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智ははずるいなぁ。
二股がばれると、”あいつが本命”とはっきりと言うのです。
そんな残酷な言葉をクゥを甘く抱きながら。
”本命”という言葉がずるいです。遊びやワンナイトではなく、”本命”と言いきるので、まるで智の二股が正当化されてしまいそうです。
智とは最初から身体で押し切られ、夢中になってしまったクゥ。
それからクゥは嫉妬と快楽を同時に味う事になり、それが麻薬のように身体に染み込んでします。
嫉妬に泣きながらも智にすがりつく、クゥ。
そんなクゥのことを、大好きといいながら抱きしめる智。
そして『俺、どうしよう?どうしたらいい?』
ずるいなぁ。こうやって決断を相手任せにするのって、本当にずるい。
智は、時にはクゥに嫉妬して抱きつぶしたかと思うと、別れを切り出したりもします。クゥの嫉妬を自由自裁に操りながら、身体の快楽にはめ落おとす、智。
いや、こんな抱かれ方したら、智から逃げられませんって。
智の”クズ系色悪”の危険な魅了と、”浮気されても好きは好き”、というクゥの心理が痛いほど伝ってきます。
残念なところは、絵に白い部分が多すぎです。
もう少し、背景まで丁寧に描いてほしかったなと思います。
心はどこにある?
気さくな職場の先輩:智に誘われカラダを繋げたクゥは優しい智に惹かれ順調につきあっていると思っていたある日、ふたりの前に現れた男:アゲの存在に自分の勘違いを気づかされます。
タイトルやジャケ絵から三角関係(3P含むww)を期待していたんですが、三角とはちょっと違うというか、直線上に3人が並んでいるような感じでした。
自分の彼氏が目の前で「あっちが本命」って自分を置き去りにするってどんだけ手厳しい仕打ちてすか、しかもそのあとも普通に接してくるって清々しいクソビッチあらわるだよ!!とワクワクしてしまいました。
智はいたって真面目にクゥも好きだけどアゲは「特別」で「どちらかならアゲを選ぶ」と言います。
けれどクゥにすがられると、アゲに別れを切り出します。
はぃぃ?なぜ?
それでいていちばん好きなアゲとのことを上書きされるのが切なくてクゥとはセックスレスって!!
恋人(=一番目の男)って枠(肩書き)がほしいわけじゃないでしょうに!!
細々(こまごま)とクゥの気持ちはモノローグと表情で語られているものの智の移り変わりが不透明です。
表紙に投げかけられた3人としての関係性がさほど深まることもなく序盤は平坦な印象をぬぐえませんが、もともと三部作としてまとめられた作品だけに次第に盛り上がりを見せます。
それぞれの章のタイトルが彼らをそれぞれ表しています。
智の生い立ちエピソードが明かされて「二番」がクゥのことだけでなく、智本人をも意味することもうかがえます。
「いかないで」と泣くクゥの中に自分を見つけたんでしょうか。
智がクゥを幸せにしたいと思う気持ちは本当だと思うのですが、クゥ相手なら「一番」になれるからと思ったからなのかな…と考えてしまうゲスな私。
アゲと智のなれそめ話が好きでした。
それだけにタチの智を翻弄するアゲの危うさや気性がもっと掘り下げられていると嬉しかったなぁ。
カバー下に描かれているアゲの設定にめっちゃ萌えてしまった。
誰かの「一番目の男」になることはできても、それが自分の「一番好きな男」じゃないのは切ないなぁ。
切ないのは大好きだし、誰よりも愛されたいという気持ちを焦点に絞った筋立ても面白いんですが、着地点になんとなくモヤモヤしてしまうので評価は【萌】で。
とことん心の奥底にひそむエゴや執念をえぐり出して3Pへ落ちついてくれたら良かった←
表紙が気になって買いました。
智が本命いるのにそれでもいいから別れないでほしいって一筋なクゥにとても心が痛みました..泣
泣き顔がかわいくて笑
しかし個人的にはアゲとくっついて欲しかったのです..笑
お互い両思いなのに智には離れているのが耐えられなかったのでしょうね泣
あああでもお似合いだったな〜
本命より2番手をっていう王道のBLとはすこし違って雰囲気のある作品でした!
でも勝手ながら読み終えて少し不完全燃焼だったので☆3つにさせていただきました!
なんでもいいけど、これアゲについて海外いっちゃえば済んだ話ではないのか・・・・
や、身もふたもないな(スミマセン
お話的には、3Pなお話なのかと思いきや
それぞれ別個。
本命はいるけれど、相手は何かしらの理由で一緒にいられない
だから2番目の男と関係をもった。
可愛いし好き。自分のことだけを見てくれる相手。
けれどやっぱり一番は・・というところ。
何かしら深刻な理由があるんだなーと思っていたオチが
あれだっただけにというのが、ちょっと難。
私の考え方が間違っているのかどうなのか。
とはいえ、このルビ。
表紙を見たときからのひとめぼれでした。
ヤンキーっぽいヴィジュアルの子がサンドイッチされるの大好物っ!
視点は、受のクゥから始まりますが、主軸はルビ。
本命は別にあるけれど、一生懸命なクゥが可愛くて、
一番の男に別れを告げて。でもでもそれでも・・・という展開。
いろんなことを無視すればかわいらしくてよい作品でした。
巻末の、リバーシブルもおいしかったw
「この人なんでタチやってたんだろ」
ほんとだわww思わず突っ込みを入れてしまいましたが
そこが一番好きでした。次回作も期待
いいと思う…いいと思うんだ…こう言うテイスト好きではあるんだ…絵柄も好き…でもなんだろう…
アゲハって必要?…いや…必要なのか…う~~~ん…カバー裏の結末があったからこそ、こんな微妙な気分になるのかな…?
なんだろう…全員が女性恋愛脳だからスッキリしないのかなぁ…う~~~~ん…
いやほんと、悪くはないんだけどスッキリしないと言うか…う~~~~ん…w