イラスト付
これは...素敵なお話です。
SMといえば完璧なマスターありきでMを調教してゆくというイメージだったのですが、いい意味で裏切ってくれます。
調教モノはちょっと...という方にもオススメです。痛々しいシーンはあまり多くなく、あくまでSとMの精神的な描写が主軸にお話は進んでいきます。
もちろんSMが性癖という方にもがっちりコミットする作品だと思います!!!
Sの精神、Mの精神、両側から描かれていて焦れったくて切なくてかわいいです。
1冊で色んな表情のマスターに出会えます。
マスターとはいえど、人間です。その人間臭さが良いのです!!!
やっぱりSMってすてき...
「S」はサービスのSといいますが、結局どこまでいっても結局はMがSをコントロールしてるんですね...ということを突きつけてくれる物語です。
苦悩するマスターも従属するだけではないスレイブもとっても愛おしいお話でした...!!!
作家様買い。
SMのお話が好きなのでわくわくしながら読みました。
小説でSMモノを読むのは多分初めてなのですが
とてつもなく濃い内容になっていました。
波留河は星卯の上司で、星卯は部下になるのですが
ひょんなことから星卯は自分がMかもしれないと悩みます。
なにやら悩んでいることを察した波留河が相談にのり、
星卯がMなのか試すことになりー…。
波留河の『愛したいから、信じたかった』と言うのが胸にぎゅっときました。
彼は彼なりの葛藤があったんですよね…。
恋愛モノですがそこまで甘くないです。
調教は厳しいし、強い甘みが欲しいなぁと思って読むと
ちょっと物足りなくなるかもしれないです…。
最後はしっかりと甘いのですが、もう少し続きが読みたいなぁと思う内容でした。
SMもの好きなのに何で今までスルーしてた…?というくらい、クセ強めなSM小説でした。嗜好によると思うので、誰彼に強く勧められるものではないのですけど、性癖と攻受の個性が見事に融合し昇華して、最終的には甘いラブになってるの、、もうたまらん、、、と悶えました。やっぱりSMっていいですよね!!
人の数だけ性癖ってあると思うんですけどね、その受皿があることの幸せが描かれていますw(と思います)
受は痛みの快楽に目覚めてキャリアは浅いものの真性どMな星卯、攻は普段は温厚で仕事ができる上司だけど、その裏の顔(?)は人を信用できない真性どS紳士、至高のマスター波留河。いや~~~、、この受ちゃん、本当にお仕置きしたくなっちゃう感じなんですよ~~、おねだり多くていい!!生意気で頑張り屋なスレイブって、このマスターにとっても読者にとっても新しい扉な気がしましたw。昼間の関係・上司と部下がそのまま夜の関係、下剋上なし、むしろ普段見せない本性丸出しにして、日常の関係性が過剰になった夜の部という印象です。
アイデンティティなんかめちゃくちゃ確立してそうな攻さまの感情に、実は結構あいまいな部分があって、ふらふら軽薄そうに見える受ちゃんの内面に壊されることのない自己(意志)がちゃんとある意外性が面白いと思いました。
雪路先生のイラストがこれ以上ないくらいこれ!!!ってハマっています。そのビジュアルイメージと攻様の言葉攻めの内容にゾクゾクさせれてしまいました。はぁ、もっとこういうの読みたい。
苦手な絵だったけど、葵居ゆゆ先生の作品と設定が好きだったので買いました。
中盤までは攻←←←←←受、って自分の都合のいいように解釈してました。攻めは恋愛感情抱いてないけど、受けは攻めに対してクソデカ恋愛感情を向けてる関係性が好きで好きで。
好きですと告白してからの、攻めの辛辣な返答に傷つく受けがかわいい。
他人に触られても勃起しないようにする為の調教方法が、実際に波留河が見てる前で他人とプレイ(SMの方)させるという鬼畜の所業。だけど星卯が可哀想で可愛い。
表紙からドキドキなわけですが、
どうなるの?どんなプレイが待ち受けてるの?ドキドキはらはら!
ひょんなことから痛みで感じてMに目覚めるも信じたくない星卯、
上司の波留河さんが確認しようとSMに付き合ってくれることに…
受け止めてくれてる?突き放してる?キリキリ辛切ない。
からの巻き返し!に惹きこまれました!!!
星卯のへこたれない強さ、どんどん深みにハマり、開花して蕩けてく様は堪らん!
波留河さんは普段は包容力ある紳士なのに、思想拗れた良いS様でした。
調教も優しくて厳しくて…アナ○ビーズ!69!玉しゃぶ!素晴らかったね!!
思いが通じあってからの、あまーい、溶かし溶かされっぷりはご褒美!!
波留河さん、良いとこ突いてきます。
プレイが痛々しくなくて、星卯が前向き、淫乱だけど下品じゃないか、
SMあれば読むって感じだったのがSMめちゃくちゃ美味しいな!に格上げされました!!