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表題作恋の魔法をかけましょう

大月翔平
会社員,美少年好きのゲイ,26歳
リッキー(ルル)
謎の外国人,自称22歳

その他の収録作品

  • 恋の魔法は永遠に
  • あとがき
  • エプロンについて

あらすじ

翔平の夢は、華奢な美少年の恋人と一緒に暮らすこと。そんな翔平に「わたしとお付き合いしてください」と告白してきたのがリッキーだった。外国から来たという筋骨隆々でイケメンの男は、翔平の好みのタイプではない。とはいえリッキーはいいヤツで、友達になることにしたのだ。ところが彼を部屋に泊めた翌朝、ベッドには見知らぬ超絶美少年が眠っていて……?
理想の恋をかなえるミラクル・マジカル・ロマンスv

作品情報

作品名
恋の魔法をかけましょう
著者
名倉和希 
イラスト
みずかねりょう 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
ISBN
9784403523915
3.3

(46)

(6)

萌々

(14)

(20)

中立

(2)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
10
得点
148
評価数
46
平均
3.3 / 5
神率
13%

レビュー投稿数10

面白くて一冊が一瞬

 攻め視点。
 翔平は生粋のゲイで、年下で華奢な美少年風の男がタイプ。デブもハゲも筋肉も好きじゃない。
 家にリッキーを連れ込んで宅飲み後就寝。ベッドに眠ってた美少年をリッキーだと気づかない翔平の鈍感さ。
 翔平に好かれるために、魔法でゴリマッチョに化けていたリッキーが健気で可愛い。
 リッキー(ルル)の本名が面白すぎる。
 処女のルルが、教えて貰いながらフェラして、翔平の真似をして平然と飲もうとするのが可愛すぎる。
 ルルの本名と同じく師匠の名前も不意打ちで笑った。
 全体的にラブコメ要素満載で、ちょいちょい笑わせてくる話。アニメで見てみたいなと思った。

 一つ、序盤の翔平とルルの正常位の挿絵と、終盤の挿絵が再利用か? ってくらい構図が同じだったのが気になった。

0

愛あり笑いあり

いい意味でテキトーなファンタジーもので、なんのストレスもなく笑いながら楽しく読めた。テンポがよく、頭を使うこともないので単純に癒される。
表紙の某ジルベールのような美少年と、後ろの方にいる好青年は同一人物で、一定の時間が経つと魔法で姿が入れ替わってしまう、というお話。
ゲイの翔平は美少年のルルがモロ好み、ルルも自分の元いた世界から翔平を見て一目惚れしてやってきたので、サクッと話はまとまり、すぐに恋人同士になる。
二人の間の障害と言えば、魔法が不完全なため、時間でルルがゴリマッチョのリッキーの姿になってしまう、というくらい。
美少年好きの翔平はマッチョは本来なら守備範囲外なのだけど、中身は可愛いルル。リッキーの姿でもいい、たとえリッキーのままだとしても愛しい恋人、ちゃんと愛そう、と気持ちを固め、ゴリマッチョの時にも彼を抱く。
この辺りの展開がとても良い。
元々翔平は、美少年好きを公言したりしてるわりに、恋人ができたらちゃんと大事にしていきたいと考えてた人なので、ルルにもリッキーにも誠意がある。受けも見た目だけじゃなくて、攻めのそういうところを好きなんだろうなって言うのが伝わってくる。

ルルの魔法の師匠がハードゲイだったり、その師匠がゲイバーのママの勇人に一目惚れしてしまったり、終始ドタバタとしてて笑えるお話なのだけど、BL的に押さえるところはきっちり押さえられていて安心して読める良作。
巻末のSSのみ受け視点、ちょっと抜けてる受けが可愛い。
みずかねりょう先生の描くリッキーもルルも、とってもチャーミングで、お話によく合っていた。

1

読んでて何度も吹き出す面白さ

終始、面白くて名倉先生がノリノリ〜♪で書いたんだなということが伝わってくる作品でした。
頭を使わず楽しく読めるので、クサクサしてる気分のときや、ちょいお疲れ気味なときに読むと、読んでるうちに何度も吹き出して、次第に気分も上々になる感じ。

攻めはキラッキラの美少年がタイプなサラリーマンで、受けは一途でピュアな魔法使い。
攻めとお近づきになりたい魔法使いが、自らにかけたヘッポコ魔法が原因で、12時間毎に金髪ゴリマッチョの姿と本来の超絶美少年の姿になったり戻ったりしちゃうというドタバタファンタジーラブコメです。

超絶可愛いルックスの魔法使い・ルルは攻めの好みを勘違いして、金髪ゴリマッチョ・リッキーに変身して接近します。
リッキーはちっとも好みではないけれどピュアなナイスガイなので邪険にできない攻めは、リッキーと友達として仲良くなり飲み明かした翌朝、目を覚ますとそこには目も眩むようなキラッキラの美少年・ルルが……

リッキーの本当の姿は、超絶可愛い美少年ルルだったと知って大歓喜&大興奮の攻め。
大喜びで恋人同士になるものの、魔法のせいで7時から19時まではルルの姿に、そして19時から7時まではリッキーの姿になってしまうんです。

自分よりデカいゴリマッチョは抱ける気がしない攻めなんだけど、中身は愛しいルルなので一切それを表情に出さずにいるところが優しいなって思います。
で、段々リッキーにも可愛らしさを見出して、ルルもリッキーもどっちも大好き&どっちも同じく愛してる♡となるところが好きだし、ルルを抱く描写とリッキーを抱く描写がそれぞれあるので、一粒で二度おいしいってやつなんです。

お話はどこまでもハッピーで、心に残るとかそういうんじゃないんだけど、ところどころ名倉先生が全力で笑わせようとしてる箇所があるので人前では絶対に読まないほうがいいと思う。
ぶほっ!!!となること間違いないので。
リッキーの名前の由来とか、ルルの本名のくだりとか、ルルの魔法のお師匠さんの本名とか格好とか、ふざけまくってます。

惜しむらくは、ルルのお師匠さん(ハードゲイ)が変態チックで、攻めの友人でゲイバーのママやってるマッチョオネエに惚れてしまうという構想を提出するも「これはBLですからね。そこを忘れないでください」と担当さんにやんわりと釘を刺されてしまって、ボツになったそうで……

うわ〜ん!
読んでみたかったよーー!!!
もう抱腹絶倒、間違いなし!の作品になってたと思うんだけどなぁ。

みずかねりょう先生の絵もこれまた素晴らしくて、そして魔法使い姿のちびルルがかわいくて◎

3

キャラがみんなステキです。楽しく読めます。

楽しいお話です。変に重たくもないしファンタジーコメディでしょうかね。

翔平もちゃんとルルとリッキーが同一人物であるとわかった上で愛そうとしているのが良かった。
ちゃんと誠実に愛を育んでおります。
リッキーの姿で知り合って内面を好きになったからこそルルと出会えたのだから良い出会いだったのではないかな?

で、最後にはルルはハクション大魔王になってしまってましたが、次は
あくびちゃんにでもなってしまうのではないかと心配ではあります。

そして、師匠は勇人が好みだったようですが、師匠の恋はどうなるのか気になるところです。

とても楽しいお話です。

1

面白すぎる!!!

面白かった!!!
何度も吹き出しました。一気読みです。

あらすじを読んでどうかなと思ったのですが本を読んでみて本当に良かったです!

魔法っ子ものですね。とにかく可愛い!
ルルもリッキーも可愛くて翔平にシンクロして私も可愛い可愛いと鼻血が出そうになる気持ちを共有しました。

魔法が完全に解けなくて不便な部分もありますがこれからルルにもリッキーにも会えるので良かったです。

翔平の長年の夢である完全に理想の嫁を手に入れましたね。おめでとう!

それにしても翔平にとってなんて美味しいお話なんでしょう。それも翔平がリッキーも変わらず愛せたからこそですが。

ルルを初めて目の前にした翔平の興奮具合がたまりません。理想の超絶美少年が体まで完璧で!
リッキーも控え目で一途で勘違いしてゴリマッチョに変身してしまいましたがとっても愛くるしいです。
あとルルや師匠の名前とか。面白すぎる。

表紙の手前の手を握って寄り添ってるのが翔平とルルで、その後ろのスタンドの影から顔を覗かせてるのがリッキーですが、同一人物だとわかってもリッキーの引いた態度が不憫です。表紙にそんな意図はないのでしょうが。

切ない部分もありますが楽しくて笑えてとっても面白い読後感の幸せな作品です。読んで良かった!

7

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