• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作みずいろの町まで

吉野誉 高校生
北原 高校生 “かずくん”

その他の収録作品

  • それからこれから

あらすじ

「俺、転校することになったから」
女子もおっぱいも大好きvなフツーの男子高校生・誉と、そんな誉を甘やかしてくれるクールな幼なじみのかずくん。
毎朝一緒に登校していたのに、かずくんの転校が決まり、さらに帰りの電車の中、突然キスされてしまい―――?
「引っ越しても忘れて欲しくなかったから」
男子高生たちの恋愛モラトリアム期間v
ラブでHな描き下ろし大量収録!

作品情報

作品名
みずいろの町まで
著者
嶋二 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
発売日
ISBN
9784799725740
3.4

(44)

(4)

萌々

(20)

(15)

中立

(2)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
8
得点
147
評価数
44
平均
3.4 / 5
神率
9.1%

レビュー投稿数8

ザ・青春

幼なじみの高校生、一人が引っ越しにより転校することとなり
離れて初めて、相手の大切さ愛おしさに気付く・・・そんなお話です。

女の子が好きな誉とその誉を甘やかすかずくん。
誉のことが好きだったかずくんが転校するとき告白。
驚いた誉だけど、転校してしまってから気づくかずくんへの気持ち。
ピュアな高校生のラブストーリーです。

当たり前にそこにいた人がいなくなったとき、初めて気づく大切さ。
近くにいることが当たり前になっていた相手からの突然の告白。
そして、その告白で揺れ動く心。
離れてわかる、自分の本当の気持ち。
小さい時から一緒が当たり前でいたかずちゃんのことを
本気で考えた数か月。
そこで初めて気づいた「好き」という気持ち。
普通の高校生の当たり前の日常だから、共感できました。
だけど、私は女の子がいっぱい出て来るのはちょっと苦手なので
そこだけ残念でした。
ごく普通の男の子のお話だから、もともとは女の子が好きだったり
初Hは女の子とだったりは当たり前なんだろうし
かずくんの場合、女の子とのHの後から何かが変わったのだから
表紙裏の件は必要なんだと思うけど、かずくんと女の子の絡みは想像したくない・・・
という自分勝手な意見です。

驚きだったのは攻めだと思ってたかずくんが受けで誉が攻めだったってこと。
てっきり逆だと思ってました。
かずくんは女の子とも経験あるし・・・
脱童貞に一役買ったかずくん、男前でした。
この2人、逆も有ってことかな?
遠恋になった2人だけど、これから大学社会人とどうなってくのか楽しみ。
Hの時かずくんが「はなれてても、好きでいられる?」て聞くセリフ
なんだかキュンとなりました。
遠距離って離れてそれぞれの見えない生活があるから
なんでもないことに不安になったり、心配するのが当たり前。
この2人も最初から、そんな問題だらけのスタートだったから
信じてるのに不安なんだと思う。
ハラハラドキドキもいいけど、キュンときてほろりとなる
そんな二人のこれからを期待します。

10

らしくっていい。

好きな作品には、見事に好みが反映されてるんですね。高校生を主人公にした物語にはこんな感じを求めているのかなぁ、と実感させてくれた作品でした。

小学生の時に転校してきたかずくんに誉が声を掛けたことがきっかけで、以来ずっと仲良しの二人。同じ高校に進学したかずくんが突然、都内の高校へ転校すると誉に伝えてから、二人の関係がギクシャクし始める…。というシンプルなストーリーです。

二人の気持ちの描写がとても丁寧で、かずくんの誉へ抱く想いを大事にしつつ、ちょっと仕掛けてみようとチャレンジする様子に男の子らしさを感じるんですよね。他方、誉は典型的な鈍感タイプで、いつもかずくんと一緒にいられなくなる淋しさを想像し始めてから、彼の水臭い態度への戸惑いと無自覚な自分の感情とが綯交ぜになった、イライラモードに入ってしまう。誉の複雑な胸の内がよく伝わってきます。そんな二人の気持ちがどこに向かい、どう着地するのか。すれ違いや駆け引きを盛り込みつつ、読み進めていっても淀みのない展開で、読んでいてとても心地良かったです。

それぞれの家庭環境や学校のクラスメイト、気になる女の子の存在もストーリーにさりげなく描きこまれています。そのあたりは好みが分かれるかもしれません。…にしても、ポケットの中に入れっぱなしのチョコレートって、大概原形をとどめていないものなんじゃないのかなぁ。しょーもないんだけど気になってしまうエピソードでした。

4

青春1ページで終わらないでほしい

小学校からの幼馴染が転校する。
毎日会えるのが当たり前だった。
何かあったら一番に話すのも当たり前だった。

つらい。
想像しただけでつらい。
何年生かははっきり書いていない(なかったですよね?)けれど、先輩がいるから確実に1年か2年なわけで、離れることがどういうことかまだ実感のないところまでしか描かれていないので、もうその後の妄想が止まりませんでした。つらい。

かずくんが引っ越す手前で意地を張る誉に若さを感じました。ある程度の年齢だったら「あと何日で離ればなれ…」と思って、必死で時間作って一緒にいようとしますよね。それをしないどころか、連絡もスルーしたり避けたりしてしまう。この辺りに「いつでも会える」と思っている幼さや、離れるという実感がない若さを読み取れました。もったいないと思わないんですよね。若いうちの時間は無尽蔵!大人になって分かることですが。

とりあえずCP成立したものの、これからほんっとうにいろいろあるだろうなと思わせる2人。
かずくんはモテモテ男子だったので、新しい学校でもモテるでしょう。そこで誉がやきもち。信じてくれない誉にかずくんが「少し頭冷やしたい」と距離を置く。
距離を置かれたことで不安になった誉が連絡しないで会いに行く。誉に似たタイプの友人と仲良くしているかずくんを目撃。「あの場所は俺の場所だったのに…。俺じゃなくてもかずくんは…」とさらに凹む誉。会わずに帰る。連絡も断つ。
そして10年後。高校の同級生の結婚式で再会した誉の左の薬指には結婚指輪が。「今日は篠田、来られなくて残念だったな。でもお腹の子は順調?」と誉の肩に腕を回しながら話す同級生を目の前に、笑顔がつくれないかずくん。「俺はずっとお前のこと待ってたよ…」
みたいなベタな妄想しました。疲れた。

エレベーターの2人の姿を見て「あ!」と思ったら、やっぱりそうだった。
このCP、他の作品に出て来すぎてもはやウォーリーを探せ状態です。

1

高校生の夏

予想と逆だった!!
それは、別として。

夏の男子高校生2人のお話。
幼なじみのかずくんが、急に引っ越すことになり、誉は寂しさを感じるのに、上手く言葉にできず。そんな時、かずくんからの告白。。。
内容は、王道!離れることがキッカケで、相手を意識し始める所から先は読めてしまいます。
でも結構丁寧に描かれているので、高校生の夏という爽快感の中で、離別の寂しさや気持ちの葛藤が、高校生ならではな感じで私は好きです。
主人公が「かずくん」と呼ぶのが、可愛いなぁと、読みながら何度も思いました。

勝手な予想で、誉が受だと思っていたので、『それからこれから』では、そりゃもうビックリしました。
いや、もしかしたらかずくんもビックリしたのかも!!と疑うくらい。
でも、全てひっくるめて、爽やかで良かった。
一つあげるなら、2人の顔の描き分けが、もっとはっきりしていると良かったかなぁ。

0

最終話まで勘違いしたまま読んでました

表紙の青と白のカラーが綺麗で手にとった本です。
はい、青色系大好きです。
綺麗な青が表紙に描かれているとそれだけで何か気になる←

…描き下ろし読むまでずっと…攻めと受けを反対だと思ってました(;´∀`)・・ァハハハ・・ハハ・・ハ・・。
(※描き下ろし=初H)
いや、最終話の階段踊り場での告白には「ん?なんか誉が“男の顔”してるなー攻めみたいw」とかちょろっと思ったけども。
けどもだ!
ずっと、かずくん攻めだと思ってたんだよ!
かずくん女の子経験あるらしいし!(※誉はDT)
マジかよ、そっちかよ!
取り敢えず、ピュアで可愛い話でした。

あ、そうそう1話目にですね1個上の先輩CPが出てくるのですよね。
もちろん男の子同士。
マンションのエレベーター前でチューしてたこの2人、『隣の食卓』同時収録作品「二人だけの国」の下雅意と栗生だそうです。
カバー下を見ると最終話にも出ていると書かれていたので探してみたら…いました!
文化祭のお化け屋敷入り口あたりにw
こういう描き込みって遊び心があって面白いですね(*´艸`*)

3

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP