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でもどうしても年齢が気になってしまいました。
前半2作品、年齢をはっきりとはさせていないけれど、私には中学生と小学生に読めました。
かねてから攻めが子供なことはあっても逆は見ないなとは思っていたのですが、こういうことだったのかぁ。 まさか自分の倫理観がここで発動するとはという感じです。
お話は可愛くて優しくてとても好きでした。 にも関わらず心から楽しめなかったのが本当に無念!
これは作者さんの萌えがつまった良巻でした~
ショタっていうところのギリギリぐらいか。
大人と子供の間ぐらいの子と、立派なおじさん(若め)のカップルが出てくる作品集。
かなり良かったです。
表題作は、大変ウブな康平くんと、やさしいリーマンの正三さんのカップル。
健気でウブな(ちょっといきすぎなぐらい何もわかってない)康平がかわいいのと、この年の差だけに、何もしない優しい正三さん。この二人はHっぽいことが何もなくてもこのまま見てられる。
他に、散髪やさんに一目惚れした少年のお話などがありました。
先生の中では異色な作品だと思う。これからこういう方向に転換するなら話は別だけど。もともとショタ作品は多かったのでイズムは感じます。
◾︎おかえり電車
乙津康平(学生) 金子正三(会社員)
◾︎ちょっきんちょっきんちょっきんな
民也(理容師) 海里(小学生…?)
か゛わ゛い゛い゛
可愛いし、リアルなトーンだからこそ、未成年(康平は多分中学生?海里に至っては小学生?)とお付き合いをする大人倫理観崩壊具合にモヤモヤするんですよ。あくまでも創作物、あくまでもフィクション。わかってる。そして可愛いのも分かってる。
より小さそうな「ちょっきん」の方が、コミカル故に受け入れられるのも不思議なものよ。
最後に大きくなった(それでも高校生かな?)康平と正三が!大きくなっても可愛いままの康平くん。過程もみたいな〜いつ初めてのお泊まりをして、いつ初めてのエッチをして…やっぱリバかな、とか。
協力書店おまけ?
「二人で仲良くしてるだけでみんなが喜ぶ」…真理
んんんこんなかわいい子が野に解き放たれて大丈夫なのでしょうか。セリフ回しが独特です。
論理感が迷子になってしまいそうですが、攻めも自分のしていることはお縄だと分かっている世界観なのでOKです。
攻め(正三さん)の家に遊びに来て宿題したりインスタントラーメン持ってきてくれたり正三さんデレデレです。私もデレデレです。近所に住んで挨拶したい。お年玉あげるね。
一度はこの関係をやめようと距離を置いた正三さんですが、受け(康平くん)が名刺を枕の下に入れて夢精したと聞いてノックアウト。
そして康平くんのお友達もしっかりものでかわいい。エッチなことをしてくれない正三さんのことを相談したら、それはまあお怒りです。関係をバラしたら終わりだぞなんて言いますが、、2人のラブラブかつ癒しなやり取りを見てなんだか気が抜けてしまうのでした。
表題作ではエロはありません。キスシーンはありです。
同時収録「ちょっきんちょっきんちょっきんな」
こちらの攻めは手を出してます。最後までの描写はないですがきっと致しているでしょう。こちらのほうが年の差があるかもです。明確な年齢が書かれていないので想像ですが。受けは恐らく小学生・・・。
わんぱく坊やが水族館デートではルンルン気分でぬいぐるみをぎゅうと抱きしめて上目遣いですか。そうですか。お小遣い上げようね。
「アテンションプリーツ」「誰にも遠慮はいりません」ガチムチ受けキスのみ。
プリーツのほうは受けがスカートを履いています。クスッとできる作品でした。
遠慮は~は甥×叔父です。
とにかく幸せがあちらこちらです。おまけ漫画には高校生くらいになった康平君が描かれていました。
おおきくなったね~!ここにいたるまで、もっと先の2人を見たいです!続編待ってます!
◆おかえり電車(表題作)
タイトルからも表紙からもどんな話なんだろうとワクワクしていましたが、想像以上に可愛いらしい甘酸っぱい作品でした。学生の康平がかなりの口下手というか、自分の頭の中でぽんと思い付いた単語がそのまま口に出てしまうタイプで、文脈を読み取るのが難しいのだけど。社会人の正三はまったく苛立ったりせず、こういうこと?と丁寧に聞いたり、察しが良くてすぐ理解したり、とにかく常に物腰柔らかなので2人の会話に癒されます。康平が未成年なので当然危うい関係ではあるのですが、正三なりにきちんと考えて、守るべきところは守る付き合い方だったのでとても健全です。康平の成長を堂々と見守れるようになればいいなと思いました。
◆ちょっきんちょっきんちょっきんな
こちらも受けがショタでかなり年齢差がありそうなカップリング。でも、2人の出会いがとっても素敵で、やはり恋愛に年齢は関係ないのだと改めて感じます。もちろん、法律は守らなければならないけれど。焦らず2人のペースで、関係をゆっくり発展させていって欲しいですね。
◆アテンションプリーツ
他の収録作と大分毛色の異なるギャグ作品でした。ごつくて雄々しい見た目の中島は、プリーツに目がないという設定。しかも、自分がプリーツを履きたいので学校でもスカートを履き、部活も剣道部という徹底っぷりです。プリーツから覗く脚もがっしりしていて、お淑やかさは欠片もないのに、確かにそこから中がチラ見えするとなんだかやらしい気持ちになりますね(笑)。