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上級将校×密命を秘めた使用人の中華風身分差ロマンス!
いやぁ、淫竜w
破廉恥です、破廉恥ですぞ。
スパイのような位置づけで星樹の屋敷へ勤め始めた
雪蘭。
秘密を探らなければいけないのに、
純粋に慕ってくれる笙桜と笑顔はなくともにじみ出る優しさを持つ星樹、親しく接してくれる二人の家臣(忘れてはいけない灰春香も!)を慕うようになり、家族のようなあたたかさを感じるように。
騙している、騙されている、という危うい関係性の中で、少しずつ少しずつ、ふたりの距離が縮まっていくのがつつましやかで良かったです。
伴侶になると決まってからはただの淫竜となりましたが笑
情景描写も美しい。
葛西リカコ先生の中華なイラストも素敵。
特に髪をおろした星樹がすごくかっこよかったー♡
中華ファンタジー。
漢字が多くて一瞬ウッとなりますけど、ルビが多めにふってあるしで、楽しくスムーズに読めました(* 'ᵕ' )
人間と竜人が交わって生きている世界。
受け様は、その中で下に見られている人間の雪蘭。
子供の頃に助けられた竜人の紫薇の願いで、密偵の為に将軍の家に入ることに。
この将軍、星樹こそがこの度の攻め様。
人間と竜人の混血という事で苦労してきた人。
そんな星樹の子として育てられている笙桜の本当の父親を確認する事が、雪蘭の使命。
だけど、無邪気に懐く笙桜は可愛いし、冷たく見えるけど実は優しい星樹に惹かれていく雪蘭。
紫薇への恩義と星樹への気持ちで心を痛める雪蘭が、素直ないい子で、私も苦しかった(>_<)
だもので、実は紫薇が国を思ういい人なだけではないと知れて、ほっとしたものです。
最後までハラハラさせてもらえました。
生きて戻る、とがむしゃらに頑張る雪蘭がまたとってもかっこよくて好き(*^ω^*)
雪蘭の貞操の危機では、早く早く、助けに来て~とハラハラでした。
まだなの!?挿入しちゃうよ!?と、ヤキモキさせられましたよ。
王弟がだいぶ下劣な人でしたわ。
その後の星樹の淫竜ぶりはにまにま(≧∀≦)
やだ~密袋を可愛がるのがお好きなのね。
そうそう、竜姿でふよふよしている笙桜を想像すると、可愛くて微笑ましくてによによしちゃいます。
エロと切なさと可愛さと、いいきゅんを頂きました(*´∀`*)
イラストは葛西リカコ先生。
しっとりと美しい2人をありがとうございます♡
良く調べて書いているんだなー、と感心。
知らない調理名が出てくるので、ワクワク。
著者は、資料集めを綿密にされて参考にして書いているらしいです。魅力的。
タイトルの「淫竜」は、真面目で堅物だった琳星樹が、雪蘭に骨抜きになったことを指しています。
情交シーンは少ない。だけど、一旦その場面になると長い。描写は古典的。雪蘭に溺れる琳星樹は、とってもしつこい。
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幼いころ命を救ってくれた竜人の紫薇。
紫薇の密命で、名門竜人将軍の琳星樹の邸で働くことになった雪蘭。
人と竜人の混血・星樹が育てる子の「笙桜の父親は誰なのか」、出自の調査が目的
皇帝の落胤ではないかと探るために密偵として潜り込んだ雪欄。
紫薇は冷酷。紫薇が処刑を下す場を目撃して、もし笙桜が皇帝の落胤なら、紫薇に殺害されると雪蘭は気付く。
調査対象の父子を守りたいと思うようになり、紫薇の依頼に背くようになる。
紫薇は雪蘭を怪しみ、皇后派の紫薇は、第二の密偵を派遣していた。
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雪蘭の調理の中で、眼をひいたもの。
*「淳酪」
中国の「斉民要術」という世界最古の調理書に、乳製品は「酥」「醍醐」「湿酪」「乾酪」「淳酪」「漉酪」の6つあり、「淳酪」は、牛乳を醗酵させ布袋に入れて吊るし水分(ホエー)を除去するとその中に固形物が残ります。それを釜で煮たもの。
大陸から日本に渡来したものもあり、「日本書記」に記録がある、「神武天皇が東遠征に出た際にその土地の豪族とのやり取りの中で、「牛酒をもってもてなしながら油断させる」というくだり。
参考:
(「第84回 日本における乳文化の導入とその後の変遷史」)
(発酵乳と「日本書紀」)
年寄りの私ですらよく知らない『映画が一番の娯楽』であった時代。
任侠映画で高倉健が背後から切りつけられようとしたその瞬間「健さん、後ろが危ないぜっ!」という声が映画館に響いたという話があるそうなのですが。
この本を読んでいる最中、私は何度か「雪蘭、騙されちゃいけないぜっ」とか「雪蘭、それは罠だっ」と叫びそうになりました。
任侠ドはまりおじさんを笑えないね。
手に汗握る陰謀のお話です。最後まで『ハラハラ』で引っ張ってくれますので、途中に挟まるエロエロしい部分で気を抜く暇もありませんでした。
ってか、濡れ場ですら大スペクタクル風味なので気を抜くことが出来づらいのですけれども。
あ、エロエロですけれど、淫靡ではありません。
エロエロなのに品がよろしいという鳥谷さんの持ち味は今作でも健在です。
雪蘭は命の恩人である紫薇の命で、竜人である左将軍の琳星樹の家に密偵として潜入します。探るのは星樹の子どもとして育てられている笙桜が、果たして皇帝の落胤なのかどうか。雪蘭は人間で豪商の出身。将来紫薇の役に立つため、様々な知識や技術を身に着けてきたとは言え、間諜なんてやったことがないわけです。だから無事に雇われても、何かある度にヒヤヒヤしてしまうんですね。
もう、その所為で物語世界に引き込まれちゃったんです。
陰謀渦巻く状況なのに、星樹のところは笙桜も二人の使用人も、やたらのんびりほのぼのしているんですよ。
不思議とこれがハラハラ感を盛り上げるんだな。
手に汗握るのと同時に、このお話には偏見と差別についてが書かれています。
「竜人と人間の身分差を当然のこととして考えるのか」とか「自分が良しと思っている人から聞いた他者の評判を鵜呑みにしていいのか」とか。
なかなか、曇りなき目で世間を見るというのは難しいことです。
でも、自分の中に『見逃してはいけない尺度』の様なものを持っていれば、正しい見方に戻って来られるのだなぁ、と思ったのです。何と言っても雪蘭に多大な好感を感じたのは、自分が間違っていたと感じた時に改めることが出来たからなんですもの。
素直であるというのは、生きていくうえでとても大切なことですねぇ。
今までレビューされた皆さんの多くが、このお話に出てくる『やたらめったら難しい漢字』のことについて書かれています。
えっとですね……これ、ちゃんと読まなくても良いんじゃないかと思ったんです。この漢字群は物語の雰囲気を出すための装置であって、きちんとした意味を捉えなくとも充分お話は理解できます。
私は登場人物の名前は『形で覚える』という荒業で最後まで読みましたが、意味も通じたし、めちゃめちゃ楽しめましたから。
漢字が苦手な姐さま方も心配せずにお手に取りください。
とんだ淫竜将軍だ!その通りでした。
あらすじは紹介されてますので感想を。
最初は難しい漢字の地名や役職名や人名ばかりで理解できるか心配でしたがなんとか読み終えられました。
途中までは琳家の密偵の仕事の成果が上がらず焦る雪蘭や、琳家の人達と親しくなり密偵の立場に罪悪感を感じて苦しむ雪蘭が読んでて辛かったです。半分まではそんな感じで読むのがなかなか進みませんでした。
皇弟に襲われた時は特に辛かった!あらすじで星樹が助けてくれることはわかっていましたが、まさしく恥辱の交わりでしたね。それでも星樹が相手で良かった。
星樹が雪蘭を愛していたことや密偵と疑っていたことが明かになり、それでも紫薇に話をつけて正式に雪蘭を妻に迎えることになり、その後の甘々エロエロはこれまでの流れからは想像がつきませんでした。
星樹のちょっと変態ちっくな甘い言葉の比喩や毎日ところ構わず盛るなど、本当にうちの淫竜将軍にはびっくりだ!ですね。
これで平和に終わるかと思いきや使用人白の裏切りで雪蘭と笙桜が窮地に!白が現れたときにもしやとは思ったらやっぱり紫薇の手先だったのですね。
笙桜とラクダさんの働きで無事に星樹に助けられ、正式に雪蘭も正妻に認められます。
最後のエッチまでエロかった。
さすが鳥谷しず先生、言葉のチョイスがなんともエロく淫らです。確かに蜜蘭ですね。
美しい攻めと受け、切なさと濃厚なエロ。
途中までは最後まで読めるかな?と飽きそうになりましたが結果とても面白かったです!
星樹のムッツリエロに萌えました!