へたれストーカーカメラマン(攻) × 毒舌コスプレ女王様(受)

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表題作最終兵器彼氏

片城聖 ,26歳 ,カメラマン
聞多(K) ,大学2年生 ,女装コスプレーヤー

同時収録作品バニラ

同時収録作品誰そ彼は誰

同時収録作品天使か悪魔か

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

僕の名前は片城聖、26歳。
趣味はコスプレ写真を撮ること。
あの日、僕は奇跡の女神に出会った。
コスプレイベントに現れ、
瞬く間にSNSで拡散された彼女、“K”。
透き通る肌、きらめく瞳、優美な脚のラインは、
本物すぎる二次元キャラぶり……。

彼女に夢中になった僕は、
すっかりソフトストーカーと化したが、
そのおかげ(?)で危険なガチストーカーを発見した…!
危ない!彼女を守らなくては…!!

ファっ!?
この人、男だったのか!?

混乱きわまる僕に彼が突きつけた言葉は
「専属カメラマンにしてやるよ」で―――?
もしかしなくても女神、性格悪い―――!?

表題作ほか、シリアスロマンス3作を収録した短編集。

作品情報

作品名
最終兵器彼氏
著者
北畠あけ乃 
媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
発売日
ISBN
9784396784164
3

(24)

(1)

萌々

(9)

(7)

中立

(4)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
6
得点
66
評価数
24
平均
3 / 5
神率
4.2%

レビュー投稿数6

短編集だった

表題作まるまる一冊かなーと思ったら短編集でした。

表題作は、女装っこ受け。これが乙女とは正反対の襲い受けというのがおいしい。
同時に、攻めが地味メン。こちらは、おしゃれ上手な受けの指導でこざっぱりするという育てものという趣向が凝らされていました。
でも、長髪眼鏡をとったらすごいイケメン、かと思いきやそうでもなかった。

他に、パティシェの兄と弟というちょっとしっとりしたお話や、老人とパンやのきれいなお兄さんの話などが収録されていました。

この作者さんは絵がきれい。伏し目がちの色っぽい表情などが好きです。
今回は作者さんの萌がつまった作品集のようです。

0

全部続きが気になる感じで…う~ん


それぞれ一話分ほど収録された短編集でした。
表題作以外は少しダークめ、エロ少なめ。

【最終兵器彼氏】
オタク×女装コスプレイヤー。

モサッとしたオタクな攻めがネットストーカーするほど魅了されたのは、とある美人コスプレイヤー(非オタク)。
他の男に言い寄られて困っているとのころを助けたのをキッカケに、お近づきになれますが、受けの振る舞いは女王様。
モサイ攻めは命令でダイエットと髪型や服装を変えられ超変貌!

ただ、残念なのが「さぁこれからどうなる!?」という所で終わってしまいます。
この作品が一番明るくて好きだったので、これだけ収録された本が読みたかったです…。

【バニラ】
今は別々に暮らしている兄弟のお話。
「シュークリーム」がキーワードで兄がパティシエ。
まだ一緒に暮らしていた頃に兄がキスをしたことで距離が出来てしまい、弟が決着をつけに会いにいきます。
ハピエンだと思いますが、いかんせん短いお話なので気持ちが通じ合った後は分からず…。

【誰そ彼は誰】
この作品が前編、後編とあり他と比べると一番長めでした。
再会もので、受けは義父と体の関係があったりダークめ。
小さい頃、一緒に遊んでいた時に受けだけ目の前で誘拐されたことを攻めは忘れていて…。
どうにか二人は無事再会を果たしますが、こちらも短めなのでその後どうなったかが分からず…。

【天使か悪魔か】
70代~80代のおじいちゃんと、死の香りがするのを好む美しい外国人。
「天使のお迎え」という雰囲気の一番短いお話でした。

0

作画の美しさを愛でる短編集

女装、ビッチ、実兄弟、老人と若者などはあまり得意ではない分野です。
苦手を詰め込まれた内容の短編集でしたが、とにかく作画が美しくて引き込まれてしまいました。

【最終兵器彼氏 前後編】萌
女装コスプレイヤーと、彼を女神と崇める二次元を愛する男の話。
前後編ではなく一冊まるまる読みたかった!
これから話が動くぞ、と期待が最高潮に高まったところで終わってしまっています。
女装は苦手ですが絵が綺麗なので気にせず読めました。

【バニラ】萌2
パティシエになった兄と、昔から誰もに愛される弟の話。
短い話に必要な情報がすべて綿密に組み込まれているのにうるささが一切なくて、読み終わったあと「静かで美しい話だな」と感じました。
実兄弟ものは受け付けないのですが、嫌悪感を感じさせない作品でした。

【誰そ彼は誰 前後編】萌
名前を覚えられない大学生と、見返りのある相手なら誰でも寝る少年の話。
短い言葉がいちいち胸に刺さる。
名前を覚えられない理由に気付いた場面は鳥肌が立ちました。
つらい、悲しい、でも光が見えた作品でした。
ビッチが苦手なので、理由が理由だけに話の軸だけど消化できず。

【天使か悪魔か】萌
老人と若く美しいパン職人の話。
ミステリアスでした。

苦手を払拭するほどではありませんでしたし、やはり地雷を踏んだあとの棘のようなものがこころに残りますが、それを被っても余りある美しい作品集です。
表紙の雰囲気からは想像もつかないレベルなので、ぜひ手に取って本編を見ていただきたいです。

0

もうちょっと続きがあるとよかったのに

小説の方の挿絵でおなじみの北畠あけ乃さんのオリジナルコミック。
絵の可愛さや安定感は文句なしです。
表題作がレイヤーさんと追っかけカメラ小僧のお話で前後編のチョット長めの短編、同時収録の3作品中、1編がやはり前後編の長めの作品で、2編が短い作品。
どの作品も、短編だから仕方がないとはいえ、ここで終わっちゃうの?感が、なんというか、如何ともし難いというか、最後に収録の「天使か悪魔か」みたいな、雰囲気のみの短編然とした作品はまだしも、表題作なんかは特に、せっかくこれから面白くなりそうな設定がここで終わっちゃうなんてもったいない。
取り敢えず無理矢理エロにねじ込んでそのまま終わるって、随分な力業じゃないか。

絵とか全体の雰囲気はいいだけに、余計に、もっと先まで読ませてよって言うストレスが残ったので、かなりギリギリの萌一つよりの萌2。

1

新たな萌えをいただきました。

思いがけず、ツボでした。
北畠さんは絵柄が好きなんですが、これまでマンガは微妙だったり、残念だったりする印象でしたが、このタイトル作はひじょうに好みでした。
一冊まるまる、このふたりの話じゃなくってざんねん。
いわゆるツンツン系のビッチ受けになるんだと思うんですが、これはわりといいアホの子受けだったと思います。アホすぎる、だが、それがいい。笑。
攻めも流され系で、押されまくりなところもよかったです。
押し倒され攻め、食われ攻め、という新たな萌えをいただきました。ありがとうございます。

同時収録の話もビッチな受けが多かったんですが、シュークリームの話以外は楽しめました。
でも、タイトル作を、もっと広げて長い話で読みたかったです。
それが残念だったので、神ではなく萌え2で。

2

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