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年下で一途な片思いをしていた隆太が、年上ノンケ尚希にまっすぐ思いをぶつける。
尚希の受け入れ方が大人だなぁと思いました。
心の中では余裕がなかったり、全然大人じゃないと思っていても、それを態度に出さず、隆太を傷つけないよう、自分にもウソがないよううまく立ち回るなぁという印象です。
年下の熱さ、まっすぐさと、年上の余裕ある態度(心の中はおいておいて)の対比、そんな2人がどうお互いを理解し、受け入れていくかが丁寧に描かれていました。
2人それぞれの気持ちわかるよ〜と淡々と読みました。
やっぱり、尚希が隆太を受け入れていく過程がドキドキしましたかね。色っぽいし。
あ、1カ所、隆太が居酒屋の客に「お前ら…さっさと帰れー‼︎」と無言の圧をかける場面は笑いましたw
海の背景がきれいでした。
長年付き合っていた彼女に裏切られた尚希とその尚希にずっと片思いしていた隆太の物語でした。
諦めるはずだった尚希への気持ちが、尚希が1人になっていたことによって溢れ出して、やりきれず告白してしまうシーンが素敵。
抱きしめられた尚希と同じように、隆太の熱や海風の香りを感じました。
ありきたりの断りの台詞を尚希が色々考えた挙句、結局言わないのが良かったです。
自分でも何なのか分からない衝動に突き動かされて、交わしたキスが熱い!
尚希の台詞も男前でした。
尚希に会えない1日が長く感じるっていう隆太の気持ちが本当に健気で可愛くてキュンでした。
ずっと一緒にいたいと同じ気持ちになってくれて良かったね、隆太!
描き下ろしがまたとっても良い。
社会人になって国内外を忙しく飛び回ってる隆太が、久しぶりに尚希に会ってまぁイチャイチャするわけですが、大人になった尚希が主導権を握りつつあるのがエッチくて良かったです。
それでも尚希と一緒に店をやってくのが夢なんて可愛い事も言ってくれて…早くそんな日が来たらイイなぁって思いました。
男らしい、ノンケな二人が、いろいろあって恋仲になるストーリー。無理なところがなく、自然な感じがやっぱり素敵
新しいサーフボードが欲しくて始めた、居酒屋でのバイト。夏限定、雇い主は友達の兄。彼の横には美人な彼女がいて、二人はすごくお似合いで、どうにもならない恋心を引きずって、一年、また一年と過ぎていく
諦めるつもりの、最後の年。そこに彼女の姿はなかった。恋焦がれていた人は一人になっていて、その背中は寂しそうで、無理やり消そうとしていた気持ちに、また火がつく
無理に身体の関係を迫るでもなく、何か理由を探して脅すわけでもなく、まっすぐに気持ちをぶつける、、若いって素敵だな〜
ふううううう。
どうしよう、溜め息しか出てきません。
この余韻にしばらく浸っていたい。
海辺の居酒屋。
夏だけのアルバイトの隆太とオーナーの尚希と猫のちくわ。
ただ見つめるだけだった隆太の恋が動き出す…。
はああああああ。
だめだ、溜め息が止まりません。
読み終わった今も胸の真ん中にぐーーーーっと押しつけられるものがある感じ。
尚希と彼女の姿を横でいているだけだった1度目と2度目の夏。
自分の想いから逃げて、会いに行かなかった3度目の夏。
そして迎えた4度目の夏に彼女の姿はなくて、尚希とちくわだけに出迎えられた隆太。
10才の年の差があって、尚希は大人の余裕で隆太をかわそうとするけれど、隆太の真剣で強い想いがそれを許しません。
頭の中で考えていることと気持ちは別物で、「こう伝えよう」と決めていてもいざとなると気持ちが先に口から溢れてしまう。
夏の海の賑やかさや客で溢れる店内の喧騒はあるものの、この世に2人と1匹しかいないみたいな、すごく静かで穏やかな空気がずっと漂っていました。
その空気感がすごく心地良くて、その中でお互いの気持ちに正面から向き合う2人がとにかく愛おしく思えて、ふううううう、ですよ。ほんとにそれしか出ない。
すべての雰囲気が良くて、そのまま映画になりそうな作品です。
モノローグも素敵だし、2人が口にする言葉も素晴らしい。
寂しさや不安を抱える大人の狡さも通用しない相手に、腹を括って正直に向き合う尚希もカッコいいし、年下だけど深くて大きい愛で包み込むように尚希を愛する隆太もカッコいい。
読んでください。
まだ読んでいないという方は、今すぐ購入を。
絶対に後悔はしないと言い切れます。
読み終わったあともずっとこの世界に触れていたいと思える作品でした。
そんなふたりのキスシーンがすごくツボでした。
初めてのキスシーン。
攻めの方が長身なので、受けが下からぐいぐいいく感じがキュンとしました。
片思いだし、傷心に漬け込んでるし…
で、最初は受け身だった攻めが、
「俺を夢中にさせてみろよ」って挑発されてぐいぐいし返すのがまたいい。
片腕で肩を抱いて、もう片方の手は首にそえて。
なーんか、すごく大事に触れてるのが伝わってきて、ものすごくキュンとさせられました。
二度目のキスも受けのリードではじまります。
元ヤンだから?(笑)
こう、Tシャツの胸元をがしっと掴み寄せてするんです。
そこを引っ張ったまま、攻めをベッドにまで引き倒しちゃいます。
なんつー男前な誘い方なんだ。
季節は冬の手前まで過ぎ。
ふたりにとってはもう何度目のキスか分からないけど、読者から見れば三度目のキスは。
猫の餌やりでしゃがんでる攻めをバックハグからのキスなので、珍しく攻めの方が位置が下。
いつもと違うの、もえる。
そして肝心の、本当に心が通ってから初めてのキス。
やはり受けからでした。
でも今度は胸元じゃなくて、頬を両手でがっと掴んで。
何度も言うけど、身長差がよい。とてもよい。
攻めは辛くてもひとりでやり過ごせてしまう受けとの人生経験の差を、受けはまだまだこれからの攻めの将来を考えたりして。
物語自体はゆっくりゆっくり展開されます。
なのにキスとかえっちはけっこう情熱的で、男臭いというか、男前なのがよかった。