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表題作花と純潔

日向千歳
純血の吸血鬼,高校3年生
赤城弥生
人間,クラスメイト

同時収録作品ノラ猫閣下の美しい人

名前表記なし
受の恋人,リーマン
名前表記なし
ノラ猫を拾った美しい人

その他の収録作品

  • 初恋の花(描き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

捕食であり、性愛ではない。
なのに、その血は毒みたいに甘かった──。

吸血鬼と人間が共生する世界。
弥生はクラスメイトである純血の吸血鬼・千歳に淡い想いを抱いていた。
その想いを見透かされ迫られた「行為」。
丁寧に舐めて吸って、優しく抱くそれを彼は「食事」と呼ぶけれども──。

作品情報

作品名
花と純潔
著者
桂小町 
媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Canna Comics
発売日
ISBN
9784829685839
4.5

(163)

(105)

萌々

(42)

(13)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
17
得点
734
評価数
163
平均
4.5 / 5
神率
64.4%

レビュー投稿数17

読みやすくはある

コマが大きく絵が中心で読みやすく、ストーリーもわかりやすくていいと思います。
千歳がオレ様でヤリ○ン(仕方ない設定ですが)で憎たらしいのが、弥生を好きになってからデレるのが萌えではありました。
が、やっぱり千歳の流し目とかセリフとかファッションとか全体的にキザですよね。それがかっこいいのかもだけど。私はちょっと小っ恥ずかしくて。すみません。
弥生が美少女にしか見えないし。
千歳が純血の吸血鬼として育てられた背景、なぜ千歳の家系はそんなに純血にこだわるのかとか、2人の人間的な面の深掘りとか…そういう面も描かれていたらよかったなと思います。
何も考えず描かれたことをそのまま楽しめる作品ですね。
こんなことあまり言わない方がいいのかもですが、絵や作風がどうも某作家さんに似ていて気になってしまうのは私だけでしょうか。

0

同時収録だけでも神!!!!

先ずは本編!
吸血鬼ものデス。
まぁ、兎にも角にも【色っぽい】!!

吸血鬼のいる世界なので、通常運転より『BLはファンタジー』感強めで考えたとしても‼
こんなに色気漏れ漏れダダモ~レなアモーレ男子高校生が居るんか⁉
どこ校だ?何年何組だね、君たちはッ!?けしからん……♡

と、興奮を抑えられない程に【色っぽい】ヨ(;゚∀゚)=3ハァハァ
特に受けの弥生くん、千歳に吸血をされてからの色気の増し具合が半端ない!!
千歳はデフォで色っぽかったけど弥生くんの変化はス・ゴ・イ!!
この表現力が流石です!桂先生!!!

ストーリー展開もモチロン文句なぞありましょうか、、、
いいです!すごくいいです!
スパダリ冷酷吸血鬼が受けに”だけ”見せるほんの少しの血の通った感情。
そんな場面を掻き集め反芻して浸る!
ありがとう先生‼‼‼

そして何よりも伝えたい!
同時収録の神々しい作品の存在を・・・!!!

40P程の短編です。猫1匹と2人しか登場しません。
大きな仕掛けもない、大人のゲイCPの攻めの結婚話に揺れる話。
よくある話ではありますよね。
でも、ほんとに素敵なんです。。。
受けの流す涙の美しいこと美しいコト、、、
そして猫ちゃんの存在が完璧なスパイス!!
また猫ちゃんのイラストが単純にかわいいのです♡
こんなに贅沢な同時収録作品!
知って頂きたくレビューを上げる事にしました。

桂先生、本っ当----に大好き!

今作の後にも吸血鬼モノ:真っ赤なフリージア描かれてますね。(現在休載中かな?)しかも今作の千歳君と親類っていう設定で!
こちら、気が向く事があれば再開して下さると嬉しい限り(*'ω'*)
待ってます!

1

特別な家畜

失礼ながら「ROUGE」がサッパリ刺さらなかったので、期待薄めで読みましたがこちらは好きでした!嬉しい収穫。

◾️表題
「特別な家畜」っていうのがいいなぁ。スタンスは「特別な家畜」な気がする。鶏の卵は無くならないからペットとして愛でながら餌にも出来ることの延長というか。勿論、人同士故より愛ある関係性にはなってると思いますけどね。彼らの関係が社会の中で今後どう変化していくのか気になる。やっぱ別れることになるか、せいぜい愛人かしら。純血のために跡取りは残すぐらいのドライさと強さが、千歳にも弥生にもあって欲しい。弥生はここまで食い下がった時点である部分ではドライで強い気がして。

◾️ノラ猫閣下の美しい人

おまけ漫画1枚 棺桶

0

控えめに言って、最高

ほわーーーーーー!!
なんだ、この多幸感は。
しあわせです!
この作品を読めてしあわせです!!

興奮気味ですが。

表題作と短編が収録されています。

「花と純潔」
よかった。
本当に、良かったです、この作品。
吸血鬼の千歳と、クラスメイトの弥生。
特別階級である吸血鬼は人を餌としか見ておらず、血をもらいながらも馴れ合うつもりはない千歳。
そんな千歳を想いつつも、その気持ちを隠して気まぐれ選ばれた餌となる弥生。
今日はこの作者さんの作品を集中的に読んでいるのですが、「分岐点ここ!?」と思いました。
それまでの作品は心理描写が言葉ではなく雰囲気で、何だかはっきりしない、すっきりしない、わたしのこの読みの裏付けがほしい、という物足りなさがありましたが、ここに来て!来たーーーーーー!!!
吸血鬼は人間にとって魅力的な存在で、気まぐれで選ばれたとしても特別に思われていると思いたい。
そんな気持ちを知らずに「餌」であること、それ以上でもそれ以下でもないことを度々思い知らされる。
対等ではないのは勿論のこと、一個人である尊厳すらも持てない関係。
もう泣けます。泣きましたよ。きゅううううってなりすぎて。
弥生に去られた後の千歳の心理も切ないの嵐で、もうほんとに、心臓がいくつあっても足りません。
良い。
本当に、良いです。
絶対に読んでほしい。
そして心臓を鷲掴みにされて悶えてもほしい。
素晴らしい作品です。

「ノラ猫閣下の美しい人」
こちらも素敵な作品でした。
気高きノラ猫と美しいひと。
その美しいひとが愛する自分勝手な男。
でも最終的にはすべてがまるく収まってしあわせな気持ちになれます。

この作品の前までは「絵は好みなのに!なぜ!なぜもっと踏み込んでくれない!?」と思っていましたが、素晴らしい進化を遂げられたようで感動しました。
ものをつくるひとって、こんな言葉しか言えない自分が歯痒いですが、本当にすごい。
ぜひ機会があったら、初期の作品を読んでから、こちらを読んでみてください。
この作品を生み出すために作者さまがされた見えない努力や苦労が、少しでも多くの読者に届きますようにと願わずにはいられない、そんな素晴らしい作品でした。

3

No Title

人間は食糧でありSEXは食事であると言い張りながら中身は普通の17歳である千歳、その葛藤にあまり深みはないです。
人間を拒絶することになったきっかけも幼児期や思春期によくある事といえばそれまでだし、人外物としても人間としても魅力が薄いと皮肉にも思ってしまいました。

弥生は物憂げな見た目に反してとても良い子なのですが千歳のどこに惚れたのかがはっきりしません、なので感動的になるはずの保健室の告白シーンも空虚に聞こえました。


書き下ろし含め弥生の友人や千歳の妹など好感持てるキャラが沢山居て、ただの脇キャラ扱いにしとくのは勿体無いと読んでて感じました。

0

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