなりました。近々『君とパレード』から読み直します!

2

圧巻

上巻に続いてのレビューです。
この作品は何度も読み返せる作品ではないな、と感じました。
上巻のレビューにも書きましたが、登場人物達の心理描写が見事すぎて読み返すのに覚悟が要る作品は初めてです。
上下巻を並べると2人が向かい合うカバーイラストも、裏カバーイラストの変化も好きでした。


「幸せにしたい」が「幸せになって」となり
「幸せにして」から「幸せになる」に変化していく。
166,167ページの見開きページに思わず涙が出た。
なんて美しいシーンなんだろうか。
自分の幸せよりも、ただ相手の幸せを望んでいた2人が、ようやくお互いが幸せで居ることが1番の幸せなんだと気付く。
正直、もっと酷く切ない展開になるのかと思っていたので、想定していたよりも優しい展開だと思いました。


賛否両論のようですが、私は描き下ろしを含めて好きです。
2人は仲良く暮らしました、で終わってもそれはそれで良いのでしょう。
けれど、私にはこちらのラストの方が幸せに満ち溢れたものだと思えてならないのです。
上巻や下巻の途中までは、智沙の方が秀緒の事をひたすらに、それはもう一途に思い続けていたように見えていて。
2人でいる事への覚悟や想いの強さも、智沙と比べると秀緒からの智沙への想いはどこか薄く感じてしまっていた。
しかし、この描き下ろしがあることによって、それは間違いだったのだと思い直しました。
「たとえ別れることになっても、これ以上好きになる人はいない」
秀緒が両親に告げた通り、共に幸せに2人で過ごした家でずっと側に居て、生涯をかけていつまでも智沙に愛を誓って貫く姿がようやく見えたというか。
幸せとは目に見えないものですが、握った手を最期まで離さずに秀緒に看取られ人生を終えた智沙と、愛する人の最期を看取ることが出来た秀緒はきっと幸せだったのではないでしょうか。
個人的にはこれ以上ない程のハッピーエンドだと思います。

3作を一気に読み、この作品は3作品揃って「君とパレード」で「パラダイス・ビュー」でした。
2人で過ごした尊い時間の全てが両タイトルそのものだったのではないかなと感じました。
読中は2人の心情に涙し、読後は穏やかで幸せな結末に涙する。
繊細で可愛らしい絵柄で紡がれる、ただそこに生きる2人の人間のお話。
心地良いような、心がかき乱されるような…なんだろうこの感情は。
不思議な感覚でいっぱいになる、本当に素晴らしい作品でした。
上下巻あわせての神評価です。

1

最後の最後で涙がっ…(;_;)

ほんとうに切ない…秀緒が優しすぎるあまりなのか、いろいろ考えてしまって、その間にふたりのすれ違いが大きくなってしまって…
もう、ただただ好きってだけで抱きしめて一緒にいるだけじゃだめなのかいって辛くなりました。
久住先生が本当に良いキャラでした。主人公ふたりとは全く違う性格のキャラなので、この人がいなければ成り立ってなかったと思う!秀緒に久住先生の勢いや熱さを少し分けてやってくれ~て思いました。

最後の最後まで危うい空気感で、どうなるかとハラハラしましたが、最後が別れにならなくて良かった!そしてちゃんと家族ともなんとかなってて良かった!
とハッピーエンドに安心していたのに、最後のアフターストーリーでもう、涙が…

赤星くんが秀緒より先に逝ってしまうなんて。ここまで後のその後より、ドイツでの2人の幸せな生活を覗きたかったよ~なんか2人の悲しいところばかり見せられてしまって苦しかったです。
でも、赤星くんが1人にならなくて良かった。赤星くんが幸せだったならもう良いです…
心がとても切なくなる話ですがとても好きな作品です。

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