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可愛らしいお話でした。
大好きな飼い主のママのために猫又になって人間の姿になりたい!って。
珠の大冒険や修業や動物園のみんなやらでワイワイしてます。
珠は可愛いし白銀も美しくて優しいし良いんですがね。大冒険も楽しかったし。
珠が世間知らずの箱入りにゃんこのまま白銀と番になって、白銀を煽って煽って。
恋愛感情の不均衡?感がちょっとひっかかり。
ママの珠への愛情はすごいですね。それに普段の珠の世話も飼い主の鏡です。
ファンタジーでBLなんだけど、受けの精神年齢が子供って感じかな?
出っぱなし(笑)
黒猫の珠(受け)は大好きなママを喜ばせるため人間に変化しようと猫又になる決心をします。
珠は雄の19歳で猫又になりたいと動物園にいるという猫又に相談に行くのですが、猫又になるためには体力知力が必要だということで、弟子入りして特訓を受けることになります。
この特訓をしてくれるのが、猫又のレイと銀狐の白銀(攻め)です。
動物園に猫又がいると聞いていてもどこにいるかわからず行き倒れのようになっていた珠を見つけて猫又のもとに連れて行ってくれたのが白銀です。
白銀は太い自分の尻尾が嫌いで珠のほっそりした尻尾がお気に入りです。最初からこの尻尾にやられて白銀は珠に甘々です。
レイは猫又までなろうとする猫は最近は少なくなってきたので、その心意気に快く師匠になってくれます。期限が近いということで猫又になれるようちょっとスパルタな稽古をつけてくれます。
この、動物園に猫又や化け狐化け狸がいるという設定がまた面白いです。
珠は猫としては100歳近い高齢ですが、人間の姿だと17歳くらいの少年です。
普通なら老成した雰囲気が出ててもおかしくないと思うのですが、12歳まで一切他の猫との接触を絶たれていたため発情期もなく、文字通り箱入り息子で世間知らずで無垢な幼児ような猫です。
初めてレイにあった時に感動して「猫又様!お会いしたかったー!」と駆け寄る様はどう見ても子猫でした。
ママは資産家ですが早くに最愛の夫と息子をなくした寂しい人です。高齢で車椅子での移動しかできない上、ベッドから起き上がるのも難しくなってきたママに人間に変化して喜んでもらおうと頑張る珠は健気です。
ママを筆頭にお手伝いさんや獣医さんたちから愛情いっぱい育てられて純粋で言葉を選ばず思ったことを口にします。
なので、はじめから白銀のことを「綺麗、優しい、大好き!」と臆面もなく連呼していて、それがすごく可愛いです。
初めて変化した時も、変則的な変化だったこともあって、耳と尻尾が出たままだったのですが、それとともに大事なところも出っぱなしなことがおかしいと思ったようで、まだ慣れない舌足らずな声で「せいしょくきもでっぱなし」と言われたときの白銀の理性には拍手でした。
白銀の方は、はじめから尻尾でお気に入りなのにレイの力で一時的に人間にしてもらった珠の可愛らしさにメロメロで特訓も甘くなりがちです。
白銀は銀孤として他の狐たちに神格化されて敬われるているのがしんどいと思っていたところだったのですが、珠はそんなことおかまいなしに白銀だけを見てくれるところも白銀が珠を溺愛してしまう一因だったようです。
そして珠と話せるようにと陰で猫語を勉強して(某なんとかラーニングみたいなの)こっそり猫語が話せるようになって、猫語がわからないからと珠が「大好き大好き」と連呼するのをこっそり喜んで聞いていたりするむっつりなところも、意図せず求愛ダンスをしていてそれをレイに窘められた時もプレゼントするのを忘れていたとトンチンカンなことを言ってたりちょっとずれてるところもかわいいです。
果たして、ママを喜ばせることができましたが、悲しい別れもありました。
ママとの最期のときや見守ってくれているとわかったときははこちらまで悲しくなってしまいましたが、ママの助言と見守りのお陰で白銀と共に歩いて行く決意できて本当に良かったです。
資産家のママの遺したものによってちょっとした事件がおこったり、謎解きのようなことがあったり、ブラコンの白銀弟の嫉妬によって事件があったりでどきどきすることもあるのですが、物語全体を覆う激甘な雰囲気が幸せな気持ちにさせてくれる話でした。
二人は周りに人がいようときにせずお互いが大好きと言ったり態度にしたりしているので、そばにいる人たちはうんざりしているかもしれませんね。
意地悪する狐とかもいましたが、基本みないい人で、園長もママの担当弁護士草壁も二人のために協力してくれます。園長とブラコン弟が草壁のことがとっても気になるようですがどうなるんでしょうね。
ただ、このブラコン弟は2度も下手をしたら大変なことになっていたことをしでかしたのに、全く反省していないのがもやっとしましました。こういう場合、主人公が相手に甘いのも嫌なのですが、それ以上にやらかした本人がちゃんと反省しないのはすっきりしないです。
無垢で素直な受け、溺愛する攻めというのは私の中で一番好きな組み合わせです。
思ったことを素直に口にしてそれが攻めの煽りになるなんて最高です。
恥ずかしがらずになんでも挑戦しようとするし、白銀にとってかわいくってしかたないんじゃないかな。いつまでも、甘々で幸せな二人いてほしいです。
心が疲れてる時とかにぴったりだと思います。
冒頭、19歳の黒猫の珠が動物園に向かっている。
実は動物園は化け上手な狐や狸、猫又が異国の動物たちに化けて働いている場所。珠は猫又様に会って、猫又になる方法を教えてもらうために向かっていた。
苦労してたどり着いた動物園で、珠は謎の美青年に出会う。彼は生き神とも崇められる、銀狐だった。
そんな始まり。
実は動物園の動物たちは、化け上手な動物が化けているのに、一般の人間はそれを知らずに幸せに騙されているなど設定が面白く、また攻めの銀狐が穏やかで優しく受けの黒猫を溺愛してくれます。
猫又の白猫・レイのスパルタ教育に耐えて、猫又になろうとがんばる受けが可愛く健気で、あっという間に引き込まれました。
皆の尊敬を一身に受ける銀狐との身分差の切なさあり、また受けの飼い主の意図をめぐるちょっとした謎解きもあり、ハラハラわくわく楽しめました。
狐や狸、猫又が化けているパンダや白熊、兎などの動物の可愛らしい描写もたくさん出てきて、まさにモフモフワールド!ケモ好きにはたまらない作品でした。
ただ、他の方のレビューにもあるように、受けはショタっぽいです。
お屋敷で飼われているお猫様だから世間知らず、というのもあるのですが、他の銀狐や猫又が数十年、百年生きていたりする世界観なので、猫で19歳はまだまだひよっこ……ということのようで。
サマミヤ先生のイラスト目当てでget。
最後まで読むのが、なかなかつらかったー時間かかったー
女子高生向けBL?という感触がして、だめでした。
なんでだろ。。。。
可愛いし、笑えるところもあるが、受けがショタすぎたかな。
19歳の老猫なんだけど、人になると、めっちゃショタ。
黒のサスペン付きハーフパンツ姿の挿絵があるんですが
まじで犯罪だろーという可愛さ。
育てた子を愛しちゃう という点で
ふと源氏物語の紫の上を思い出してしまいました。
そうですね、自分としてはショタが地雷だ と気付いた一冊でした。
タイトルの通り、狐の姿でも人間に化けてもスーパーかっこいい銀狐・白銀が可愛い可愛い黒猫の珠ちゃんにメロメロな様子がなんとも微笑ましい作品でした。
主人公…主猫公の珠は16~18歳ぐらいの男の子の感じで描かれていますが、実際はもうすぐ20歳なので人間にすれば100歳近い老猫です。富豪の女性(ママ)のもとで大事に大事に育てられた箱入り息子の珠は、愛するママに恩返しするために人間に化けることができる猫又になろうと決意し、ある日、猫又に会えるという市内の動物園を目指します。なんとか辿り着いた動物園で珠を拾ってくれたのは、人間に化けた銀狐の白銀。猫又であるレイや白銀の厳しくも優しい特訓のもと、立派な猫又になるべく奮闘する珠がとっても可愛いお話です。
私は特段にゃんこ好きでもモフモフ好きでもないですが、この珠は本当に良い子(猫)で、ちょっと感動を覚えるほどでした。二人(二匹)の恋愛も然ることながら、珠を取り巻くキャラクター達がとても素敵で、イチャイチャラブラブだけじゃないのも非常に良かったです。
白銀はスパダリっぽいのですが、動物らしく(?)ちょっと天然さんなところもあって魅力的な攻キャラでした。白銀の視点で描かれた幸せいっぱいの後日談もオススメです。