• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作東京ミッドナイト

藤堂弘也/裏世界を仕切るヤクザの4代目
三原真琴/ハーフの美少年 田舎から上京してくる

あらすじ

ヤクザとハーフ美少年の鬼畜なハードボイルド風。

作品情報

作品名
東京ミッドナイト
著者
雅桃子 
イラスト
高嶋上総 
媒体
小説
出版社
リーフ出版
レーベル
リーフノベルズ
発売日
ISBN
9784434008061
1.7

(4)

(0)

萌々

(0)

(0)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
3
評価数
4
平均
1.7 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

プレイは凄いけど・・・

この作品を読む前に、次作ダークナイトを先に読んだのでそちらの主人公が憧れてやまない真琴はどんな人!?と思った経緯があるのですが・・・

真琴、上京し立てでヤクザの親分に目をつけられ憐れ張り巡らされた罠に落ちてしまいます。

ヤクザの組長、藤堂の愛人として逃げることも叶わず日々調教されていきます。
ええ、様々なSM的道具でもっての調教プレイが目白押し。
バイブは当然、乳○クリップやらやら

そんな日々が続き、プレイに自らはまって快感を得てしまうようになった真琴。藤堂の愛し方に慣れ、すっかり身も心も調教されていくのです。
藤堂に愛されるため、もともとの美しさに磨きをかければすっかりどこぞの美青年!?ってシンデレラストーリーです。


そんなばかな~!?いいの?それで!!
基本的に受け子ちゃんであっても、気骨がある子が好きな私。
小鹿ちゃんで無力~な真琴が、藤堂の調教のまま心も身体も捧げますって心境の変化についていけませんでした。
その前に何かあるでしょ~反発とかいろいろ
あるんだかないんだかあっさりとスキップされてしまいました・・・

そして主人公の一人称が始終「私」だったのが気になります。サラリーマンとしてるうちはアリかもだけど、普段語でも私?
主人公の乙女キャラに私キャラだと、BLを読んでいる感じがしない。
ハーレクイーンで男女でいいよと思ってしまう。
作者さん男女の話も描いてるようですし、ハードなドSMプレイを描くときはBL仕様、と書き分けてるのかと推測。
でも他作品でもそうだったけど主人公の思考回路が基本乙女でBLとしてはキャラ設定に違和感を拭えません。

仮にも夜の街、闇の男の世界で誰もがあこがれる人と真琴がなるには女性的過ぎてイメージが湧かないので、残念だけどこの話ありえないファンタジーかな~

0

ソフィスティケートされていく田舎者

これは…田舎の農家出身のしがない青年が東京の地で、
借金のカタにヤクザに買われ…わずか3カ月で!
身も心もいろいろと洗練されてゆくという、田舎者変身物語です。
ええ、「身も心も」というところに注目ですよ、皆様!
本当に身も心も…まるごとなんです☆ まるごとヤクザの情夫に変身..
ヤクザ・藤堂は、とりわけベッドの中でのことを、ひときわ熱心に調教..
いえ、丹精していましたから(苦笑)
ちょっとだけ紹介しますと…監禁? 乳首クリップ? アナルストッパー?
貞操帯? バイブ? とにかく大人のお道具を最初から駆使です(驚)
(↑ここまで読んで引いたお嬢様方には、正直あまりお薦めできません。
  この手のプレイ描写には、好き嫌いがありますからね。)
逃げも隠れもしない調教ものです。それもヤクザ!
(↑SM好きのヤクザなんて、あまり見かけませんねぇ…ザラにいたら怖いけど。)
信じられないような話ではありますが(←読後の今も、やっぱり信じがたいですが…)
それでも田舎者・真琴は変身してしまいました。
都会の夜が似合う徹底的にソフィスティケート(洗練)された、とことん藤堂好みの男に!
あれほど嫌がってたのに、またどうして? …って話ですよね。
もうこれは、慣れの問題としか説明のしようがありません(笑)
それにストックホルム症候群のようなものも、ちょっと混じったような(苦笑)
藤堂と生活するうちに(しかも監禁状態!)藤堂のライフスタイルが、
少しづつ感染していくような…そんな感じでしょうか。
(↑実際、ベッドでの好みは…かなり感染していきましたね~)
ついでにファッションセンスなんかも都合よく感染して、
元がコバルトブルーの瞳の美青年ですから、洗練されがいも一流…
…というのが真相でしょう。
朱に交われば赤くなるという、極端なお話でありました。
それでも…このお話の救いは、真琴の根っこの部分です。
「ロレックスよりも、おばあちゃんの扇風機」を喜ぶ美貌の男が、
夜の街に君臨しているなんて!!!
BLにはやはり、これくらいの甘さがなくては☆

1

3か月の間に何があったの!?

藤堂弘也(裏世界を仕切るヤクザの4代目)×三原真琴(ハーフの美少年 田舎から上京したばかり)

美少年の真琴がヤクザの藤堂に見染められ、強引に手元に置かれた上でアレコレと調教され、そのうち身も心も藤堂のものになっていくという話です。

…何か色々突っ込みたいところはあるんですが、とりあえず最初に気になったのは、真琴が自分のことを「私」と言う点です。せめて「僕」じゃいけなかったのかなとずっと気になってしまいました。それからいきなりエロシーンが始まっていてかなり驚いた箇所があって、結局それは真琴の夢だったというオチなんですが、あまりの唐突さにてっきりページがごっそり抜け落ちちゃったのかと思いましたよ(苦笑)。

ただでさえ最初の方は凌辱・調教的なシーンが多いのに、ヤクザの藤堂が鬼畜キャラっぽい上に、真琴への愛情というよりは執着みたいなものしか感じられず読んでいてあまりいい気分ではなかったです。でも真琴と藤堂がどうやって歩み寄っていったかという経過がしっかり書かれていないのに、いきなり3ヶ月後ぐらいに時間が経過している設定になってしまい、そこでの真琴はもう藤堂を受け入れてしまっているんですよね。…その3か月の間に何があったというのか!?「イヤイヤ」でもいい気分はしませんが、そんなに急になつかれても戸惑っちゃいます。

結局藤堂の調教のおかげか、はたまた元々の資質もあったのか、真琴はお道具を使ってのHでも楽しめるような子になって、さらに藤堂からホストクラブの経営まで任され、夜の街でその存在を知らぬ者はいないと言われるまでになったそうな。めでたしめでたし(苦笑)。





2

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP