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もう一度会えたことは、別に特別な運命じゃない――
優しくて暖かいお話。攻めの鴇沢が魅力的でした!こちらの攻め、イケメン・執着・一途・ちょいヘタレ弱虫・ちょい変態といった感じでございます。でもしっかりしているところもあって、こんな子に一途に愛されていいなーと羨ましくなりました。
物語の再会は、どんな天文学的確率で出会うのよ、とツッコミたくはなったのですが、【星を手繰る】ですからそれもよし。ちょっと無理がある設定だったんじゃない?と思ったのはそれくらいで、後はストーリーに没頭できました。
とても綺麗なお話なので万人にオススメです。
「美しい彼」が好きな人などにオススメだと思います。
攻めにとって受けは言うなれば「推し」で、登場人物全員(受け本人含む)が推しと理解している前提で最初から話が進みます。
両思いになってからの話がほとんどないので、続編が是非読みたいです。
北海道在住の著者のデビュー作 だそう。
紀伊カンナ さんの表紙が凄く可愛い。
地球から見ると、夜空の天体は「昴」を軸に回天しているように見える。
鴇沢旭陽の心の軸はぶれない、「昴」のまま。・・という意味だと思う。
高校で出会って以来、ずっと昴が好きで、それ以外は視野に入らない、混血美少年鴇沢旭陽の初恋が実るまでの物語。
昴は、天体観測が大好き。
主席で入学した昴は、トビキリ目立つ美少年・鴇沢旭陽に目が釘付け。
お互いに一目惚れなのに、昴は自分の中にある同性への恋情を認められない。
鴇沢に告白されて動揺、逃げてしまう。
卒業後、職場で上司からハラスメントを受けて退職、
そして無職になったら、恋人にも振られて住まいも追い出される。
荷物を山口の実家に送り、星を見たくなった昴は北海道に行く、
「昴」という名の店があったので入ると、そこに鴇沢旭陽が居た。
鴇沢は、実家を火災で失い、父が心労で亡くなり、母は英国に帰国。
日本で一人ぼっちになって、北海道で店を営業していた。
後半4分の1くらいまで、二人はすれ違う・・昴が煮え切らないから。
ゲイの夏子に後押しされて、やっと昴は自分の気持ちに正直になり、鴇沢に告白、
カワイイイラストだけど、官能場面の描写は、濃いと思う。
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▶「星を手繰る」の同人誌は6冊。時系列は、以下。
星に捧ぐ
明るくなるまで待って
サーズデーモーニング(※)
散在銀河 ※
ひかりはつづく
星屑を撒く
※散在銀河より前のエピソードと後のエピソードが混在。pixivやkindleで販売中。
イラストがあまりにも可愛らしくて、こんなんで本当に執着できるのか攻め!?と買う手を引っ込めては伸ばし…を繰り返しながら今回意を決し購入!
いや~~絵柄に慄かず買って良かった~~!!
冬の北海道のお話なので夏にピッタリかもしれません。
気分的にですが読んでいる間は体感温度が下がった気がします。(笑)
気になる執着ですが、なるほどちょっと行き過ぎた一途かな?程度。
受けの物を集める収集癖があったり、バーの名前を受けの名前にしたり…。
けれどゾクリとする執着ではなく、何かするたびに「今の気持ち悪かった?」「ごめんね」と、顔色を見たりお伺いを立てる系のヘタレ攻め。
ただ、こうもただただ一途に想ってくれると段々絆されていく気持ち…分かります。
まさに至れり尽くせりで優しく、始終壊れものを扱うように接してくれます。
ヘタレ攻めには男前受け。
まさにこの二人でなくては…!!を味わえた作品でした。
また、常連のオカマさんがいいアシストたくさんしてくれて、ほっこりします。
エロは最後にあるとても優しい優しい一回のみ。
途中、高校生だった頃の話が出てくる構成も良かったなぁ…。
ストーリー重視の方に強くオススメします!!
「…俺が、お前に会いたくて見つけに来たんだ。」
タイトルに惹かれて購入した作品。
BL小説は初めてでしたがスラスラ読めました。まるで映画を見ているかのような感覚。
文章やセリフの表現がすっごく綺麗。素敵な言葉がこの1冊に沢山詰め込まれています。昴の心情変化もとても丁寧に描かれてる。
紀伊カンナ先生の繊細な挿絵がこの作品の雰囲気にぴったりでした。
この本に出会えて良かったなと思います。
続編もあるみたいなので早速読もうと思います!