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M男のおもちゃ~苦痛快楽者との恋の行方 1

Mokun no omocha

  • 電子専門
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表題作M男のおもちゃ~苦痛快楽者との恋の行方 1

藤野 直也(大学3年生・経済学部)
村田 俊輔(大学3年生・理工学部)

あらすじ

「お前に殴られながらイッちゃったみたい」

彼女も友達も居て充実した大学生活を送っている藤野。ある日、同じ大学に通う内気なゲイ・村田と出会ったことをきっかけに、彼の中に眠っていた闇が目覚め始める――……自分のことを好きな村田の気持ちを利用し、首絞めプレイを強要! 藤野は痛覚に異常に感じる性癖の持ち主だったのだ。普段は人当たりが良く、誰とでも上手くやれるのに、何故か村田相手には自分をコントロールできない。藤野の過去に一体何が――……!?

M男のおもちゃ~苦痛快楽者との恋の行方2 33ページ
M男のおもちゃ~苦痛快楽者との恋の行方3 33ページ
M男のおもちゃ~苦痛快楽者との恋の行方4 32ページ
M男のおもちゃ~苦痛快楽者との恋の行方5 33ページ
M男のおもちゃ~苦痛快楽者との恋の行方6 34ページ
M男のおもちゃ~苦痛快楽者との恋の行方7 38ページ

作品情報

作品名
M男のおもちゃ~苦痛快楽者との恋の行方 1
著者
佐々木かほ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
秋水社ORIGINAL
電子発売日
3.2

(4)

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萌々

(1)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
12
評価数
4
平均
3.2 / 5
神率
25%

レビュー投稿数1

ヌメっとする不条理感

病み系/下衆系に飢えてる人には面白い作品かも。
なんとも言えずキモチワルイ作品。
と言っても、これは必ずしも悪い意味ではないです。
私自身は下衆系はあまり好みではありません。それでもこういう一種のゆがんだ関係性は意外に興味深い。

粗筋の通り、失恋して弱っていたゲイの村田と知り合ってから心に巣くっていた昏い衝動を表に出し始める藤野の下衆さ。そして振り回される村田との共依存的関係が描かれています。
藤野はゲイではないのに村田に思わせぶり。村田を絡め取っていくのですが、その過程といい絵柄と言い、どこかヌメ〜ッとして気持ち悪い。
村田は自分勝手な藤野にとことん翻弄されて疲れ切るんだけど、会う事をやめられない。
あまりに蔑ろにされてキレてボコボコにぶん殴ったりする描写もあり。
ここで藤野が肉体的にMらしい事が示唆されるんだけど、ここは正直もっともっと掘り下げて欲しかった。
タイトルに「M男の〜」とあるけど、おそらく藤野も村田もある意味「M男」なのだ、という風に読ませる意図なのかな…しかし、どちらもちょっと描写が足りない。
2人のゆがんだ関係性がこの先一体どうなるんだろう?とビクビクしながら読むんだけど、終盤藤野の小学生時代のエピソードが出てくる。そこで藤野の下衆な性格がいじめ絡みだったというある意味陳腐な意味づけがなされて、それまで漂っていたヌメっとする不条理感が薄まってしまった…
…と私は感じました。
こういう関係性はもっと耽美的な方向で描いても面白くなるような気がした。2人の肉体的なM性と精神的なM性をもっと際立たせて掘り下げるのもいいと思う。
萌x2と迷ったけど…下衆顔のコマが怖いので「萌」で。

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