最近の部下は難解です

saikin no buka ha nankai desu

最近の部下は難解です
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神5
  • 萌×24
  • 萌15
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
5
得点
87
評価数
25
平均
3.5 / 5
神率
20%
著者
 
イラスト
 
媒体
BL小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
価格
¥618(税抜)  
ISBN
9784576152042

あらすじ

会社の忘年会で、高学歴だが使えない新人・深山と弾みでキスしてしまった斎賀兼人。以来深山から熱烈アプローチを受けることに…。

表題作最近の部下は難解です

深山,高学歴だが使えない新入社員
斎賀兼人,健康機器メーカー営業(主任)30歳

その他の収録作品

  • ネジを一本
  • あとがき

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レビュー投稿数5

同じ境遇の者同士



営業部主任の斉賀兼人(受け)は教育担当の新人・深山に忘年会の席でアクシデントでキスしてしまいます。その後、勘違いした深山にトイレで告白されるのですが、勘違いだと一刀両断。
週明け、深山は休暇届をもって少し休みたいと言い出すのです。
自分のせいだと慌てた兼人は何でもするから取り下げて欲しいと頼みます。主任を抱かせてほしい」という難しい要求の次は「ひと月の間付き合っているふりをしてほしい」ということでした。仕方なくひと月の間恋人役をすることになるのです

兼人はとても華やかな容姿で百戦錬磨に見えるのですが、恋人がいたことは少なく恋愛経験はあまりありません。いつも観賞用だと言われ、周りから騒がれるだけで本気で想ってくれる人がいなかったのです。が、周りには顔がいいことをうらやましがられ、そのことが逆にネックになっていることは嫌味となるため言うことができずにいました。
極度の虫嫌い(特にG)なのですが、職場で弱みを見せることを恐れ頑なにそれを隠しています。
主任という役職ですが、問題ありの上司・田古部係長と部下との調整役という意味合いが強く、いつも田古部の尻拭いをさせられている苦労人です。

深山は難関大学の数学科を首席で卒業し、鳴り物入りで入社してきましたが、最初についた指導担当が評判の悪い田古部係長だったことで、仕事をほとんど教えてもらえず、いきなり見積もり・失敗・それをあげつらわれるという気の毒な社会生活のスタートを送っていました。次に担当になったのが兼人で、その指導に感動したというのがはじめの深山の告白でした。
はじめは自分の気持ちがよくわからなかったのですが、飲み会で転んだ兼人とキスしてしまったことによって自分の気持ちを悟るのです。
勉強熱心で大学で専攻していた数学は遊びだと豪語し、遊びを仕事にしたくないという理由で研究職には進みませんでした。数学を遊びだという考え方は数学が苦手な人にとっては嫌味に取られるという、内容は違えど兼人と同じような悩みを共有していたのでした。
長い前髪で顔が隠れ、縁の太い眼鏡をし、変わったネクタイをしているため、イケてないように見えますが、素顔はイケメンです。

兼人をその気にさせるため、熱心にデートコースを練り、勉強熱心でセックスについていろいろ調べては兼人に披露します。

途中、兼人の虫嫌いが災いして、田古部絡みでぎくしゃくしてしまうのですが、田古部の横暴さがまた兼人の背中を押すことになります。

過去に休暇届を出してそのまま辞めてしまった同期がいたことが兼人にとって多少なりともトラウマになっていたこと、見た目はイケてないので恋愛経験がなくファーストキスを奪ってしまったと勘違いしたことが、深山にとっては都合のよいように、兼人にとってはまずいように話が進んでしまいます。この時に勘違いしなければ、きっと違う風に話は進んだことでしょう、

気になったのが係長の田古部絡みでイラつくことが多かったことです。彼にはにもう少し報復的な何かがあったらもう少しすっきりしたと思います。必要悪というか、横暴な彼を必要とする顧客が多少なりともいるからと会
社側は彼を放置し、部下との折り合いが悪いのも承知で兼人に調整役をさせていますが、そこまで気を使わなければならないだろうかと疑問に思いました。
今の時代パワハラで訴えらることもあるだから、もう少し自重するように言うことくらいはできると思うのです。全部兼人に押し
付けているという時点で課長以上の上司の資質に問題あるのではと思ってしまいました。

田古部とのことが少し多めだったことで、他の同僚とのかかわりが少な目だったのでそのあたりももっと読みたかったです。
田古部の横暴で雰囲気の悪くなってしまった会議の後、動揺してしまった兼人は深山のことを気にするあまり周りへのフォローもできない状態になっていましたがその辺りはちゃんとできたのだろうかとか、田古部と部下との間に入るため、両方のフォローをしないとけない兼人が同僚たちからどう思われているのかとかとても気になりました。その辺りもちゃんと書かれてあるともう少し、田古部へ
のもやもやも少なかったのにとちょっと残念です。

ぼんくら上司の尻拭いばかりさせられた兼人には同情しましたが、深山への態度はちょっとどうかと思いました。
今まで観賞用として見られるだけで、慕情駄々洩れで見られることがなかったため動揺し、早く付き合いを終わらせようと、何度もセックスしようとして失敗すというのを酔っ払った勢いで二回も続けてしては後悔するのは気持ち的にわからないでもないけど、深山の立場から考えるとすごく失礼だと思いました。最後、田古部との憤りと酔いの勢いでやっと本音で言えるのは酔いを言い訳にしたからだけど、酒を逃げの道具にしすぎなのはちょっといただけませんでした。

深山が兼人を最初から熱烈で、なぜそんなに執着するのかわからず、戸惑いながら読み進めました。ずっと理解してもらえなかったことをやっと理解してもらえる人に出会えた喜びが彼を執着させたようですが、それでもこんなに執着することかとちょっと疑問に思いました。もう少し、納得できる執着要素が欲しかったとも思いました。
それだけ、他人に理解されないと言うことが苦痛だったと言うことなのでしょうか。

0

1ヶ月

どちらもお互いに振り回されてるというか受けがわたわたしてますね。
まさかの攻めのとっさの機転のきいた要求に後からわかってこちらもびっくりです。でもこんなに

必死に求められたら嬉しいですよね。

ミーティングで攻めを庇わなかったあとの受けのモヤモヤがこっちも辛かったけど、攻めが心変わりしてたんじゃなくて良かった。

攻めのとんでもない美貌は結局周りに気付かれることはなかったんですね。

くっついた後の受けの恋に浮かれてる様子は本人にとっても初めての経験で素直に良かったね!と思いました。

なかなか読むのに時間がかかりスラスラ読めず何度も中断してはなんとか読み切りました。

攻めの職場での印象もいい方に変わって、意地悪されても動じちゃいけないんだなあと参考になりました。

それにしても受け攻めはどんだけの美貌なのかな。詳しい描写はあったっけ?イラストではピンときませんでした。

結局1ヶ月以内にくっつきましたね!

2

読者(自分)はわがままだ

いつもより、お仕事色が少なめ。(でも十分お仕事BLです)エロ多め、ですが、なぜか物足りなく感じました。仕事部分が多すぎるんだーといつも文句を言ってたのに、それが少なくて希望通りエロが多い(たぶん他の作家さんと同じくらいの量)のに文句を言うってね。でも大好きな作家さんなのです。

うーん、それぞれの他人には理解されないコンプレックスを持っていてそこの部分はよかったとは思うんですが、もっと強調されてた方がよかったのかなぁとか、受は自分のコンプレックスを受け入れつつ嫌な上司にもなんとか立ち回り魅力的に見えたんですが、攻の魅力がいまいち。もうちょっと可愛いなぁとかかっこいいなぁと思うところがあればあったらよかったのか。

次回作に期待です。

1

虫嫌いの方はご用心

営業部主任の受けは、顔が良すぎて逆にモテない30歳。人気はあるのに元カノたちや女子からは高嶺の花扱いされて、本気で付き合ってもらえない。そんな折、嫌な上司に新人の指導役を押し付けられる。学歴はすごいのに使えない新人(攻め)は、何を考えているのかわからず意思の疎通もままならない。しかし飲み会でうっかり押し倒し、キスしてしまってから、受けは攻めに熱烈に口説かれるようになり…。


理系で頭はいいのに、それが仕事の出来に結びつかない攻めと、顔はいいのにそれがモテに結びつかない受けの話です。8歳差の、わりと年齢差のある年下攻めカプです。
攻めがあまり萌えを感じられるタイプではなく、その点ちょっとハマりづらかったです。こういうキャラに好かれたら萌える、というよりこういうキャラに好かれたら困る、というかんじ。これで作品がコメディ調ならまだ楽しかったかもしれませんが、どちらかといえば基本的な流れがシリアス調なので、読んでいて楽しさが少なかった。
受けのキャラクターはなかなか良かったです。ただ、虫全般が苦手な人なんですが、そのあたりの「なぜ苦手になったのか」の設定がいまいち弱くて、それこそそこに何かトラウマがある設定にすればよかったのになぁ、と思いました。あと個人的にGが苦手な身としては、ちょっとそれを彷彿とさせる描写が多いのには参りました。それが嫌で本を読み返す気になれません…。

4

イケメン上司が部下に翻弄され…

あらすじ:
美形すぎてモテない会社員・兼人(受け)は、高学歴だが使えない新入り・深山(攻め)の世話を上司から押しつけられる。
ある日、飲みの席であやまって深山を押し倒してしまい、それ以来彼の熱烈なアプローチを受けることに…

兼人は営業部の主任で、気さくで面倒見のよい性格。
女性に引け目を感じさせるほどの美形ですが、上司に嫌味を言われイラついたり、ゴキブリに怯えたりする姿は完全に三枚目。
等身大のノンケ三十路男性としてのカッコよさと可愛さがある人物です。

深山は一流大学の理系出身ですが、営業としては全く役に立たない新入社員。
普段大人しいのに兼人に対してはやけに強気にアプローチしてくるギャップが笑えます。
ただ強気なだけでなく、兼人が大のゴキブリ嫌いと知って以来部屋にゴキブリが出ないよう研究したり、職場で兼人を庇って自身がゴキブリ嫌いと名乗り出たりと、健気で男らしい一面も。

男に全く興味のなかった深山が、大学を出たての若者に迫られ、悔しいと思いつつも絆されていく流れに萌えました。
コミカルですが社会人モノとしての世界観はしっかりしており、部下×上司の関係性の変化も丁寧に描かれた一冊でした。

10

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