電子限定おまけ付き
貞操が世界を救う！
大好き作家さんなので評価甘めです :-)
表紙でくわえているのは鍵。
そう、キーアイテムはタイトルの貞操から想像される通り、貞操帯。
なぜか、自分の貞操が破られると地球がピンチになってしまう、という運命を課せられた柳瀬（受け）。
今までモテなかったのに、あらゆる人にもててしまい、無理矢理関係を迫られるようになった柳瀬。
そこへ大人っぽい転校生千秋がやってきて、自分を守るという。
そんなとんでも設定ですが、しっとり文学的なお話がお得意とあって、こんな設定でもギャグ炸裂という感じではありません。
でも、冷徹っぽい攻めがだんだん受けがかわいくなってとらわれていく様子や、無邪気っぽいノンケ受けが攻めに絆されていく感じ、が期待通りでよいです。
かわいく「千秋ぃ～」とか言われたらたまらんですよね。
特殊な設定がドラマのようで…。
この本の大部分は貞操帯を履いた受けの描写。
そして設定がぶっ飛んでいるというか特殊です。
受けの貞操、脱童貞が脱処女したら世界が滅ぶと言われ、転校してきた攻めにあらゆる敵から守られるストーリー。
攻めがクールでツンツンしていて、受けは至って平凡な男子高生。
受けの柳瀬は敵陣の企みで幼馴染(♀)と交際するので、女性が地雷な方は注意です。
途中サイコパスのような先生(攻)が登場して受けを脅迫。
ピンチの時に必ず助けてくれる攻めが輝かしいです。
頑固だった攻めが最後、受けの可愛い誘いにコロッといってしまい自分でトリガーを引いてしまいます。
受けは攻めの事が好きだろうなと読み取れましたが、攻めはどうなのか…？
ラストは皆さんのレビューにもあるように「その後は！？」と続きが気になる終わりでした。
結局どうなった？
千秋がカッコヨクテナー。
読み終わったあと、千秋のイケメンっぷりを再確認したくてもう一度読んでしまいました。
「お前が貞操を失うと世界は災厄に見舞われる」
と言われて「はい、そうですか」とすぐ納得できるひとなんていないわけで、この作品の主人公である柳瀬恭平も信じません。
組織から恭平の監視役として送り込まれた千秋を「中二病」と決めつけて、付き合い始めたばかりの幼馴染みとのあれこれを期待したりするのですが、おかしなことの連続で信じざるを得なくなります。
教育実習生が怖かったです。
嘘で恭平を追い詰めて、無理矢理言うことを聞かせようとするし、監禁するし。
あれだけあからさまに狙われていたのに、千秋がなぜ気付かないんだー！あの辺り、だいぶ読んでいてギリギリしました。その前までは相当有能なボディガードだったのに、簡単に騙されてしまうのが解せぬ。
さらに疑問なのは、貞操って受けても失われるものだったのか？ということです。
中盤辺りまで「千秋と結ばれるだろうから、貞操は大丈夫でしたってパターンだな。お尻だし」と思って読んでいました。
でもいざその場面になったら千秋が「守ってやるって決めたのに、俺が壊すなんてな」と言うので、お尻もアウトだったってことなんですよね？
だけど目が覚めた恭平の周りは至ってふつうで、おかしいのは千秋に関する記憶をみんなが忘れていることと、教育実習生がいたずらしたのが別に生徒になっていたことだけ。災厄は？預言が間違っていたということで良いのでしょうか？
ラストの再会シーンも千秋は記憶があるのかどうか表情からは読み取れず。
大事なところが理解できませんでした。
でも千秋がイケメンだったので萌2。
学生服を着たファンタジー
ちょっと、これは、うーん。読み手側を選ぶ作品かも知れません。その独特のフワフワとしたタッチの画もそうですが。フツーの高校生の日常にして、「この世界の為に！」と、付けさせられる貞操帯。（男子用の貞操帯って⁈）最初は主人公の恭平と同じく、この中二的世界観に入りにくいんですね。あぁ、これ何となくSFなんだな、と感じるのはしばらく読み進めてから…かも。逆にこの世界に入れてしまえば、大丈夫です！というか、この不思議な設定あればこそ成り立つラブストーリーかと思います。そして慣れてしまえば、脱いでない時でさえも溢れ落ちるエロさ！その表情がヤバいです。終始しかめっ面の千秋がイケメンに見えてくる不思議。ラストはちょっと驚きがあるので、伏せますが。賛否あるかと思います。私は少しダメかな。心に込み上げてくるものに名前を付けるなら、それは『寂しさ』なのかも知れません。きっと続けるのは難しいと思いますが、どこかでまたこの2人と会いたいです。
貞操を失ったら世界が滅ぶ？？？
タイトルどおり、貞操・貞操帯がテーマのBLです。この作品なにがすごいって、設定がはちゃめちゃにとんでもないところです笑
受くんが貞操を失うと世界が滅びるから、攻くんが受くんの貞操を貞操帯によって守るっていう…とっても新しい感じの不思議設定です笑
こんなとんでも設定ですが、ストーリーはシリアスもあり、コメディもありみたいな…わりかしストーリーがしっかりまとまっており、ラストは不思議な余韻を残しつつちょい感動のハピエンでした。
もちろんカシオ先生の作品なので、貞操を守るとはいえエロ度はいつも通りバッチリです！
はいってないけどえろいシュチュエーションを探求してきたな…？って感じでした(^-^)はいってなくても満足のえろ山盛りです(^-^)そして安心してください、最後はちゃんとはいります(^-^)
とんでも設定・とんでも展開にちょこちょこ違和感を覚えなくもないですが、最後まで楽しく読めた作品でした！
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