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1巻のみの感想です。
ヤクザBL好きなので楽しみにしていました。
スピン元では大和の表情などちと気取ってるなぁ、私はこういうの恥ずかしくなっちゃうんよなぁと思ったのですが、本作ではその辺薄まっているように感じ、絵に凄みも見える気がして楽しく読めました。
大和の黒目に光がないのが不気味なんですよね。
大和の母も同じ目をしている。
大和と由紀夫が前作から絆が深そうだなと思ったら、こういう経緯があるんですね。
2巻が楽しみです。
そして、長門と藍の後日譚。
藍の情緒が育ってきてよかったよかった。
素直なのがかわいいし。
長門は変わらずいい奴だし。
この2人のその後も読みたくなりました。
本編は由紀夫のモノローグで始まります。
#1~#3までが「赤と黒」その他3編が前作「ROUGE」の長門と藍ちゃんのお話し。
詳細に関しては既に素敵なレビューが上がっておりますので是非ご確認下さいませ。
私は過去に評価のみしていた作品への追加レビューとなりますので恐らく感想が先走りになると思われます。
いち小町先生ファンとしての叫びと思い良ければお付き合い下さい。
先ず、由紀夫も大和も高校生。
はぁーーー。とんでもない色気のある男子だこと!!
2人ともヤクザという特殊なお家で育っておりますが非常に「漢気」のある落ち着いたメンズです。
ヤクザのボンボンでブイブイ言わせる俺様タイプではなく、明らかに将来はインテリヤクザな闘志は一切剥き出しにせず腹で静かに煮え滾らせるタイプです。
もう1度言います。
高校生です。(笑)
どんだけだよ…って位大人‼
でも、彼らは自分達が「まだ子供」だと理解している。
そう、ヤクザの世界で「力」を持つにはまだ子供。
ここら辺を理解しちゃってる時点で相当な大人だと思わずにはいられないのですが彼らはその残された「まだ子供」の時間で出来る限りの「青春ごっこ」をしに同じ高校に通います。
その高校こそがROUGEの舞台でもある八洲高校となります。
この流れが描かれた出会いから八洲へ行く迄を決意する【#1】がカッコいい!
由紀夫のモノローグの締めが痺れます。
「これは俺と大和の物語 ガキだった俺たちの物語 俺がお前を 抱きしめるまでの物語」
このモノローグとシンプルなコマ割りで描かれる2人の虚ろうようにも狙いを定めているようにも捉えられる視線が相まってゾクゾクせずには居られません。
3度言います。
彼らは高校生です。(!!)
こんな始まりで「アレ?ROUGEの続きじゃなかったのかな?長門と藍ちゃんはどこへ???」と少し困惑したページを開いたばかりの私はどこ行った?
すっかり由紀夫と大和の世界にズルズルと引きずり込まれていくのでした。
ホンっっとに小町先生、天才です!!
世界観への誘い方が上手過ぎて『気付いたら沼』ってこういう事って身を以て理解した瞬間です。
この後も2人のお話しは当然続きます♡
ムネアツです!
こんなムネアツ作品に神以外の評価は考えられない。
スッゴイ前に評価だけしていた私、間違ってないぞ!
長門と藍ちゃんは期待を裏切らないお話し。
藍ちゃんがどんどん居場所を見つけていく様に心が温か~くなります。
そして長門のイイ男、こっちも漢かな?っぷりが愛しくてならない‼
両カプ併せて神以上にしたいのに神までしか評価出来ない…
切ないぞ。
ありたっけの神評価を込めて…♡
「ROUGE」→「赤と黒1,2」→「ラヴィアンローズ」かな?
「赤と黒」は「ROUGE」読んだ状態でないと長門×加賀CPの背景が分からないです。半分ぐらいこの2人の話なので、既読推奨。自分は「ROUGE」の半グレ加減が肌に合わず中立にしてます…こっちの方がただの高校生らしくなってて読みやすかった。
しかし矢萩×大和CPのヤクザ描写が今度は肌に合わず。カッコよく見せようとしてるのが寒く感じるというあまり良くない読み方をしてしまい。すみません、あくまでも自分はそうだったということで。
中立〜萌
◆赤と黒(表題作)
こちらはまだまだ先が気になる展開といったところです。『ROUGE』で藍が崇拝していた大和と、側近の由紀夫の物語。『ROUGE』では大和よりも無表情なことが多く何を考えているか分からなかった由紀夫ですが、今作では主人公であり内心に秘めている大和に対する想いを饒舌に語ります。大和は自分の弱みや心の奥底の感情は誰にも見せてはくれません。でも本当に深いところでは背負うものの重さに悲鳴を上げていて、そんな時に頭に浮かぶのは由紀夫のこと。この先大和が由紀夫に本来の自分を晒すことができるようになるのか、今後の展開が非常に楽しみです。長門と藍の2人と違ってこちらは実家が本物のヤクザなので、まだ高校生であるにも関わらずその世界に対峙しなければならない運命が重くて、でもなんとか順応しようとする姿がいじらしくて読み応えがありました。
◆ROUGE 感情教育
長門と藍のストーリー。表題作のシリアスさを和らげるように、こちらは甘々な雰囲気でした。まだ完全に人に愛されることを理解していない藍が、ゆっくりと時間をかけて長門からの愛を理解していきます。これからも藍が勘違いしたり信じきれなかったりする時があるかもしれない、でもきっと長門はすぐに気付いて藍のペースに合わせて安心させてくれるんだろうなぁと感じました。ただ、藍の表情や体つきなどが時折女性に近過ぎるところがあったので、もう少し男らしさを残して描かれるといいなと思います。
表題作の「赤と黒」は神評価ですが、一冊通した評価は萌×2。
「赤と黒」「ROUGE」はほぼ半分ずつで一冊に納められています。
「ROUGE」も好きなのですが、私には藍の外見が女性的過ぎて・・・。
体つきがあまりに女性に寄り過ぎると、たとえどんなに中身が男前でも萌度が下がってしまうのでこの評価となっています。
以下、「赤と黒」のレビューです。
組長の息子・大和と、若頭の息子・由紀夫の物語。
由紀夫曰く“俺がお前を 抱きしめるまでの物語”
自ら選択してはいるけれど、極道の道で生きることが決まっているが故に一般の男子高校生とは格の違う存在感を醸し出しています。
高校生とは思えぬ落ち着きと艶を持ち合わせた二人。視線、指先までも色気を放ち、そんな二人のやり取りは非常にセンシティブで恋愛という立ち位置に踏み込みそうで踏み込まない、その間というか距離感が色っぽい!
仄かに誘い掛ける大和と、その誘いに乗らずに忠犬の「待て」よろしく動かない由紀夫。
焦れているのは大和か、由紀夫か。
二人の関係性は初対面でままごとのような盃を交わしたときから続いています。
現在の由紀夫は、決して涙を見せない大和に対し“もっと頼ってほしい。弱さを俺だけに見せてほしい”と願っている状態。
そうなるには由紀夫が腹を決めて二人の関係性(恋愛という意味でも)に踏み込むことが必須と思われるので、そうしたシーンが訪れることを期待しています。
個人的にものすごく悶えたシーンは、大和が足先で由紀夫のナニに悪戯をするも勃たず
大和「たたねえのかよ つまんね」
由紀夫「たったら困っちゃうだろ」
大和「ふはっ!困っちゃうのか!」
由紀夫「お前がな」
この一連の流れの雰囲気、温度感、二人の表情がすごく好きでここだけで神評価にしてしまいそう!
1巻では物語もさほど大きく動かず序章といった趣なので、2巻でどのような展開があってどう着地するのか大変楽しみです。