“ヤバい男達が組んだ”

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表題作コオリオニ 上

鬼戸圭輔,北海道警察の警部補
八敷 翔,誠凛会塩部組の組長補佐,27歳〜

その他の収録作品

  • コオリの女王(描き下ろし)

あらすじ

1990年代、北海道――…全国を震撼させる警察の不祥事が幕を開ける。

1990年代、警察庁は相次ぐ拳銃事件の対策として全国的な銃器摘発キャンペーンを始める。全国の警察は厳しいノルマを設けられ、それをこなす為に警察がヤクザと手を組むという点数稼ぎのデキレースが横行した。そんな中にエースと呼ばれる男・鬼戸圭輔(きど けいすけ)はいた。彼は何人もの犯罪者を情報提供者として飼い、北海道警察の中で一際多くの拳銃を"摘発"していった。そして彼は自分の運命である誠凛会(せいりんかい)の幹部・八敷 翔(やしき しょう)に出逢ってしまう。より大きい山を当てるために鬼戸は柏組(かしわぐみ)の武器庫に目を付け、八敷を潜入捜査に誘う。八敷は薬の密輸入を目溢しすることを条件に鬼戸と組む。二人は甘美な成功を期待して潜入捜査に乗り込むが――。男達が自らの欲望の果てに見た景色とはなんだったのか。息を吐かせぬ展開で描く渾身のサスペンスBL。

作品情報

作品名
コオリオニ 上
著者
梶本レイカ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
POEBACKS Baby comic
シリーズ
コオリオニ
発売日
ISBN
9784865891447
4.1

(100)

(60)

萌々

(13)

(11)

中立

(9)

趣味じゃない

(7)

レビュー数
20
得点
394
評価数
100
平均
4.1 / 5
神率
60%

レビュー投稿数20

ちるちるまとめページで気になって、手に取ったものの

うーん、なんとも難しかった。
活字が多くて、画風も強め、独特。

ストーリー設定的に面白そう、と思って読んでみたけどツボには刺さりませんでした。

受けはロン毛でしなやかで美しいけど、、、うーーーん。
上下巻ありますが、上巻途中でリタイアでした。
まだまだBL上級者にはなれなそうです(笑)

0

これぞ裏社会

梶本レイカ先生作品は、どんな感情で読んだらいいのかわからなくなるんだけど、先が気になって読み進めてしまう。

北海道警察とヤクザの癒着。
刑事の鬼戸圭輔、美人ヤクザの八敷翔、八敷が背中に刺青で名前入れてた佐伯俊彦。
各視点で語られるお話はどれもキツすぎる。
しんど過ぎる人生で、胸がキューーーーッとなる。

八敷が気の毒だと思ってたけどラストの話、佐伯視点のお話読んだらガラリと印象が変わった。
佐伯はすごく可哀想だった。
でも、こんなに一緒にいてたのになんで分かり合えないんだろう。堕ちていくしかない人生辛い。

そんで、このヤクザ2人に関わる会話にしか出てきてないモブの人達の顛末が怖過ぎる。
ホストクラブでツケまみれの女性3人を現金化する為のアイデアを笑いながら話す八敷。
400万で風俗に売って(精神的にも肉体的にも)ボロボロになったら臓器600万で売ってリサイクルしよう、もし逃亡した奴がいたらもう一回(風俗に)売っぱらってもいいし、整形してスナップ動画撮ろうかって話してるんだわ。
これぞ、裏社会作品!
なまっちょろいなんちゃってヤクザ物作品とは違いますわ。きっちりぞわわーっとさせてくれる。

八敷、鬼戸きっと下巻で死ぬでしょう。こんなんまともにハッピーエンドなわけないよね?

この作品って有名な北海道警察の事件がモチーフですよね?映画化もされた。そっちはまだ観てないんですが、気になってます。
いわゆるBがLする作品ではないですが、衝撃を体験したいヒリヒリを求めてる方にはオススメです。

紙本で購入。
黒海苔と黒丸修正。
タマタマ部分●で修正してるのってふゅーじょんさんならではなのかな?

1

他の誰にも描けない

すごいシリアスで激重。 
それなのに、登場人物たちか魅力的で目が離せません!

幼少期に父親から虐待されてきた翔と、道警の成り上がり刑事・鬼戸。
そして忘れてはならないのが、翔の神様だった佐伯。

鬼戸が翔に出会って堕ちていく様はゾクゾクしっはなしでした。
どちらがどちらを利用しているのか?
2人の間に愛は芽生えるのか?

異常者に思われた佐伯は、翔に比べれば小物で普通。
守るつもりが追い抜かれ、いつしか追いかける存在になっていく翔との歪んだ関係。
これもまた、愛だという気がしました。
翔に出会わなければ、佐伯の生き方は変わっていたはず。
もしかしたら、文豪と呼ばれていたかも……?

読み終わると、タイトルの意味にも納得。
ホント、深くて素晴らしいですね。

暴力、輪姦といったハードな場面も多いので、かなり精神的には削られました。
それでも、ラストまで2人を見届けたい。
破滅に向かっていくであろう2人の姿を……

0

あとがきに共感した

上巻を読後、う〜むと唸ってしまった
最初正直話になかなか入っていけず、萌え…萌えはとこですか?と迷子になり(すみません)痛いやら辛いやら怖々読み進めた。 

翔が恐らく初めて見せるいい笑顔で鬼戸に抱きつき「ずっと…こんな風に生きたかった」に感動

ヤ◯ザになった翔と佐伯の生い立ちが辛くて社会の闇、人間の愚かさって…と絶望するのわかる。
翔の生き方も、それを見抜く城戸も言葉にならないものを抱えている。

紙面の都合、上巻にあるあとがき「生き辛いどなたかにせめてひと時楽しんで〜」「BLという寛大なジャンルと支える皆様に感謝」に共感。

0

かなり濃いヤクザもの

お話はしっかり作られてました。ただ、グロい…
誘い受け美人さんが見たいな☆彡.。くらいで読むと痛み目みるかかな…
警察がキッチリやくざをするお話なので、理解するのもちょっと難しいです。

0

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