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「もののふっ!」3巻(完結)!
2巻からの流れで、戦は不可避に。
従って、癒しの菊三の4コマ「もののふっ!」はほぼ封印、シリアスパートの「武士」中心に進みます。
十條寺家重臣の猛流と清流の、死と隣り合わせの刹那的な交歓。それは、明日俺がこの世にいないかも…コイツがこの世にいないかも…という限界の欲情。
そんな刻にあっても、明日また、2人で明日を…!という信念。
これが戦地での愛、ですよね…
強大な武田軍が乗り出してきて兵糧攻めにあう十條寺陣営。もちろん、菊三も空腹です。
それでもお城タンスからお饅頭を出して皆で分けようとする菊三の姿に、自決を決意してしまうお館さま!
この辺り、もう心が波打ってしまって…
菊三だけは助けなければならぬ、と六柘(むつ)に菊三をくくりつけ野に逃すお館さま。しかし容赦なく敵の矢を身に受けて絶命する六柘!
菊三は、菊三は…!
生まれた意味、生きる意味、ここで生きている意味、それらを爆発させ六柘と共に守護神へと変化(へんげ)する…
涙なくして読めない…
最終章、再びのどかな「もののふっ!」パート復活。
つまりは、あの時菊三は「神」になり、十條寺家、その領地全てを戦から護ったのです。お館さまはじめ、九鬼・八木・猛流清流・五十姫・忍び、すべて民草は助かったのです。
正直、どんな超絶ご都合でもハッピーエンドにして欲しかったからこれで心底ホッとした。
産土神様になったのに、何故か菊三は地上のお館さまにべったり、という呆気なさなんだけど、もういい、これでいい!
みんな、生きてて良かった〜!
菊三に惜しみないLOVEを!
とうとう、戦が始まってしまいました。
戦に負け続け食べ物も失い、皆が空腹になったところ菊三が残り一つのおまんじゅうを取りだし六等分にして皆に配る。
自分の分はおまんじゅうを切り分けた時のカスだけ。
もう、心が痛む。
六柘の背中で見る城が焼けていく姿。
それを、お館さまの死を黙ってみているなんて辛すぎ。
けれど、産土神となった菊三が皆を守りめでたしめでたし。
ってことだけど、人の姿になった菊三とお館さまの睦みあうシーンがもうちょいあって欲しかったな。
最後、戦が終わったあともう少しなんかあるかと思ったけど……物足りなさを感じます。
菊三は雲の上にお城があり、お館さまに会うために降りてくるようだけどもうお館さまのお布団暖めたり一緒に眠ったりはしないのかな。
お館さま、寂しくないのかな。菊三が成長したのかな。
美しく変身した菊三をもう少し見たかったよな。
前巻で戦のニオイがプンプン漂ってましたがとうとうその時が!!!
なのでほんわか4コマ漫画の数も少なくシリアス展開に突入です。
ああっ、やっぱり戦展開になると誰かが…?!
兵糧攻めにあい、お腹を空かせたお館様たちに
菊三が自分のおやつ、最後の饅頭1個を6等分
でもそれに菊三自身の分は入っておらず、残ったカスをペロペロには
どうしようもなく泣いてしまった。
そしてお館様の決断(自決)。
でも菊三だけはと逃がそうとするお館様他キャラ達にこれまたホロリ。
こういう終わり方なのかと思ってたら菊三が!!!
まさかこういう展開になるとは思ってもみませんでしたが
メインキャラ誰1人かけることなく
最終的にお館様と菊三のほのぼのが見れて、これまた嬉し涙。
最後の最後まで泣かされてしまいました(^^;)
待ちに待った3巻です。きな臭い感じで終わった2巻…。堀田との戦はどうなるのか、菊三とお館様の関係はどうなるのか、ドキドキしながら引き込まれるように、一気に読みました。
読んだ感想は、ひたすら感動という感じです。まさか、あんな結末だなんて…!!でも、誰一人失わなくて良かったと安堵してます。
避けられない戦へと向かう中で、いろいろな人たちの想いに胸が痛みます。
愛する人を失いたくないと、最後まで結ばれるのを我慢する清流と猛流。
最後までお館様についていくと覚悟をしてる家臣たち。
そして、望まない戦に家臣たちを巻き込んだことを悔やんでるお館様は、国が亡びる時には自分一人で…と考えているのです。
特に、愛する菊三だけは、生きながらえさせたいと…。
菊三とお館様の、お互いに痛いほどの相手への想いに涙が出ます。
ネコミミ美青年の時の菊三とお館様との、たった一度の絡みのシーンではゾクゾクして萌えました。
最後は、菊三が生まれた意味も分かり、壮大なスケールでの結末に感動します。
これで終わりだと思うと寂しいけど、今回も可愛い菊三を堪能できたし、結末にも納得いくしで、大・大・大満足です。どこかでまた、菊三たちに会えると嬉しいな~。
すみません、yoshiakiさんとタイトルかぶってます(汗)
でも、これしか思いつかなかったのでお許しを~
菊三のかわいさに、周りのあったかい愛情にキュンキュン萌え萌えを感じながらも、いよいよ突入した避けられない戦い。
もうね、涙があふれて止まらなかったよ。
おさらいの為に読み返した2巻すら、3巻の流れを知っているから何でもないかわいい4コマ漫画にさえ涙があふれて困りものです。
戦の死者の怨念と、猫の怨念が混じって生まれた菊三。
帯の言葉「生きよ、菊三」はお館さまの言葉であるのですが、
それはそのまま菊三の生まれた理由にもつながるとても大事な言葉。
抗えぬ戦国の世であるが故の
人の欲、嫉妬、妬み、そんなものの為の戦に命を落とすことの無益さは
無念の何物でもない。
菊三が物の怪から菊三として愛される存在になったのも、
お館様の慈愛の心あればこそ。
その下に使える者たちも、領民でさえ、だからこそお館様を慕い彼の為に働き命を投げ出してもよいと考える。
生きてナンボの命、
人を思うからこそ、生きていなければ
菊三の生まれた理由が回収された場面では涙と感動さえもたらされてしまったよ。
BL的にどうなのよ?
などと野暮なことは言わない。
もうこの時代背景、設定自体で十分にその世界があるじゃぁないか。
お館様と菊三も、力を得た菊三だからきっと、、、
などとその後のアレコレを想像するとデヘヘと思えてくるのです。
またいつか菊三に会えるかな?
わはは、この作品読んで思い浮かぶ言葉は、やっぱりこれっきゃないですよね!(笑)
さあみなさん、合言葉は「もののふっ! もふもふっ! もののけっ!」で♪