【シーモア限定おまけ付き】限定特典と割引が充実!
最初からとても独創的で、童話のような雰囲気さえ感じます。年齢を時間軸として、二人の人生が出来事によって繋がれていく様子が、彼らの足下の線のように描かれているのが印象的です。
…が、キャラクターに関してだけはどうしても理解できません!伊東のしたことがそんな簡単に許されるものなのでしょうか?
最初に西に手を出したのは彼の方で、それほど深く愛していたのに、世間の期待に合わせて相手を捨て、「二人には未来がない」なんて言い出すなんて!あきれて物も言えません!
西を傷つけただけでなく、罪のない白石さんまで巻き込んで、同性愛者の配偶者として結婚した女性がどれほど辛い思いをするか考えたことがあるのでしょうか?
同性愛カップルが社会で直面する挑戦や世間の目について描かれていること自体は、むしろ理解できるし、そういった描写を見るのは好きです。しかし、主人公が反抗もせず、葛藤もなく、ただ逃げることだけを選び、簡単にもう一人の主人公を傷つけたあげく、何もなかったように元通りになるなんて、本当に受け入れがたいです。
たまたま見かけた美しい表紙に惹かれて、2020年ぐらいに読破。
てゆーか2巻【シーモア限定BOOK】(50ページ)も出てたなんて知らなかったです。
子供の頃 自分もあの白線で遊んだけど、あれがこんな素敵な物語になるとは予想だにしませんでした。
冒頭セリフなしがずーーーっと続いて、どんどん引き込まれていって。
本当にすごい作品。夫にも1話だけ読ませたら「うわぁあああ続き読みたい!」ってなってました。
もうラストの病院の廊下で号泣。
さらにその後、攻めが天への白線上で読んでる本の題名ー!
すでに泣いてたけど、これに気づいてまた泣きましたよ。
そしてさらに読後何日かたっても、その廊下のシーンから本のシーンまで、ふわっと思い出すだけで何度もウルっときました。
タイトルが表すとおりの、生涯を通じて描かれたBLは本作以外に知りません。
ドラマ化・映画化もされ、ドイツの小さな書店にも独語版が売ってます。
モーレツにおすすめです。
読後はぜひ他のみなさんのレビューも読んでいただきたいですし、かくいう私も皆さんのレビューでまたジーンと目にきた側の人間です。
BL読者の好みは千差万別で地雷避けとか大変でしょうが、本作においては上の表をザっとご覧になって、大丈夫そうならぜひ試し読みだけでもしてみてほしいです。
ちる点3000越えってだけでもすごいことなので。
絵柄も私的にはそこまで好みではなかったんですが、読んでるうちにそんなことどぉーーーでもよくなりました。
作中で二人は養子縁組という手段を用いていたけど、ゆくゆくはリアル世界で同性婚も認められてほしい…
<その他 良かった点>
・スーツ試着した時、受けをちゃんと大人の男として見てる
・ところどころオモロイw 作者さんの笑いのツボが自分と同じで嬉しい
<注意点>
・攻めの自分勝手な行動に耐えられるかどうかが肝ですが、攻めザマァ展開あり
・受けが子供っぽすぎるとか、そもそも「高校生が二人も同時に こんな子供っぽいことするか?」って思う方はいるかも
泣いてしまった・・・長い長い2人の出会いと人生の終わりまで。若い2人の恋の煌めきと葛藤し始める20代後半・・そして30代のあのシーンでグッときてしまった・・。晃と夕希2人の心の動きが丁寧に描かれていてとてもとても良かった。大体出会った時の2人のシチュエーションがかわいすぎでしょ!こうやって歳を重ねていく2人の話はあまりないのでしみじみよかった・・。
生真面目な伊東と無邪気な西、この二人の高校生から老後までの一生が描かれています。
学校帰りの一人遊び、白線ゲームで偶然出会った二人。そこから少しずつ距離を縮めていきます。
若い頃は相手を好きな気持ちと勢いで過ごしていたけれど、大人になるに従い広がる人間関係、気になる周りの目、そして少しずつすれ違っていく心。
伊東が西を振り回すので勝手だな…と思っちゃうんですが、不安を抱えて迷って間違って後悔するのも人間なんですよね…むしろ間違わない人なんていないだろうし。
一生を一冊で表現しているのでテンポが早く、この年齢はもう少し深く読みたかったな…と思う部分はありますが、でも出会いから看取りまでとても綺麗にまとまってると思います。
線上と西の笑顔がとても効果的な場面で使われていて印象的。いろんな作品にありますが、作品のキーとなるものをラストにもまた持ってくる構成、大好き!
宝くじでも思いましたが、構成力がずば抜けていると感じます。
こんな重圧な話をよく1冊に纏めましたね。
白線遊びから出会った2人の人生の物語。
一生の話なので場面がポンポン飛びます。
幸せな学生時代からのドン底はキツかった…。
やはり伊東君が世間体には耐えられなかった。
西くんが健気でいたたまれなくて。
別れは何が有っても途切れなかった白線が、ここで途切れてしまうんです。あ、もう本当に終わりなんだと。瞬間にページ閉じました。
でもね、私涙を耐えましたよ。
ただ最後の方、これは作者の意図で泣かそうとしてる!ってページが有るんですが、急に来るんです。
見た瞬間にバンっ!って涙腺崩壊。先生ずるいよ~。反則逮捕って位泣きました。
多分一番幸せだった時期に戻ったのかな。
伊東君が天国のパンフレットを持ってるのがニクい。
これはネタバレ無しで読んでほしい。
花音2020年6月号で映像化記念として2人の隙間を書いている話が有るのですが、最初の同棲初日のドキドキと引っ越しの忙しさ(笑)。オーロラ騒動後の同棲話で西くんの幸せが読めて嬉しい。
