帝は獣王に降嫁する

mikado wa juou ni koukasuru

帝は獣王に降嫁する
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神10
  • 萌×28
  • 萌4
  • 中立4
  • しゅみじゃない0

143

レビュー数
3
得点
98
評価数
26
平均
3.9 / 5
神率
38.5%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
竹書房
シリーズ
ラヴァーズ文庫(小説・竹書房)
発売日
価格
¥639(税抜)  
ISBN
9784801909823

あらすじ

「慎ましい妃よ、濃い呪いが感染するように、たっぷり中で出してやろう」

海神の国の新帝シキは、敵国テルスに身を差し出し、戦を収める。それは、狼を始祖とするガイウス王の妃となることと同一だった。国のため、民のため、と散らされるのを拒む花のように矜持を保とうとするシキを、ガイウスは獰猛な愛撫で踏み躙(にじ)る。次第にシキの肉体と魂はガイウスに搦(から)め取られていき…。
しかし、意図せず距離を縮めてしまったふたりには昏(くら)い闇が忍び寄っていた。呪われた獣王の妃は死ぬ運命にあるという――。

表題作帝は獣王に降嫁する

ガイウス,敵国テルスの王,30歳
シキ,ワダツミ皇国の新帝,26歳

その他の収録作品

  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数3

降嫁モノですが誠実な愛でした(*´∇`*)

私はラブコレ13を読んでこの本を知り、興味が湧き本編を読みました。あらすじは他の方が完璧に書いてくださってるので感想を。


あんまり萌えなかったものの不思議と不満はなく、とても満足でした。よかった。この二人好きです。シキ和装男子最高。しかも品があし、凛としてるし。

登場人物のシキもガイウスもハヤテにも、萌えるというより男前さを感じました。



シキもガイウスも初め、恋心はなかったのに段々無自覚にお互い独占欲がでてきたり、相手に好かれようとしたりお互いの事を思って行動するように段々変わっていきます。シキがガイウスに飽きられたんじゃないかとモヤモヤしてるシーン、好きでした。わぁ、だんだんすきになってるよーって。ついにシキからガイウスにキスしたとき挿絵も最高でした。シキからキスするまで無理やりキスしなかったガイウスもジェントルだと思いました(初め無理に犯しはしましたが、魂を通わせたたった1人にしか唇を許さないワダツミのしきたりを尊重してるとこよかった)
結果お互い命をかけても護りたい大事な相手になりましたし。2人の愛には誠意を感じる。よくある攻めは無神経な乱暴ものでもないし、受けは誰にでも好かれるいい子でフラフラほだされやすくガード緩くてすぐさらわれたりエロい危ない目にあうタイプてよくファンタジーBLにあってイライラするからあまりすきじゃないんですが、この2人には嫌な所が全くなかった。受けも攻めも品があってしっかり相手を(国や民も大切にしてるし)思って全くブレてない。
2人のエッチはエロイですけどね(*´∇`*)
絵も素敵でした。もっと見たいくらいうっとりです。

あと、ハヤテの初めてをユアハが。。そこ、も少し詳しくしりたかった。
ハヤテにもユアハにも幸せになって欲しいなぁ。ナギはシキ似の美人だといいなぁ。
ハヤテとユアハとナギの番外がでたら絶対に読みたいです‼︎是非書いて欲しいですm(__)m

最後のラブラブエッチシーンでガイウスのアレが岩のように硬いって表現があったんですが。岩って!?ガイウスガッチガチやん!どんだけよ(〃ω〃)て照れてながら妙にくいついてしまいました。笑

1

ブレない降嫁モノ

あらすじ:
ワダツミ皇国の新帝・シキ(受け)は、停戦と同盟締結を条件に、敵国テルスの王・ガイウス(攻め)の后に。
「呪われた獣王」と言われるガイウスの種を毎夜体内に受け…

「降嫁」をテーマに書かれたという本作品。
確かに、聡明で高貴な帝が自国のため敵国の后に成り下がる姿が結構容赦なく描かれています。

自国の兵士や民のため、連日ガイウスに犯されるシキ。
シキを辱めるガイウスはいかにも傲慢な王様という感じですが、実は彼には身近な人々を相次いで亡くしたという過去が。
父母、過去の二人の后、二番目の后の身籠った子ども…と身近な人々を次々亡くしており、呪われた王と呼ばれています。

そんな自身の身の上を自覚した上で、シキに自身の種を受けさせるガイウスはなかなかの鬼畜。
その後、ワダツミの文化への理解を見せたり、シキと兵士たちがワダツミに還ることを許可したりと物分かりの良さも見せますが、
いつの間にか男前キャラに様変わりしており、やや違和感でした。

そんなガイウスに惹かれ、彼を呪いから救いたいと願うシキは健気ですが、自分を犯した相手に対してちょっと心が広すぎるような?
しかし、シキが世間知らずなことは作中でも指摘されており、意図的にお人好しなキャラとして描かれている部分はあると思います。

物語はガイウスの「呪い」の秘密や、黒幕との戦いといった部分がメインとなりますが、黒幕が一人でない点や、それぞれに抱えるものがあり勧善懲悪でない点が面白いところ。
ネタバレは避けますが、シキが黒幕の一人の心情や能力的に優れた面を認め、彼にある程度の理解を示すシーンが印象的です。
シキが「降嫁」するというテーマに最後までブレはなく、そこが非常にシビアで切ないところなのですが、
あくまで「国のため」現実を受け入れたシキの聡明さもしっかり描かれており、
ファンタジーながら外政・内政の描写になかなかリアリティがあります。

個人的な好みとしては、シキがもう少し勇ましいタイプだったらなという感じですが、降嫁モノとしては絶妙なキャラ設定だと思います。
萌はそれほど…ですが、降嫁というテーマが最初から最後までブレなく描かれている点は流石沙野さんと感じる作品でした。

ナギやユアハの人生も結構凄絶かと思うので、あとがきにあったように、いつかスピンオフで読めたら嬉しいです。

5

王×帝の恋のお話。

沙野さんに奈良さんの挿絵。奈良さんはとっても好きな絵師さんなのでもう表紙を見たときからテンションアップでした。すんごい素敵です。鎧に、着物。で、沙野作品。期待値も上がろうというものです。

それでは内容を。すみません、ネタバレしてます。






主人公は海神の国・ワダツミの新帝のシキ。ストーリーは彼視点で描かれています。
国をかけた戦いで、敵国テルスの王・ガイウス三世に首を取られそうになり、自国と自国の民を守る意味もあり、ガイウスの妃になることで手を打つところから始まります。

帝としての資質もあり剣の腕もたつシキは国のために自らの身を差し出すのですが、そんなシキを快楽で蹂躙しようとします。そんな中でもプライドを失わず国のためにできることをなそうとするシキですが。
実はガイウスは「呪いの王」と呼ばれ、彼に近しい人たちが次々と命を亡くしてきたという過去があります。彼が抱き、体内に精を放つことでその呪いが妃となったシンを蝕むことに…。

というお話。

海を守り、平和で実り豊かな国であるワダツミ。
一方、武力で他国を侵略し続けるテルス。

そんな国に応じたそれぞれの王たちがカッコよかったです。
はじめは武骨で横柄な態度を取るガイウスですが、それには理由があって。シンを愛するようになり、自身の呪いをシンにかけたくなくなるガイウスの不器用な恋心がとてもツボでした。

けれど、このお話のキモは、この二人の恋のゆくえではない。

それぞれ国のトップに立つ二人ですが、彼らの国ではそれぞれ不穏な空気も流れていて。
ガイウスも、シキも、身近な人間の裏切りと、ドロドロと渦巻く人間模様がすんごく面白かったです。
ガイウスにかけられた呪いの真相など、設定が盛りだくさんなのに話が分散されることなくきっちり伏線を回収しながら進むストーリーに圧倒されました。

さすが沙野さんというべきか、登場人物たちがみんな個性的でキャラがたってる、っていうんでしょうか。
シキの弟のキリイ。乳兄弟のハヤテ。
ガイウスの腹心の部下であり、国の医師を担うユアハ。
彼らの思惑や行動が意表をついていて最後まで気を抜けない。
「呪いの王」の真相にはびっくりしました。

でも、ユアハはガイウスを。
ハヤテはシキを。
それぞれ愛してるんじゃないのかなあ…。彼らの想いはどう進むんだろう。

シキの末弟のナギの行方も気になるし、ユアハのこれからの動向も気になる。
沙野さんの書かれたあとがきによるとこれはシリーズものってことなのかな。うん、続きがとっても気になります。

あと、ガイウス×シキのセックスシーンがエロかった…!
ガイウスは閨の相手にいかに快楽を与えるか、が男としてのたしなみと思っているので、メッタメタに優しく抱きます。これでもか、と快楽を与えます。
それを、明けまで国を守るために体を繋げているにすぎないシキからすると、とんでもなく屈辱的な行為。
なので、快楽に溺れてしまったシキが行為の後激しく後悔する様が、これまたエロ可愛かった☆

それと、やっぱり奈良さんの挿絵は美しかった…!
ちょっと硬質っていうのかな、奈良さんならではの世界観で描かれた挿絵にうっとりしました。

7

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