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サオダケは僕にもっと触りたいとか… 思わない?
会川フゥ先生作品を読み漁っていてたどり着きました。
結構前の作品ですが全く違和感なく読めます。
短編集「愚か者ども、愛を知れ」の3カップリング目の作品の続編にあたる今作。イラスト付きのあらすじがあるので前作を読まなくても平気ですが、個人的には絶対に読んでからこちらを読むことをおススメします!
今作でもがっと熱くなるような恋愛とは違う雰囲気の2人、この2人がどうやって出会ってどうやって気持ちを通じ合わせることができたのかを前作で読んでからの方が2人の間の確かな好きを感じられると思います。
個人的にリョウくんの子供っぽくて天真爛漫で可愛いところがありつつ、サオダケのことがすごく好きで会いたいも一緒にいたいも先に進みたいもちゃんと考えて言葉にするところがとても好きです。
本当に2人の絵日記のような1冊。終わり方もまだこの先の日常や恋愛的な進展を想像する余地を残した感じだったのもすごくよかったです。
「愚か者ども、愛を知れ」に収録された短編の続編が一冊に!
リョウは高2。
猫のムロがきっかけで小説家の宇田野(あだ名・サオダケ)と知り合って、プチラブ。
リョウはキスの先もしたくなってきたけど、勉強や進路や友バレや。
…とあれこれ降りかかってきます。
一方、すでに大人のサオダケの方は傍観気味?
自分のことでもあるのになぁ、と思いながら読んだけど。
ロマンチックを目指してデートするクリスマスも、ケーキ店の手伝いでてんてこ舞い。
初詣でもみんなに会って全員合流とか、とにかくほのぼのしく続いていく日々。
ともかく、リョウ本人がサオダケとずっと、と思ってるんでしょう。その根本があるから大学が遠距離になったとしても別れるなんてならない。
だからサオダケといるために勉強なんて将来なんてやめた〜とかならない所はとても良かった。
いつも朗らかなリョウ。サオダケも若返って2人で楽しい事いっぱい共有してほしい。
この2人、年の差カップル…って言っても、リョウが背伸びするんじゃなくてサオダケが若くなるのが合うと思うのよね…
小説家のサオダケx高校生のリョウ
① 「愚か者ども、愛を知れ」
② 「僕とサオダケの日々」
リョウは、オサダケともっと親密な交際をしたいと願っている。
リョウに振回される小説家のサオダケx高校生のリョウ
①愚か者ども、愛を知れ
②僕とサオダケの日々
キスだけでは、満足できない。
リョウは、サオダケともっと親密な交際をしたいと願っている。
一途なリョウに振回され、翻弄されながらも踏みとどまる大人のサオダケが面白かった。
リョウは、合格したのだろうか?
二人のその後はどうなったんだろう。
続着物だけど、「これまでのおはなし」の章があるので、単独刊でも楽しめた。
高校生リョウの素直さが本当に愛おしい作品でした。これだけの年齢差がありながら、サオダケがほぼ一目惚れに近い形で彼に惹かれたのも分かるなぁと。考え方、感じ方がとにかく真っ直ぐなんですよね。だから、彼がカミングアウトした2人の親友達も、カミングアウトした本人であるリョウに対しての印象を変えることなく、戸惑いの矛先がまずサオダケに向かったんじゃないでしょうか。サオダケにとっては災難だったでしょうけれど、リョウが未成年であることを考えればこれくらいは甘んじて受け入れるべき障害かもしれませんね。関係の進展はとてもゆっくりで、濡れ場の描写も控えめですが、ほんのり甘い2人のやりとりを楽しめる素敵な作品でした。
「愚か者ども、愛を知れ」に収録されていた「猫やサオダケと僕」「僕とサオダケの恋」が好きだったので、楽しみにこちらを読みました。
期待していただけに、正直のところ、少々物足りない。
2人のほのぼのした空気感や、空が広くゆったりしたサオダケのお家の感じとか世界観は好きなんですけど。
(猫好きな人が好む空気なのかな。私は猫に興味はないけどw)
前日譚のような、テンポの良さやきゅん、萌えが少なかった。
当て馬や不穏な展開(サオダケが施設育ちたと描かれていたので辛い過去があるかもと杞憂)なく、ゆったりと日常が描かれていたのはよかった。
でも、リョウの友だちの乱入と、リョウが進路のことがあり不安になる、ほぼこれで占められた印象で。
リョウもサオダケもお互いが大好きで、その気持ちが揺るがず安心して見られたのはよかった。
前日譚でもいい味を出していたシンジもよかったです。
惜しい。きゅんと萌えがもう少しあれば…な感想です。