この気持ち、どうしたら証明できますか?

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  • それでも「スキ」は、伝わらない!

それでも「スキ」は、伝わらない!

soredemo suki wa tustawaranai

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表題作それでも「スキ」は、伝わらない!

甲斐直哉・プログラマー
藤木律・会社員

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

「なんで一番好きな人と、デキないんでしょうか!?」
高校のころ、アガリ症で人と触れ合うのが苦手だった藤木律は、
唯一心を許した先輩・甲斐直哉にも拒否反応を示してしまったことを後悔し、社会人になってからアガリ症を克服。
もう二度と、好きなひとを傷つけない――そう思っていた律の前に、直哉が現れる。
しかし、今度こそ好きだったことを伝えようと思ったのに、やっぱり体は拒否してしまう。
それでも気持ちを伝えたい律に、直哉は「じゃあ証明しろ」と言い出して――!?

作品情報

作品名
それでも「スキ」は、伝わらない!
著者
 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルールコミックス
発売日
ISBN
9784040689050
2.7

(13)

(1)

萌々

(3)

(3)

中立

(4)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
2
得点
30
評価数
13
平均
2.7 / 5
神率
7.7%

レビュー投稿数2

二人の様子がもどかしくてたまらない

彗先生の描く絵が大好きです。
アガリ症で人と触れ合うことが苦手な律は、高校生の時に唯一話ができた先輩直哉に拒否反応を示してしまい後悔します。
アガリ症を克服しようと頑張り社会人なって、人と触れ合うこともできるようなり、律を理解してくれる友達もできた律は友人木崎の知り合いを仕事で紹介されます。
そこにやってきたのが、高校時代の先輩直哉でした。
再会した直哉は律の変わりように驚き、誰とでもデキると勘違いされて、そうじゃないことを証明しようと頑張ります。
両片想いの二人のこじらせストーリーがたまりません。

0

トラウマ克服なるか!?

あがり症のせいで高校時代に好きだった先輩を拒絶してしまったことから、あがり症を克服するべく積極的に人と接するようにしてきた律。
おかげで気を許せる友達もできて、ボディタッチにも慣れてきた。
そんなときに友人から紹介された仕事相手が先輩だと分かって…。
初恋の相手との再会を果たしたものの、友達なら大丈夫なのに、好きな相手だとやっぱり触れられない。そんなトラウマ克服の話です。

律は自分が先輩を突き飛ばしてしまったことでトラウマを抱えていますが、好きな相手に突き飛ばされた先輩の方もそりゃあトラウマになりますよね。
トラウマの原因同士、嫌で突き飛ばしたんじゃないという律に「証明してみろ」という先輩。

再会のシーンの会話が唐突すぎて、若干置いていかれました。
先輩と最後に会ったのは少なく見積もって6年くらいは前のはず。
それだけの時間を経て再会して、いきなり「あの時は!」ってなるかなあ。
お互いに近況とか話しつつ、ちょっと探り入れつつ、その上でなら分かるけど、早急に!一刻も早く!本題に入らないと死ぬ!くらいの勢いでそんな気まずい話題ですよ。
あのとき何も言えないままだったから、焦る気持ちもあるのかな、と広い心で読み進めましたが。

先輩目線のところは良かったです。
突き飛ばした方は「好きな人には触れない〜」っていうトラウマも自業自得な気もしますが、先輩の方はそのせいで人間不信ですからね。
「証明してみろ」と言ったものの、誰も信じられない自分との葛藤。
こっちの方が克服するの、大変でしょう。
だいたい主人公が自分だけがしんどい!で終始するところ、あっちだってつらいんだよって面を描いてくれたのでストーリーに厚みが出た気がしました。

だけど最初に置いてけぼりにされたまま、ふたりのテンションに追いつくことができず、低評価になってしまいました。
律を好きになれなかったのが一番の敗因かも。

細かいことですが、病み上がりの友人への差し入れにバーガー類とフライドポテトはないな。
好きですけど。

1

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