海と二人の塩分濃度

umi to futari no enbun noudo

海と二人の塩分濃度
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神12
  • 萌×219
  • 萌17
  • 中立8
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
7
得点
195
評価数
56
平均
3.6 / 5
神率
21.4%
著者
 
媒体
コミック
出版社
リブレ
シリーズ
ビーボーイコミックスDX(コミック・リブレ)
発売日
価格
¥629(税抜)  ¥679(税込)
ISBN
9784799730973

あらすじ

今度こそ――大学生の隆太は、勝ちめのない恋に終止符を打つため、
海沿いで居酒屋を営む尚希のもとを訪れる。
久しぶりに会った尚希は、彼女と別れ、猫とひとり暮らしていた――。
そんな彼の背中を見ていると、あきらめるはずの想いがあふれだしてきて…!!

無愛想大学生×10歳上の居酒屋店主の
静かに激しく心を揺らす愛――。

表題作海と二人の塩分濃度

南 隆太・サーファーで無愛想な大学生
前田 尚希・元ヤンで海沿いの居酒屋店主

その他の収録作品

  • 海と二人の少し先

評価・レビューする

レビュー投稿数7

年下攻めの教科書にしたい

『声はして涙は見えぬ濡れ烏』があまり好みではなかったので迷った末の購入だったのですが、ドンピシャだった……。
受けについて必要以上に過去が描写されるわけではないのですが、モノローグの言葉の選び方ひとつひとつが丁寧で、なにごとにも自分を押し殺して我慢することを続けて大人になってしまった人なんだな、とわかります。わたしの好きな年上受けです。その淋しいこころを若さゆえの愚直でまっすぐな愛で溶かす攻め。わたしの好きな年下攻めです。
内縁の妻に逃げられた受けの傷心に付け込む攻めとその愛を利用して自分をなぐさめる受け……なのですが、どちらもそれを自覚していて、その葛藤を軸にストーリーが進みます。2人とも性格の良い落ち着いた男で、それが全体的に静かな雰囲気を生んでいるのかな。夜の海辺の印象の強い作品です。激しい起伏があるわけではありませんが、それだけに2人の関係や心情の変化が丁寧に、ドラマティックに描かれています。日常BLはそれほど好きなジャンルではないのですが、こちらは胸に沁み入るような萌えを感じました。なんでも他人に譲ってしまう、自分の欲は我慢しがちな年上受けが、年下攻めの猛攻にほだされ、ど続きうしてもほしいものをこらえきれずに「ほしい」と言ってしまうシーンは本当に良いものです……。
女性が絡むストーリーで、女性の存在が単なる悪役や当て馬や解説役に成り下がっていないBL、その女性にも幸せになってほしいと思えるような物語が好きなので、大変満足しました。現代日本に生きている人々の話だな、という感じがします。BL時空のBLも好きなんですが、本作は落ち着いたドラマのような作品でした。

1

ちくわとの絡みも好きです

長い片思い、好きなんですよね。
彼女持ちの尚さんに恋い焦がれて夏の度に尚さんの居酒屋でバイトして、今年で諦めようとやって来たら、彼女と別れていて。隆太に告白されて、今まで自分の彼女を見ているんだと思っていたのに、それが自分を見ていたんだと知った時に、気持ち悪いと思わなかった時点で、悪い気はしてないですよね。ちくわのことも、自分より先に探しに行ってくれたり、細かいところですが、もともと弟みたいに可愛がっていた隆太のことを好きなんだと気づいて行く過程が丁寧に描かれていて、じわじわとくる作品でした。

それと、サーファーがサーフスーツを腰のところまで脱いで、休んでたり、ボード持ってうろうろしている姿は大好物です。表紙はご馳走ですね。

0

淡々としたお話でした

大学生×元ヤンの居酒屋店主という、10歳差の年下攻めのカップルです。
夏の間だけ居酒屋のバイトに入っている攻めは、その店の店主を好きになったのだけど、店主には一緒に住んでいる内縁の嫁みたいな女性がいた、という話。

作者さんの他の作品と比べると、強烈なインパクトやきゅんきゅんする切なさに欠ける、淡々とした作品でした。
女性の絡む三角関係ってのも萌えない要因のひとつだったかもしれません。姿が見えないとは言え受けと女性のエッチまであるし…。
あと受けと攻めがお互いのどこが良くて結ばれたのかがいまいち分かりづらかった。攻めは夏のバイトを始めて数年の間、四六時中受けを好きだ好きだと思っているのですが、なぜ好きになったのかがさっぱり分からない。受けと女性がいちゃついてるのを見てドキドキしてるうちに好きになったみたいだけど、ノンケなんだし普通は美人な嫁のほうに惚れるんじゃないの?
受けに至っては、攻めに告られほだされてくっついただけみたいな印象を受けてしまう。さらに言えば、変に大人ぶって攻めの本気から逃げ、攻めが引こうとした途端にOKを出すのが打算的に思えてしまう。

脇キャラも、続き結構出張っている割には大してストーリーに絡まず、受けの元ヤンという設定も全くと言っていいほど機能していませんでした。話に深みを出すための設定がおざなりに処理されすぎたような印象。エッチシーンも、弟のような存在の攻めに告られ、しばらく返事もできずにグダグダしていたのに、あっさりと「いいよ、やろっか」的な軽さで…それ以降も大した葛藤なく続けて関係を持っていて、切なさや萌えが感じにくかったです。

2

寂しい大人の心の隙間に。

海辺の居酒屋で夏の間だけバイトする隆太は、居酒屋店主の尚さんに惹かれていたけれど、尚さんの隣にはお似合いの彼女がいて見つめることしかできなかった。2年ぶりにバイトに来たら、その彼女は消え、尚さんは一人で…

一途な年下男が、寂しい大人の心の隙間を埋める話。
なぜそうなったかはすごくわかる。でも、尚さんは「恋した」より「寂しいから流された」って印象が強くて、隆太も一途なんだけど表情が乏しいから、尚さんに恋焦がれてる感がなくて、ストーリーに納得できても「萌え」がない…
隆太の不愛想さ、尚さんのつかみどころの無さ、二人のキャラにも「萌えポイント」がなく…
絵は綺麗だし、海辺の雰囲気も良いのだけど、個人的に萌えが感じられない作品でした。

3

せつなくて甘い良作

よかったです。

余韻にしばらくひたってしまう、雰囲気のある作品でした。
夏の終わりから、秋、冬にかけて、『海』ってものさみしくて切ない感じがしますが、そのままの感じが作品に漂っています。

きちんとハピエンですが、生きていれば誰しも、どこかで泣いたり傷ついたり、しんどい思いをしている訳で、甘いだけではない人生の苦味が描かれているのがよかった。 少しビターです。

受けが年上で、ずっとキレイな彼女がいたという設定なので、女性が登場します。といってもモノローグというか、過去を振り返ったり、人の噂で登場するだけなので(顔も出てきません)、基本女性が登場するのを歓迎しない私ですが、気になりませんでした。
年齢設定からしても、元カノがいて、辛い経験をしてっていう方が、普通なのかなとも思いますし…。ただかなり引きずっていますので、苦手な人もいるかもしれません。

ウノハナ先生の作品は毎回発売日に購入して読んでいますが、最近の作品の中では断然好きです。
大人の方に特にオススメします。





1

夏の終わりってなんだか寂しいよね。。

大好きなウノハナ先生の新刊。
絵柄は相変わらず間違いないです!!
個人的に受けの長髪はあまり好みではありませんでしたが。。
夏特有の煌めきと楽しかった夏がもうすぐ終わってしまう。。という時に感じる哀愁と儚さのようなものを感じ、なんだか懐かしさを感じました。
ただ、受けの元カノの話が結構な比重を占めていたので、苦手な方がいらっしゃるかもしれません。
私は根っからのゲイよりノンケ好きなのでこっちの方がリアルだなーとあまり気になりませんでしたが。。
攻めが受けを好きになったきっかけがあっさりだったので、そこをもっと丁寧に描いてくれたらなと思いました。
シリアスな中で、警官の先輩後輩コンビが良い味出してました。

0

表紙の距離感が素敵

一途な片思いを続ける無愛想な大学生×居酒屋店主の夏の物語。

受けには奥さんのような彼女が居ました。しかし彼女は別の男と逃げ、ポツンと残された受けと飼い猫。思いを告げるつもりはなかった攻めでしたが、明るく振る舞いながら何処かさみしげな受けを見て我慢が出来ず、力強く抱きしめ告白しーーーーというお話です。

ノンケで弟のように可愛がってたバイト君に思いもよらぬ事を言われ戸惑いつつ、攻めの言葉の引力や熱に引っ張られる受けが良かったです。攻めは一度外れたタガが抑えられず気持ちを隠すことなく思いを口にし、受けは動揺しつつも大人の余裕を見せ何とか受け止めようとしている中での大人の色気が香る(∩´///`∩)

攻めと受けは表紙のような距離感で、シットリとした色っぽさを含んでました。
攻めは気持ちをぶつけるけど受けの気持ちを無視するようなことはせず一歩引いて。受けは飄々とした軽さに淋しさや熱を隠し持ち。そんな2人の合間を飼い猫がチョロチョロして癒され。
タイトルも表紙も作品全体を表してるようで素敵です。

そんな萌え部分を述べつつ、評価が低い理由。
10歳差がある2人なのですが続きキャラデザでは年の差を全く感じなかったのが残念。2〜3歳歳かと思った…。あと、元カノが逃げた理由やその後が、妊娠や不妊のデリケートな部分にグサっとくるキツイのをサラっとぶっこまれててショックでした。(表現は軽く触れる程度のサラっとです。個人的に敏感になりすぎるネタなだけなので、気にならない方はスルーしてください;)

評価は萌え寄りの中立です。

0

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