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いやもう・・・切ないです…。
好きだからこそ、男同士という問題が大きくなってしまうんですよね。
攻めは受けのつらい過去をたくさん見ているからこそ幸せにしたいと思い、
受けは今の生活が幸せで手放したくなくて、ずっと一緒にいたい。
幸せにしたいと、お互いがお互いの幸せを考えていて大好きで仕方がないのにも関わらず、
世間体や家族からの反応などが大きく問題になってしまう。
考えて考えて、ようやく幸せになった二人。
すごく良かったです。
空港のシーンも温かくて幸せで、自然と涙がこぼれました。
ラストも良かったね…ね…!と泣いていました。
でも!!あの!!!!!!!描きおろしが!!!!!!!!!!!!
いやもう…描きおろしの1ページ目から「えっ?ちょっとまって」となってしまいました。
そうか…そうか…・・・・・・・・これは幸せ・・・なのかな・・・
攻めが泣きながら受けの手を握り、名前を呼ぶシーン。
もう・・・泣きました。涙止まりませんでした。
しかも終わり方も悲しくて悲しくて、描きおろしを何回も見直しては泣きました。
読み終わってからも、表紙の二人の幸せそうな笑顔を見ては泣きました。
流石ララ子先生だなぁと。
温かく優しいだけでなく、これは本当に幸せなのかなと思う終わり方でした。
読む側としてはもう・・・切なすぎて・・・・・。
男同士だから何も残せない、記憶しか残らないという最期が描かれていました。切なすぎる…。
綺麗に終わったからこそ残る、この切なさ。
私としては大好きです。こういうの待っていました。
温かく優しい、切ない上下巻でした。
賛否両論あると思いますが、私は大好きです。
ps.ララ子先生のpixivで補完系if漫画読みました。
切ないです・・・
より二人がお互いを愛し合っていたんだなぁと感じ、もっと好きになりました。
上巻で秀緒の家族に会いカムアウトした事で、ちぐはぐになっていた智沙と秀緒
秀緒は両親にお前の気持ちは同情ではないのかと詰め寄られ智沙への想いに揺らぎが生じる
私的には同情でも情は情だろ!と心で強く思いましたが
真面目で優柔不断な秀緒はその後も逡巡します
こんなに愛し合って、こんなに家族を切望する智沙との間に何故生命が宿らないのだろうと
そんな秀緒の気持ちを知り思い悩む智沙
『誓って』と愛を乞い離れれば呪うとまで言った智沙さえも
彼の心の内にある偏見に対する恐れや家族を持てない悲しさ等を感じ取り距離感を考えあぐねる
でも、秀緒も智沙も互いを想えば想うほどの悩みである矛盾
どうしたら、想う人が本当に幸せなのかを考え過ぎて感情の糸が絡んでしまいます
そんな折、智沙にドイツ医療研究チームへの永住を前提とした誘いが打診されます
不安定な関係のまま秀緒と離れる不安からドイツ行きへの返事を延期する智沙
その事を知った秀緒は自分の為に夢を諦めるなと伝えます
智沙は別れに繋がるであろうというドイツ行きに引き止めてくれなかった秀緒を泣きながら責める
離れる事を決めた二人、互いの幸せを願い智沙は『誓って』とかけた呪いを解く
しかし、秀緒は智沙を待つといいます
離れても、別れる事になっても智沙程想える人は現れないからと。
その想いを旅立つ前日に智沙は知りますが、今更どうしようも無く、旅立ちます
そこに秀緒が現れないようやく智沙へ行かないでくれ、俺の側にいてくれと懇願します
一旦は突き放す智沙が戻って来て、そんな顔で言われたらと、貴方を不幸にしてしまうかも知れないがドイツに来てくれと伝えます
ここで初め互いの気持ちが重なります
相手を想い手離す事だけが愛なのではなく焦がれてしがみついて離さない事も愛なんだと
ここまでの自己犠牲の愛から奪う愛までの葛藤、逡巡の描写が胸を突いて大号泣でした
最後は死が二人を分かつまで描き切って下さったララ子さんに盛大な賛辞を送りたいです
これからも2人の間には何かを宿すことはないだろう
でも、幸せを噛み締めて前を向いて歩いていく
人は何かを創造する為だけにいなくてもいいんだと
ただ愛おしいからいる それを許し合えた二人の幸せが永遠であったことを私も胸が熱くなりました
琴線に触れる素晴らしい作品です
最近ちょっと気になっていた作家様だったので、旧版の上巻を古書店で見つけてなんとなく買ったらたまたま持っていた「君とパレード」の続きでした。
購入後、下巻を入手していなかったので買ったままにして暫く置いておいたのですが、読んでみて下巻を慌てて買いに行きました。
しかし、これ…続きを待ってた人は辛かっただろうな…と。
上巻の最後に「下巻はしあわせターンくる」ってカバー下に書いてあったのでドキドキして下巻を読み進めましたが、最後の描き下ろしで切なくてなんともやるせない気持ちになってしまいした。
先のレビューの方も書いてらっしゃいますが、私も70歳のあの時点から逆算しました。
秀緒が30歳で智沙と一緒にドイツへ渡ってから智沙が亡くなって20年ってことは秀緒50歳の時のことですよね。
やっときた「しあわせターン」は20年…これって短いのか長いのか。
世間的には受け入れられないこともあるかもしれないけど、二人にとって家族が理解してくれて、一番受け入れて貰いたい人たちに受け入れて貰えて本当にしあわせだった時間が20年。
そうなるまでの時間よりも長かったとは云え、しあわせに感じる時間のほうがきっと早く流れただろうと思うと、きっともっとずっと一緒に居たかっただろうに…と思えてなりません。
肉体が亡くなっても想いは消えず、二人は何かにこれ以上裂かれることはないと思えば「良かったね」って思えますが、私にはチクリと胸が痛いラストでした。
できればもっと二人のしあわせエピも読めたらよかったのになぁと思いますが、とても良作だと思います!
しかし、私の買った状態だと上巻下巻で出版社が違ってしまって本棚に並んだ時に二人が揃わないのがまた切なく…そして、リブレさんから出た方にはカバー下が無いのがちょっと残念です。
小嶋さんて痛い作品が多くちょっと苦手なのですが(ゴメンナサイ…)、綺麗な表紙に釣られ表紙買いしてしまいました。
最近ジャケ買いしてなかったのですが、良かった!すごく良かった。上下巻とも既読ですが、こちらに二つまとめてのレビューを書きたいと思います。内容はすでに書いてくださっているので感想を。
秀緒と智沙。
お互い大切に想い、相手の幸せを願っているのに、すれ違う二人の気持ちが切なかった。
ゲイであることの葛藤を抱え、家族に愛された経験がないため秀緒に縋り、愛されたい智沙。
智沙を大切に想いながらも、男同士であることのためらいも感じ、また家族への愛情との板挟みになる秀緒。
どちらの気持ちも手に取るように分かり感情移入してしまった。
お互い相手の幸せだけを望み、なのにすれ違い、でもそれを二人で乗り越え幸せをつかみ取る。その過程が丁寧に描きこまれていて思わずウルッとしてしまいました。
普段感情を表に出すことのない智沙が、秀緒にだけ感情をあらわにする様を見て徐々に智沙の事が気になるようになる久住もとてもいい。ふざけているようでその実よく気の廻る彼がとてもいい味を出していました。
この二人の過去の話がさらっと描かれていて、もう少し詳しく描いてほしい…!と思ったら、「君とパレード」の続編だったとは…。「君と~」は未読なので速攻で買いに行きたいと思います。
あと最後の描きおろしの「Happy ever after」。
これも良かった。もう号泣。
二人は幸せな時を過ごしてきたのだと。
今は一人の秀緒だけれど、決して孤独ではないのだと。
永遠の愛を誓う二人に、涙腺崩壊でした。
文句なく、神評価です。
うるってなりました。
この作者さまの作品は少し苦手だったのですが、レビューを見て上下購入しました。
お互いがお互いを想い大切にしたいのに、うまくいかない。
きゅってなりました。
人の性格なんてそうそう変わるもんでなし、きっと、ドイツに行ってからも紆余曲折すれ違い掛け違いいろいろあって、それでもお互いを想い一緒にいたんだろうなあ、と思いました。
先立たれて、残るほうは悲しいし寂しいだろうなあ、けど最愛の人を置いて先に逝かなきゃならないほうも悲しいし悔しいんだろうなあ。
まさに、死がふたりを分かつまで添い遂げて、ハッピーエンドで良かったです。