• 電子書籍【PR】

表題作王子の木

あらすじ

あの日もキンモクセイのあまいかおりがしてた――
canna 44
canna 45 クリスマスの巻

作品情報

作品名
王子の木
著者
三田織 
媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
電子発売日
4.8

(27)

(24)

萌々

(1)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
130
評価数
27
平均
4.8 / 5
神率
88.9%

レビュー投稿数4

愛情溢れすぎて泣けてくるくらい尊いカプ

クリスマスのお話が収録されていたっけなと読み返しました。

電子の単話売り28ページの中に、10ページと15ページの超短編が二作品収録されています。まだどのコミックスにも収録されていないです。
どちらも同じカプ、高校時代からお付き合いしていて今は同棲中の社会人カプのお話でして、彼らのなにげない日常の一コマを掬い取った三田さんらしいあたたかく穏やかでキュンとする作品たちです。
三田さんがお好きな方ならコミックに収録されるのを待たずにぜっっっっっっったいに読むべきです。

【王子の木】10Pの超短編
金木犀の香りが漂う時期になると、付き合い出した頃を思い出す…といった高校生の頃の二人が描かれているのだけどこれがまぁ何とも初々しくて可愛らしい二人なんです。

この10ページの中に、受けがどうして攻めを好きになったのかといったエピソードや、攻めの人柄の良さや、そんな相手だからこそ「オレにお前はもったいない」と急に弱気になってしまう受けの不安な気持ちなどが、金木犀の香りさながらのふわっとした雰囲気の中で見事に描かれています。
ほんと素敵だから読んでほしい!

次の【「王子の木」クリスマスの巻】は15ページのこれまた短い短編です。
うっかりマグカップを割ってしまって落ち込む攻め。このマグカップは初めてのクリスマスで制服デートをしたとき「いつか二人暮らしするとき用」と買った思い出の品で、それにまつわるエピソードです。

これまた泣けてくるくらい愛情いっぱいのお話でめちゃくちゃいいんです。

どっちの漫画もキャラの名前すら登場しません。過去のエピソードから攻め受けがわかるのだけど多分攻めはノンケで受けはゲイだと思うんです。
そういった彼らの背景や、それを超えてお互い慈しみあってるというのがたった10Pと15Pの短編なのにヒシヒシと伝わってきて本当に泣きたくなります。

5

いつまでも変わらない二人で

SS×2編。
短いのに、じわっと泣かせてくるお話でした。
これは幸せの涙…。

最初のお話は、社会人の同棲カップルが付き合い始めた日のことを回想し、変わってないねーって実感します。
ほんと、それだけなんですが、そういうとこが好きなんだよね…って思って見るとあったかい気持ちになれます。
さらに相手も同じ気持ちで、幸せの形を見た気がしました。

もう1編はクリスマス編。
些細な出来事だけど、時と場合によっては亀裂になりそうなことが起こります。
でもこうやって乗り越えて二人はいつまでも続いていくよ~って見せてくれる感じで、すごく良かったです。
何でも素直に報告するのが大事!!

落ち込んだ時に読みたい短編です。

2

名前もないふたりのお話

一緒に暮らしている二人の、なんてことのない短いお話なんですが、なぜか心に残る作品で
時々読み返しています。

この幸せなカップルが、世界のどこかにいるような気になります。

1

クリスマス

単話で変えて安いしおすすめ、いつもの三田さん作品です。

本人は木の役と謙遜しているけど、こういう雰囲気好きな人多そう。
クリスマスのプレゼントを割ってしまってしょげてるのも可愛かったし、それに対する相手の対応もほのぼのしてて良かったです。

個人的に迷彩リュック、同じのが欲しいなとか思ってしまった。幸せで居てほしいとおもうカップルの物語。

0

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP