イラスト入り
『白狼王の愛嫁』の続編です。
前回、無事身も心も結ばれた二人。
婚礼をあげて2ヶ月後くらいからのお話になります。
今回も色々なことがあって神子を降りるとアディヤが言ったり
アディヤを守るためにウルスは、本来の姿(獣人)を民の前に晒してしまったり
波乱な展開が数多くあるのですが、根底にはお互いがお互いを想っているというのがあるので
私はあまり不安にならずに読むことが出来ました。
アディヤの心がブレて不安になっても、ウルスという安定させてくれる存在がいるので。
懐妊が分かってアディヤが不安になった時も
ウルスの言葉がアディヤを救ってくれるし、
言葉だけじゃなくて態度でもそれをあらわしてくれるんですよね。
元々すごくアディヤのことを溺愛していたのが
懐妊後はよりすごくて笑っちゃいましたw
『雪だるまのように着膨れする』という表現がいいなぁと思いました(*´▽`*)
子供が生まれてからも幸せそうだったし
読んでいてこちらも幸せな気持ちになる作品でした♪
続編を読むのも楽しみです(*´▽`*)
今や獣人ものがたくさん増え、
数ある中からレビューなども見て一作目を購入しました。
一作目の「白狼王の愛妻」は、出会い~結婚するまでのお話。
今作は、あらすじにもあるとおり妊娠~出産までのお話です。
一作目は最初すれ違いがあり、受けが攻めを怖がったり、それに攻めがアタフタするのが面白く、徐々に甘々になっていく感じがとても良かったのですが、今作は最初からゲロ甘です。
甘いものばかりで、ちょっとお腹いっぱいになりました(笑)
それだけに次作「白狼王の幸妃」の購入は少し迷います。
白狼王ウルス(攻め)の愛を受け入れ晴れて夫婦となって数ヶ月。
仲睦まじい夫婦のもとに祖国のイルファーンから第2王子ジャヤートが祝辞にやってきます。
その歓迎の宴で神子に対して気になる噂があることを耳にします。
噂の内容は、最近頻繁に起こる地震に不安になった民が、最近の地震は神子が神が認めた神子ではないため神の怒りだというもので、アディア(受け)を神子と認めた王に対しても不信感を持ち始めているというものでした。
不安になるアディアですが、ウルスの提案で地震が早く落ち着くようにと大神殿へ祈りを捧げに行きます。
しかし、祈りの最中またも地震に襲われ民が怯えるの中、過激派がアディアを攻撃し、アディアを守るため反撃したウルスは本来の姿を民の前に晒してしまいます。王が獣人だと知って同様する民。その中で白狼王擁護派と反対派の激しい対立が起こり国全体が不穏な空気に包まれます。
そんな中、アディアが懐妊していることがわかります。アディアは男の身である自分が妊娠したことに激しく動揺しますが、ウルスに励まされ、赤子に出会えるよう頑張る決意をします。
初めから濃厚な絡みがありすぐにエッチになだれ込む相変わらずエロエロな二人です。
祖国からの使者がジャヤート王子と知り、過去の自分からすれば雲の上の人で優秀な王子だと聞いていたので喜ぶアディアでしたが、登場時からどうみても今回の悪役という感じでした。絶対色々やらかしてきていると明らかにわかる悪役面でした。
前作では民の悪意に怯えていたアディアでしたが、今作ではウルスに守られてるだけでなく自分もウルスを守ると決意を新たにし、民からの暴言にも立ち向かうくらい強くなっていて成長したと感じました。愛は人を強くするんですね。
ウルスは民を守るために身体を張り、国民の信頼を取り戻し、アディアはそんなウルスを陰から支え、国のために頑張る二人が描かれていました。
妖や神と伴侶となった場合にはよくありますが、今回はちょっと違うので男同士で子供ができるとは思ってもみませんでした。始祖と同じくらいの力を有するウルスだからこそアディアの身体を作り変え両性具有にしてしまうという設定はちょっと後付け感がありますが、作者様ももともとはそのつもりがなかったようなので仕方ないかなと。とは言え、私はストーリー的にそんなに違和感なく受け入れられたと思います。それにもともとファンタジーだし二人のかわいい赤ちゃんが見れたので良かったと思います。
出産シーンはありますが、扉の外で熊のようにウロウロするウルスの笑える姿くらいなので苦手な方でも大丈夫じゃないかと思います。
家族3人で幸せな国王一家の姿が見れて本当に良かったと思いました。ウルスは絶倫なのできっと子沢山の国王一家になるんじゃないでしょうか。
前作では、絡みが全て獣姿というのが気になってしまったのですが、慣れとは恐ろしいもので、今回は全然気にならないどころか、ふわふわ毛皮ぎ気持ちよさそうだとまで思ってしまいました。
愛嫁に続く2作目。1作目めっちゃ面白かったので手に取ってみました。
リアルな妊娠出産表現がやや苦手だわ と気がついたので 萌よりの萌2で。
相変わらず表紙はややヘタレってる笑顔の受けさん。
カラー口絵は ほわほわ うすーいピンクベージュトーンの二人の
全裸絡み図。キレイ♡
でも、アディヤは顔と足しか見えなくて、ウルスのもっふりたっぷり。
超気持ちよさそう・・・もふりたいー。
そういえば人間姿の王様。今回1回だけでした。
もふもふ王様も好きだけどね。しゅん。
溺愛トーンは1作目同様継続していて、エッチシーンは3回だと思いますが
1回1回が長い長い(自分が読んだ話の中では)。
アディヤがうっかり1回頑張ってご奉仕しようとしたもんだから、
大変になってました(笑)
で、お子ちゃまが出来て。
ああ出来たのね というぐらいだったら、まだ大丈夫だったんですが、
子宮がどうたらこうたらとか、授乳がどうたら とか
具体的な単語が出てくると 途端に「ありえねー」と
驚いた自分に気づきました。
ウルスの子供はめっちゃ可愛いし、生まれてよかったな♡
もふもふ増殖させよう~と思いはするのですが、
さりげなく産んで(笑) と少々感じました。
最後のお風呂ネタはもう楽しい~の一言です。
うぶうぶアディヤなので、王様に揶揄われているのに全く気付けず
一生懸命手洗いしようと頑張るんだけど、獣毛、お湯をはじいて
泡立たないー(爆)
ちょっと意地悪な王様でした。
でろでろでろーと吐きやすい方はご注意ください(笑)
前編あって故の話で、2人が本当の意味で夫婦に見えたこの後編が読めて本当に良かったです。
前作では夫婦になったはいいものの、まだまだカップル感が消えてなく不安定にも見えたので、読み終わった今は安心出来たし、前作以上にらぶらぶシーンも多くて大満足です(^^)
生々しい表現もあったりはしましたが、ファンタジーだし!と私の中では許容範囲でした。
国民にとうとう王の本当の姿がバレてしまったり、アディヤ自身が不安に思っていた男神子の嫁という立場が国民の反感を買ったり、アディヤの祖国から来た王子が本当に本当に悪い奴で要らんことばっかりしてくれるしで、前編以上になにかと問題事が多かったのですが。
2人の関係も一瞬危うくなりかけましたが、そこはアディヤ溺愛のウルスが離すはずもなく。
お互いを信頼しきっている事で逞しく成長した2人だったので、数々の問題が起きようとも安心して読み進められたような気がします。
あとは、前作以上に周りの人達とアディヤの関係性も築かれている様が描かれていて、トゥルクードで幸せに過ごせて良かったな、とホッとしました。
まだ続きが読める機会があるのなら、子作りに励むウルスの為にもあと2人くらい子どもが出来、成長したルトと共に過ごすその後を読めたらいいな、と楽しみにしてます( *´︶`*)