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家族の絆とうぶな恋のものがたり
男ばっかり4人兄弟のおうちに居候することになったNY帰りの高校一年生の話。長男は高校の先生、次男と三男はその高校に通う3年と2年、四男は幼稚園児という家族構成です。
受けは正直誰とくっついてもいい、と思いました。それほどどのキャラも個性的で魅力的でした。実際くっつくのは三男と(表紙に描かれてるし、カップリング表記にも書いてあるのでネタバレではないかな…)なんですが、いやまあ三男でもいいよ…というかんじ。
受け攻めはともかく(←)、ちみっこスキーとしては、三歳児の四男があざと可愛すぎてモンゼツしました。最初は歳の離れた兄弟の中で少々ふれあいに飢えてて寂しそうで、それが切なかったのですが、受けくんが現れてだんだん甘えっ子になっていくのがもう! キュンキュンしっぱなしでした。BLのちみっこ好きなかたは読んで損はありません。
きっと大きくなったら、受けくんを狙うキャラが一人増えるのでは…と思ったり。
作者さんの作品は初読みだったのですが、ほかの作品も読んでみたいと思いました。
海外から1人帰国した主人公(ゆいと)が
イケメン4兄弟の大地家に居候するお話です。
表紙の絵のやわらかい雰囲気とちびっこの可愛さで購入しましたが大好きな1冊になりました。
特に小さい子供が出てくるお話が好きな方なら絶対に読んで損はないと思います。
末っ子のせいちゃんがとにかく可愛くて癒されます。
性格が全然違う4兄弟なので家族として互いを思いやり大切にしているのに、上手に気持ちが伝わっていなかったけれど、優しくて色んな事によく気づける
ゆいが入った事で兄弟の関係性もだんだん良くなっていった所も良いなと思いました。
ゆいと生活していく中で兄弟がそれぞれ彼に愛情を示すのですが家族愛とも恋愛とも取れるので
兄3人の誰とカップルになっても良いな〜と思いました。
1巻で終わりなので、その辺りの描写や気持ちの変化が少なくなってしまうのがとても勿体無く、機会があれば是非ぜひ続編を読んでみたい作品です。
表紙の可愛いショタに釣られ、いそいそと購入させて頂きました。
あとにも書かせて頂きますが、表紙通りとってもとっても可愛いショタで大満足です。
お話はとある理由から受けが四人兄弟の住む家に居候するところから始まります。
四人兄弟は受けの親の上司の子どもなので、受けと四人兄弟は全くの赤の他人。
また、どちらの親も海外赴任中です。
受けは穏やかでしっかりしていて、優しいお母さんと言った感じ。
終始敬語で、末っ子の三歳児にも敬語で対応しています。
四人兄弟の長男は泣きぼくろが色っぽい、落ち着いた雰囲気の高校教師。
ただし怒らせると怖いらしく、次男三男共に長男には敵わないと言っています(笑)
次男はふわっとした髪型同様、軽い調子の高校三年生。
学校で女の子とイチャついたり受けにちょっかい出したりしつつも、お兄ちゃんらしい部分もちゃんとあって良かったです。
三男は頑張り屋さんで優しい、良い意味で普通の高校二年生。
表紙からも分かる通り、彼が受けのお相手となります。
そして末っ子の三歳児はとにかく可愛い!
兄弟思いで、受け大好きで、良い子で、とにかく可愛い!
泣いても可愛いし怒っても可愛いし、もちろん笑っても可愛い!
最初から最後までとにかく可愛い!
こんな感じで、全部で五人ものキャラクターが登場するのですが、きちんとキャラ分けされていて読みやすかったです。
また、それぞれにエピソードがあり、それぞれがストーリーにしっかり絡んでいるにも関わらず、変に飛躍したり無理矢理に感じたりすることもなく。
おかげで、受けの介入により変わる兄弟たちと、その過程で築かれていく受けと兄弟たちの絆を温かく見守ることができました。
ただ、受けが攻めを好きになった理由がいまいち弱いと言うか分かりづらいと言うか。
笑顔の似合うほのぼのとした良いカップルだとは思うのですが、少しだけ引っかかりました。
その事もあり、評価は「萌」か「萌×2」か悩みつつも、末っ子があまりにも可愛かったので「萌×2」とさせて頂きます。
キャラクター作りや動かし方、ストーリーとの絡ませ方はとてもお上手だったので、いちかわ先生の他の作品も是非読んでみたいと思います!
本棚整理がてら、レビューを書いていなかった作品を読み直し中です。
読み直すと最初に読んだ印象と全く変わらないものと、全く別の感じになるものとあって面白いですね。
この作品に関しては1回目に読んだときと同じでした。
父親の上司の家に居候することになった男子高校生・維人の話です。
上司の家には4人兄弟がいて、上から桜兄(高校教師)、海生(高3)、穂高(高2)、星司郎(3才)という家族構成で、4男だけ母親が違うという設定。
異父兄弟に2才の息子を丸投げする後妻に引っかかるけれど、星司郎がいないと維人のスーパー家政夫ぶりが成り立たないのでそこはスルーで。
人物設定が微妙なところがあるんですよね。
維人は冒頭で母親に「あなたは社交的じゃないから」と言われたり、穂高にも「引きこもり」と言われるシーンがあるのですが、全編通してすごく社交的。両親の教育方針のせいで年齢のわりに悟っていて、冷静に状況を判断するし感情的になることはない子です。3/4が初対面の家にあれだけすんなり溶け込めるって、十分社交的ですよね。これも状況を見極める処世スキルなのかな。
桜兄が一番大人なのにすごくめんどうで、若干病んでるの?という印象の前半。母親が亡くなって、父は海外赴任。きっと苦労して小学生の弟2人を1人で育ててきたんだろうと思うのですが、維人の登場で拗ねちゃう。大人なのにそれは…と思ってしまった。維人の影響を受けてか、元の自分を取り戻したのか、後半は面倒見の良いひとになるので、前半のキャラが余計に維人が全員と絡むための設定に見えて不自然に感じられてしまいました。
海生と穂高の関係は裏に深刻な事情がありましたが、これは完全に父親がだめすぎる。穂高を生んで死んだ母親。「お前に命を懸けた母親のためにも立派に生きろ」と小さい頃から言われ続けたら「よーし、がんばるぞ!」なんて真っ直ぐに育つわけもなく。自分のせいで母親が死んだ、父や兄たちから母親を奪ったのは自分。どうにかして償わなければという気持ちを植え付けられてますよね。自分は母親に甘えるどころか会ったことすらないのに。可哀想すぎます。そういう思いを抱えているのに表面上は好青年なのも泣かせる。
そんな穂高を一番近くで見ていた海生は穂高から罪悪感を取り除きたいのにやり方が分からない。それで結局穂高を試すという方向に突っ走ってしまったのかなあ。子どもの頃から抑え込んできた穂高の感情を爆発させてあげたかったんでしょうね。やり方はいずれにせよ…。
海生と穂高が維人を取り合ったときの桜兄の台詞が良かったです。「お前たちは知らないだろうけど、ああいう人間は他にもいる」とかいうところ。
海生は1才から、穂高は生まれたときから母親を知らない。維人のやり方はまさに母親的アプローチなんですよね。星司郎への対応にしても、兄弟げんかを俯瞰する感じにしても。
「怒ったら怖い」という父親的アプローチで兄弟をまとめてきた桜兄をいじけさせてしまった理由もそこだと思うのですが、維人には母性がある。そのことを暗に示していたのが、はっきり「お前たちが求めてるのは母親だ!」と言うよりうまいな!と思いました。
レビューが長い。長いけど、いろいろ考えさせられる話でした。
星司郎が可愛かったです。
作家様買い。
海外赴任の親元を離れて、日本で居候生活をすることになった維人(受け)。
居候先は両親の上司の息子たちが住んでいる家でー…。
男4人と一緒に暮らすのですが
長男(桜介)は維人の通う学校の教師で
次男(海生)、三男(穂高)が維人の学校の先輩になり
末っ子の星ちゃんは幼稚園児ですごく可愛いです。
最初はバラバラなところがある兄弟ですが
維人が来たことによって少しずつまとまっていきます。
それだけならすっごく良いハートフルなお話なのですが、
兄弟みんなが維人を好きになるけど維人にどんな魅力が詰まっているのか
そこが私はいまいちわかりませんでした。
持ってないものを持ってるからなのかなー?とも思ったけど
それにしてもそこまで魅力的なのか…?と。
家族愛も良かったし、維人と穂高が結ばれたのもよかったけど
そこがちょっと引っかかっちゃいました。