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いつも惹かれる不思議なモノ。初めて惹かれた不思議な――ヒト。
15年前に与えられたものの為に 必要のないものは全て削ぎ落としてきた
そのお陰で極度のブラコン
愛想も 飾る言葉も持ち合わせない
そんな男の眸の色が不思議なものに見えた
不思議なものにしか興味がない不思議ちゃんと 弟が自分の全てな養護教諭
弟以外に興味がないってのもここまで来ると病気なのでわ?と思えるくらいいっちゃってる
転入した弟にくっついて転勤しちゃうくらいの執着っぷりなのに 度を越した兄に弟のそっけないこと
最初の気になったキッカケが「眸の色」ってわりに その色が何色なのかも なんでその色なのかも分からず 他人が見てもその色なのかも出てこず そこばかりが気になる
託され守り続けたものから渡された引導に 何も持たない空っぽの自分が虚しくなっる
そんな空っぽの部分を埋めてくれる言葉 固く閉ざした場所から掬い上げるように差し込む光
いつもひどりだったもの同士 内に秘められた自分にはなもに向く好奇心
不思議なものって 自分が知らないものはすべて不思議なもの なのね
眸の色が ってのも そういう意味でいいんですかね?
いやぁ 不思議 何回読んでも ゆるゆるしてるのはわかっても 言いたかったのはコレだ!って部分が あたしにはよくわかんない話なんだけど 妙に後味だけはスッキリなのよね
書き下ろしが地味にツボったからかな?
店頭で表紙の美しさに惹かれ購入したのですが、表紙だけでなくストーリーも絵も何もかもが美しく、世界観が統一されていたところにとても感動しました。
エロ度は少ないのですが、決してシリアスな内容ではなく、ゆったりとしていてほのぼのとした展開です。
尊さMAXでした。
登場人物も少なくスッキリとした人間関係も安心して読めますし、なによりも先生と主人公がとても美しくて!!!!!!買うか迷っている方は是非買うことをオススメします。
このコミックスが央川みはら先生の初コミックスということで、これからの先生の活動にとても期待しています(ˆoˆ )
一見フワフワしているだけの様に
見えますが、口に入れてみると
なかなかどうして。
しつこく主張しない味わいですが
旨味はじんわりと滲み出してきます。
登場人物達が浮世離れしている様で
実はすぐ隣りにいそうな感じが良い
ですね。
合間合間に挟まれた俗っぽい人達の方が
浮世離れしている様に見えてきます。
まあある意味浮世離れしてるんですが。
そういう中でじわじわと縮まる距離感は、
徒や疎かでどうにかなる事は多分無いの
でしょう。成就するまでやきもきする
事はあっても。
海洋生物研究部という特殊な舞台設定と
表紙で気持ちよさそうに泳いでいる魚たちに誘われて
何気なく手に取ってみた一冊です。
弟のこと以外興味を持たない保健医の小樽先生(攻め)と
好奇心旺盛で不思議なもの好きの海洋生物研究部部長はたてくん(受け)の
お互いの変なところが水槽いっぱいに詰まった、
ちょっと不思議で、きらきらした恋の物語。
一番に目を引いたのが、はたてくんのまっすぐな瞳でした。
興味あるものを見つめるときの、絶対に逸らさない
吸い込まれるような瞳が、すごく印象的。
画がとてもきれいなことも手伝って、読み手から目を離させません。
初コミックスだなんて思えないくらいです。
個人的に一番好きなシーンは、
弟くんから兄離れ宣言をされ、空っぽになってしまった小樽先生に
はたてくんが、彼が空っぽではないということを
まるで告白するみたいに、心地よい言葉で満たしていく水族館の場面。
言い終わる直前、これまで伏し目がちだったはたてくんの視線と手が
小樽先生をやさしく捕える一連の描写は、とてもきれいだと思いました。
私的萌えポイントは、はじめて小樽先生の方からキスをされ
驚きと照れでいっぱいになったはたてくんが
『先生はそこで大人しくうろうろして
好きにじっとしててください!』と放った言葉。
照れの言葉まで不思議なはたてくんが、可愛くってきゅん!
不思議なものを水槽いっぱいに詰め込んで
好きな人に見せたい、一緒に見たい、というクライマックスは
まさに『水槽オペラ』というタイトルにぴったりだと思いました。
不思議、でも、心地よい読後感に包まれた作品でした。
あと、個人的に助演賞をあげたい弟くんCP、
スピンオフで読んでみたいな...
「801 AUTHORS 108」で絵を見て、
攻めが格好いいなぁ~くらいの気持ちで誘われて読んでみたら、
予想以上に面白い、深みと温かみのあるとても素敵な本でした。
受け:表紙右、不思議なものへの探求心がとても強い男の子。
不思議な模様の蟹を追いかけていたらいつの間にか、
海に浸って寝ているような、不思議な子でもある。
有名私学に通う高校2年生、その学校の理事長の孫で、
海洋生物研究部の新部長。
攻め:表紙左、受けが通う男子高の保険医。
弟の写真を持ち歩くブラコン。
弟以外の人、自分さえもどうでもいいと思っている。
言うことがすごく率直、でもそれだけ真っ直ぐな人。
受けの不思議なものを知りたい欲求が、
初めて人=攻めに対して発動されて、受けは積極的に近づくも、
受け本人も最初は恋との認識がない。
そんな受けを、
弟以外に興味がなく面倒事が嫌いな攻めは、冷たく扱う。
それでも、受けはめげずに攻めのことが知りたくて近づいて…
相手を知るごとに惹かれて好きになっていく様子、
距離が近づくとふたりの間に少しずつ親密さが生まれていく様子が、
とても丁寧に描かれていて、読者も一緒に引き込まれていきます。
ふたりの過去や状況が少しずつ描かれて、
実は似た者同士なんだと分かり、
だからこそ、見えることや理解できることがあるんだと分かっていく。
出会うべくして出会った相手って感じでいいな。
そんなふたりが恋を自覚する、その瞬間はとても可愛いらしい。
そして、
一緒に同じものを見て、
一緒に不思議だねって感想を言い合えたら…
その相手は、あなたがいい…そうお互いがちゃんと思い合っている。
そんなふたりに心あたたまる気持ちにさせられました。
海洋生物の水槽に囲まれた雰囲気は美しく、
攻めの弟やその想い人もすごく存在感があって、
それに、ちょい役までもが個性的で、
萌え×2では収まらない魅力が沢山詰まった、とても素敵な本でした。