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表題作澪つくし

南雲公耶
34歳,参謀を務める政治家の第一秘書官
桂木澪
25歳,天才ハッカーである調査員

その他の収録作品

  • Fill in the gaps
  • あとがき

あらすじ

政治家参謀x天才ハッカー

南雲が秘書を務める衆議院議員の事務所に潜り込んだスパイを調査し、あぶりだすよう依頼された澪。
依頼よりも早く任務を完遂した澪に報酬を払おうとする南雲であったが、澪が望むものは金ではなかった。
それは南雲に触れることーーー。

一途に尽くす澪と、野心の為に平気で他人を切り捨てる冷徹な南雲。
澪の献身と想いが実る日は来るのか――!?

作品情報

作品名
澪つくし
著者
扇ゆずは 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスデラックス
シリーズ
澪つくし
発売日
ISBN
9784799733257
4

(152)

(65)

萌々

(54)

(19)

中立

(11)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
22
得点
609
評価数
152
平均
4 / 5
神率
42.8%

レビュー投稿数22

健気な尽くす系受けと、謎の圧倒的オーラを持つ攻めから目が離せない?!!

久しぶりに最新刊が出たので、再読です!


五年E〇で天才ハッカーの澪が、政治家の参謀である南雲の依頼よりも先にミッションを遂行し、
報酬の代わりに南雲に触れたいと申し出て、、、という冒頭。


南雲という人間が、そもそも元の「南雲」という人物ではなかったことが澪によって暴かれましたが、
それでも謎多き人物で冷酷で。
澪すらも、いつ南雲にこの世から抹消されるが分からず覚悟しているのだというのに、生かされ続けていたり、とにかくすべてに興味を懐きます。

そして、そんな南雲に傅くほど、すべてを投げ打ってでも南雲に尽くしたい澪。
五年役たたずだった〇Dすら、治る始末。

元々の「澪つくし」という言葉と、「澪」が「南雲」に尽くすというニュアンスを含んだタイトルのセンス、
そして国会議事堂を背にしたお表紙のダークな世界観(まりあげはの語彙力の無さが恨めしい、、もっと的確な表現がありそうな、、、)が最高すぎて、あっという間に物語に惹き込まれていました。


妖艶な裸体描写は、さすが扇先生!!
すべてが艶めかしく見えるふたりの情事は、必読です✧




0

映画のパロディでしょうか。

とある映画のパロディ、またはその映画から着想を得てお描きになったものかと思いました。
しかし巻末の作者様のコメントには、映画の存在については全く触れられておらず、これではただの模倣、酷く言えば"パクリ"として扱われてしまうのではないかとモヤモヤしております。面白い作品なだけに残念です。
もし本当に映画からの着想を得て制作されたのであれば、そう明記するべきかと思います。

0

既刊作の中では珍しい設定の受け


扇ゆずは先生の作品は、ほぼ所有しています。
その中でも珍しい、受けの方が攻めを好きな設定です。
一巻時点では、攻め←←←←←(→?)受けくらいの感覚です。

攻めのためなら自分の命だって惜しくない天才ハッカーの受け。
クールに見えて内心に抱えるものすごい忠誠心と危うさがすごく良かったです。
体に刺青があったり、耳に拡張していたり、過去を隠していたりと萌え要素がたくさん!

対する攻めは議員の秘書で一見、完璧に見えるけれど何やら画策している様子。
表と裏の二面性を持っていて、こちらも既刊作の中では見かけないタイプの攻めは婚約者もいますが、それでも一途な受けの思いが切ない…。

扇ゆずは先生もあとがきの方で、受けの設定は初めてだと仰っていました。
受けが攻めを神聖視している作品が好きな方にはオススメです!

そして、やはり絵がとても綺麗で脱帽です。
たとえ地雷だろうと読みたいくらいに大好きな作家先生です。

0

もはや崇め愛

妖艶な天才ハッカー・桂木澪は政治家の秘書・南雲公耶を目にした
その瞬間から彼を自らの〝王〟と崇め、仕えることを決める。

表の顔は優秀で善良な政治家の参謀、しかし、その裏では
邪魔になる者は容赦なく全て消す、冷徹非道な男・南雲。

そんな危険な男に自らを顧みず、全身全霊を捧げて尽くす澪。

澪の南雲への想いは崇拝にも恋愛感情のようにも思える。

そう感じるのは仕事の報酬が〝抱かれること〟だから。
金銭での報酬の支払いを敢えて断り、澪自身がそれを選んだ。

普段はクールでストイックに仕事をこなす澪が、
南雲を目の前にするとどんなに乱暴にされようと、
その行為に愛がなかろうと、南雲に触れられることが
嬉しくて仕方ないという表情をしていて可愛く見えた。

だけど、同時に澪の生き方はいつも目の前の
死を受け容れていて、刹那的のようにも思える。
自分の生は軽んじるくせに、南雲に対してはどこまでも一途なのだ。

だからこそ、せめて南雲には澪を大切にしてほしいのだけれど…
あくまで南雲にとっての澪は優秀な駒に過ぎず、
澪もそれを承知の上で体を張って尽くしている。

現段階では2人の関係は〝主従〟にすぎない。

とはいえ、話がすすむにつれて、南雲の澪に対する
態度にも若干は変化がみられるのがちょっと救い。

全くの〝無関心〟からほんのちょっとの〝興味〟
くらいは芽生えたのではないでしょうか?
でも、愛や執着にはほど遠く…澪報われてくれ…。

後半には南雲のために潜り込んだ調査先で命の危険に晒される澪。
死を予感し、自分の死後の準備を進めていたのだけれど…

その全てが南雲を守るための用意であり、
そこに込められた澪の想いが切ない。
パスワードの〝forget.me.not〟に胸を締め付けられる。
こんなの呪いだよ。

事件直後のセックスはいつもより優しかった気がする。
澪の過去を知ったからか、澪の献身に情が湧いたのか、
いつも後ろからだったのが突然、飽きたから前も試してみろと言ってみたり。

対する澪の反応も、顔が近づくだけでテンパってしまったり、初々しくて。
そんな澪を見て笑いを堪える南雲に澪への愛着が感じられた。
南雲は案外ツンデレなのかしら?

危機を乗り越えてなんとか繋がり続けた2人の糸。
けれど、各の素性や澪の過去、南雲の野望、とまだまだわからないことだらけ。
ハッピーエンドを望んでいるけれど、この2人の幸せな結末って…どんなだろう?

0

眼福と前え

謎の政治家参謀と天才ハッカーのお話です。とにかく主人公の二人がイケメンです。とくに攻めはとんでもなく完璧なイケメンです。そして受けは存在がエロい。立っているだけでエロい。そして話の根本にある攻めに対しての執着と忠誠がすごいです。私が思うこの作品の胸熱ポイントは攻めのオンオフの風貌の変化で、とくにオフである時に受けである澪と対峙するシーンは熱いです。受けの澪のセリフのひとつひとつもとにかくキュンとさせてきます。攻めの南雲はポーカーフェイスであまり表情を表に出しませんが澪のセリフに動かされているであろう瞬間をこちらが感じてしまうと思わず「うぅぅ」と声を漏らしてしまうほど胸熱です。絵柄が美しくて裸の描写が圧巻です。始終ツンな南雲ですが澪に動かされていく姿にキュンとします。そんな前髪長めなイケメン二人の話です。

0

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