電子限定描き下ろし漫画付き
友人に貸していただき、拝読しました。
後輩攻め先輩受けというワード、やっぱり王道は最高です。
特に後輩の長瀬くん顔が良い!部下に犯される上司…っていう響きだけでもうめちゃくちゃ萌えます。
絵柄もすごく好きです。
ちょっとムチッとした体がすごくエッチくてたまりません。ほんとに。
あと最初の見開きのイラストがもうエッッッッッtすぎて…(死)
表情とか雄っぱいとか謎の液体とか…素晴らしいです。
絆されていく丹羽さん本当に可愛いです。
夏原先生のご本は初めて読んだのですが、最高すぎたので今度自分で買ってみようと思います(*´∀`)
2017年発表のサイケ先生初コミックス。
表題作のシリーズと短編2作収録。
「社畜先輩はゆとり後輩に逆らえない」
逆らえない・かなわない・甘やかされる・溺愛される、の4作品での構成。
体育会系でちょっとウザがられているリーマン・丹羽が、会社の飲み会で潰れた晩に気づくと部下の長瀬に掘られてしまった!
というちょっとトンデモなストーリー。
唖然とし、受け入れる事が出来ずに突き放す丹羽だけど、長瀬は非常に自然に丹羽の懐に入っていく。
…という感じで、寂しい社畜の丹羽が、ちょっとKY気味の年下男に構われて、サポートしてもらって、心配されて、愛されて。
自分も好きになってめでたしめでたし、という結末になるわけですが。
自分勝手な丹羽が、長瀬にも何かしてあげたい、と変化する過程も描かれて、恋の力ってすごいなぁと思いました。
エロもなかなか濃い目。
ただ、なぜ長瀬が丹羽を好きになったのかはナゾ。
「優等生のセオリー」
トイレでぼっちメシを食べている高校生の佐藤。
隣の個室でオナニーしている音が。何と優等生でクラスの中心の中本だった。しかも中本はそれを自撮りしてネットにあげるという変態趣味を持っていた…
協力させられるうちに…という展開なんだけど、全体に閉じていて薄暗い。
「ひれ伏せ!先輩ヤンキー」
喧嘩で絡まれても抵抗しない先輩は、実は殴られて感じるマゾだった…!というお話。
他人に殴られる所は見たくないからオレが!と抱くんだけど、やっぱり痛くできなくて先輩に怒られてます。
全体に読みやすい。適度にムチっとしたカラダの描き方やアングルもエロさ強め。
心もしっかり伴ったハッピーエンディングなので、読後感も良い。
①リーマンゆとり×社畜先輩
設定は好きなんですが…!ニワさんを可愛いと思えませんでした…そこがすべてかな?エッチもたくさんあるんですが、なぜかあまりエロか感じない、、。ニワさんは女性社員から不人気なタイプで、特別ゲイウケしそうな感じでもなくて、年下の後輩くんがどこを好きになったのか、よくわからず、ハマれませんでした_(:3 」∠)_
②カースト底辺×優等生くん
受の優等生くんにいいようにされてる底辺くんの話です。SNS投稿系。ラストはハピエン。
③ヤンキー後輩×先輩
痛いのが好きなヤンキー先輩のお話。
社畜で友だちも恋人もいないサラリーマンの丹羽が、気付いたら後輩の長瀬に抱かれていて…というお話です。
社畜先輩は分かりますが、ゆとり後輩という側面はあまり感じませんでした。
長瀬はつかみどころのない人物なので、そのへんがゆとりっぽいということだったのかな?
でも、お話自体は面白かったです!
何だかんだ絆されて、長瀬を好きになった丹羽と長瀬はラブラブです。
きちんとお互いのことを話し合ったり、会う時間を作ったり、普通の恋人らしい事を頑張るところも良かったです。
長瀬がゲイなのか?なぜ丹羽なのか?ということは謎でしたが、他の収録作も含めて総じて良かったです。
絵がエロい。プレイもエロい。でも、エロだけじゃない。
後輩の長瀬に襲われて始まった関係なのに、少しずつ丹羽さんの心が解されて人として良い方向へ成長していく。その過程の描き方が自然で、「わーい、エロだー!」と読み始めたら、いつの間にか「え、胸がきゅんきゅんするんだけど……!」と嬉しいサプライズでした。
第1話の、丹羽さんが飲み過ぎて長瀬に介抱されているうちに結局つぶれて、次に意識を取り戻した瞬間の描かれ方がツボです。好きです。丹羽さんの目覚め方がエロいです。長瀬の悪びれてない感じも良いです。
酔いつぶれた丹羽さんを長瀬が襲ったとしか見えない状況だったのに、実は丹羽さんのほうから無意識にキスを強請っていて、それに応えたのは長瀬が丹羽さんを好きだったからとか……萌えました。
ゆとり世代と呼ばれる長瀬は慌てたり動揺したりすることもあまりなく、ふてぶてしくも見えるけれど、純情。好きな人となら旅行の行き先はどこでも嬉しいとか……攻めなのに可愛い。電話で丹羽さんが一人エッチしている声を聴いて居ても立っても居られなくなり、出張先から急いで帰ってきちゃうところも可愛い。
丹羽さんを大事にしたいから、と長瀬が手を出してこなくなったことで欲求不満になり、耐えきれず一人エッチしちゃう丹羽さんは可愛くてエロい。長瀬に喜んでほしいから、と元カノと行った旅館を予約してしまう丹羽さんはデリカシーないけど可愛い。一生懸命考えた結果なんだもの。そういう丹羽さんが長瀬と一緒に少しずつ成長していこうとするところが素敵です。
長瀬も丹羽さんもすれていそうで、すれていない。狡さもあるけれど、純情。そのバランスが絶妙で自然で、二人とも好感が持てます。これからも幸せな日々を過ごしてほしいです。