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産業スパイと、企業のCEOとして出会った2人のオフィスラブ、甘々の第2巻です。
CEO×スパイという出会いなので、1巻はまだしもシリアス展開があったのですが、2巻はほぼラブラブオンリーです。2人の付き合いに反対である攻めの秘書・アレクが出てきたり、受けが新たに派遣された別の会社でいざこざに巻き込まれたり、小さな事件はあったけれど、受けと攻めの間は揺るぎなくいちゃいちゃ。優秀エリートなのにワンコな攻めと、クールで無表情なのに攻めが大好きでたまらない受けの、バカップル上等! な続編。
個人的に、くっついた2人の仲が揺らぐ(通じたはずの想いが通じなくなってたり、一度解決した悩みが何度も再燃したりするような)続編が好きじゃないので、一緒にいる決意をした受けの気持ちが揺らがないのが読んでてとても楽しく、清々しかったです。
攻めを崇拝してる秘書アレクが、受けに「攻めと別れろ(意訳)」みたいなことを言ってきたエピソードがおかしくておかしくて。セレブ攻めの身内に受けが「別れろ」って言われる展開って、普通だったらシリアスだったり可哀想だったりするもんですが、身内が天然で受けがクーデレだとこんなトンキョーなシーンになるんですね。
「俺で勃つからな」のくだりや、別れろって言ってるくせに「別れるべき時が来たら別れる」って言われたら「その程度か尻軽!」。(笑) 受けじゃないけど、「何なんだよおまえ、めんどくさいな」と思っちゃいます。悪役キャラなのに憎めない、美形なのに面白い秘書でした。
その秘書のアレクが、スピンオフで主役になるかも、みたいなことがあとがきに書かれていました。
もちろんアレクは受けですよね。
受け攻めのラブ甘続編も読みたいけど、アレクのスピンオフも読みたい。どちらも楽しみです。
「王様の恋あそび」第2巻。
前巻より更にラブ度が増した甘々なお話です。
一話完結型で、基本毎回Hあり。
お互いへの愛情や仕事に対する想い、受けの巻野の成長など毎回テーマがあり、ただのイチャラブに終わっていないところがとても良かったです。
大企業のCEO・カミナ(攻め)と、
元産業スパイで、今はカミナの下で派遣社員として働く巻野(受け)。
※スパイをやめたのに未だ派遣というのはおかしな話ですが、そこは深く考えないようにします。
カミナの自宅で一緒に暮らし、会社でも一緒にお弁当を食べたり、こっそりHしたり…と、とにかくラブラブな二人。
カミナの秘書で友人のアレク(新キャラ)が巻野のライバルになるのかと思いきや、巻野が彼を全く相手にしていないため、勝負にもなりませんw
お前なんかカミナに釣り合わないと言われたら、
「(でもカミナは)俺で勃つからな」
としれっと言い返し、
カミナとHしているところを見られても、
「いたのか」
とケロッとしている神経の太さw
そんな巻野ですが、カミナを支えたいという想いはあり、アレクも何だかんだ巻野のことを認めてしまう(根はいい人)。
コミカルな雰囲気の中にも巻野の芯の強さが見える展開が良かったです。
カミナは、相変わらず男前&巻野にベタ惚れですが、自分に従順すぎる彼にときに不安を覚えることも。
優秀すぎるが故に、無意識に周囲の人間をイエスマンにしてしまうカミナ。
しかし本人はもっと丁々発止のやりとりを望んでいて、仕事でも自分に従うばかりの周囲に苛立ちを覚えています。
そんなカミナを丸ごと受け止め、疲れを癒やしてやろうとする巻野が男前。
多くは語らず、ただ膝枕でカミナを休ませてやろうとする姿にサムライ的なカッコよさを感じました。
欧米人×日本人ならではの興味深いエピソードだったと思います。
毎回あるHシーンでは、
巻野がカミナのためアナルプラグで事前に後ろをほぐしていたり、
カミナが巻野の乳首を開発したりと、
元々ノンケだった二人がちょっとずつ新しいことに挑戦しているのが楽しかったです。
仕事面で巻野の変化と成長が見られたのも良かったですが、契約が切れた後どうするのかは語られれず。
そこはちょっとモヤモヤが残りました。
全体として、前巻より甘さも読み応えもあって満足な内容でした。
あとがきで機会があればアレクの話も描きたいと書かれていましたが、彼のスピンオフもぜひ読んでみたいです♪
CEOと元産業スパイの派遣社員の身分違いの恋、2巻目です。
一貫したストーリーで展開した1巻と違って、2巻は時系列こそ並んでいるものの、それぞれが1つのエピソードで完結している単話形式です。
【王様と家臣の反乱】では、カミナの幼馴染みで秘書のアレクが登場。
【王様と完璧な献上物】では、カミナの誕生日を祝い、
【王様の晩餐会】では、南の島でのバカンス、
【王様の恋人】では、別会社に移った巻野、
【私の貴方】(描き下ろし)では、カミナ目線で見た巻野、
【Mary’s Memories】(描き下ろし2)では、メアリ目線で見た2人という構成でした。
2人の関係が深まっているのを感じられるし、何と言っても巻野の成長が素晴らしい。
カミナに対する自分の想いを受け入れたからには、お互いの立場やカミナの未来に対する覚悟もしっかり出来ていて、腹が据わっています。
描き下ろしでカミナが巻野をあるものに例えるのですが、まさにそんな感じ。
必要とあらば切腹でも厭わない潔さがありました。
漢です。もしくは姐さん。
カミナが巻野を女性と比べるようなシーンがありましたが、簡単に抱けなくても、それだけ手間をかけても「欲しい」と思える相手、満たしてくれるだけでなく驚かせてくれる相手は、男女関係なくそうそう出会えないでしょうね。
アレクの立ち位置は予想したような面倒くさいものではなかったけれど、この巻だけでは足りない感じ。
アレクもメアリもページ数やコマ数を割いて掘り下げていて、相当キャラが立っているので、この程度の扱いで終わるならもう少し軽い扱いでも良かった、というか、メインの2人にページ数を割いてほしかったと思ってしまいました。
あとがきで「アレクの話も描きたい。続きが描きたい」とあったので、続編が出ることを信じて待ちましょうか。
「ここで完結かな?」と思っていた作品の次巻が3〜5年後に出ることも珍しくないですもんね。
またまた甘い二人の続編です。
前回は家政婦のメアリがポイントでしたが、今回は秘書のアレクがいい味を出してます。
自慢の幼馴染みであるカミナの幼い頃の思い出を延々と語ったり、二人のエッチを見に来たりと流石カミナの秘書って感じです。
巻野をこけし呼ばわりし、こけしがどんな風に乱れるのか見に来たと言ってエッチの最中のカミナさえも驚かせてるのに、そこにアレクがいたことを気付きもしない大物巻野。肝がすわっていて、面白いです。
安定感のある恋人期の2人を存分に味わうことができました。濡れ場の割合がかなり多めで、2人の関係に負の影響を及ぼす重大な事件が起こることもなく、最初から最後まで甘さを楽しめて満足です。カミナの誕生日に巻野が後ろを十分解しておくため自分でプラグを嵌めたり、口淫やお強請りするシーンもあったりと、エロに関しては1巻の3割増しくらいになっていたんじゃないかと思います。
また、新たに潜り込んできた企業スパイに対し、巻野が以前は自分も同じことをしていたと白状した上で、カミナのためにやめてくれと頼むシーンでは、彼のカミナへの愛が本当に揺らがぬものになっているんだなぁと感じました。糖度の高い後日談が好きな方にはオススメです。