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なんか…言葉が見つからない。
悲しくて、苦しくて、切なくて、辛くて。
その中で見つけた暖かい感情を知る受けの姿が…(;ω;)
ツライ展開だけど、でも泣けた。良かった。
と言うのが率直な感想です。
攻めが優しいだけの人じゃないのもすごく良かった。
受けの境遇を全て受け止めるのは優しいだけじゃ無理ですよね。
現実に直面して悩む姿、思い余って叩きつける言葉。
ほっとけないからー。
まだ子供だからー。
自分は大人だからー。
というのを全て取っ払って、素の感情を出して。
下巻はシリアスで重いシーンが多いです。
受けの顔からはニコニコが減って、攻めの優しさも減って。
現実と向き合い、自分の中にある感情を理解しようとし。
読んでてシンドイけれど、目が離せませんでした。
いつもは長々とレビューを書いてしまう方なのですが、
もうこれ以上言葉が出ません。
シンドイけれど読んで良かった。
嬉しいと感極まって泣く受けに締め付けられる作品でした。
ただ、一つ腑に落ちないのが…。
エピローグがなぜに大学時代の攻めと社長の出会い・・・????
そこは違うでしょ。
攻めと受けの後日談が想像にお任せしたいのなら、
離れてる間の受けの様子の方が見たかった!!!(;ω;)
うーん…これには余韻がぶった切られた…。
帯の"足長おじさん"にスッキリ出来たのは良かったです。
上下巻まとめてレビューてす。
一言でいうと、重く切ないお話でした。
無邪気な蓮くんだからこそ、余計に辛くて仕方なかったです。。。
細かいことをいえば、一条さんは住む所・お金だけ渡してそれで大丈夫だと本当に思ってたんでしょうか。
生活能力のないお母さんに育てられた蓮くんの事をちゃんと分かってたのかな?
金銭面とかでは助けたのかもしれないけど、蓮くんの事を思えば中途半端な手助けだと思いました。
終わり方は良いのだけど、ラブラブになってからが見たかった!
陽歩の、社長のコミケの手伝いとか誰得かと。
悲しいお話だったけど、心理描写とか流石の市川けい先生でした。
上巻とともに同時発売された下巻。上巻だけだと続きが読みたくなって仕方ないと思うので、ぜひとも上下巻同時に購入することをお勧めします。
という事でレビューを。ネタバレ含んでいます。
上巻の終わりで、蓮がおっさんに抱かれているところを目撃してしまった陽歩。
それ以来、蓮に会うのをためらうように。
けれど、陽歩が逡巡しているまさにその時にも、おっさんに酷い抱かれ方を強要されている蓮。
「生活のために」おっさんのいう事を聞き続ける蓮が可哀想すぎて胸が痛む。
「おじさん」に抱かれるのは生活のため。
そう思い続けてひたすら耐えてきた蓮に、変化が表れ始める。
おいしいものを食べさせてくれて、やさしくしてくれる陽歩に恋心を抱き始めたから。
「おじさん」に抱かれることが苦痛に感じ始める。
けれど、それが蓮には消化しきれない。そう感じてしまう理由も分からない。
人を愛するという事も、愛されるという事も、金銭の心配なく生活するという事も、彼の人生には全くなかったものだから。
蓮の悲しみと孤独。
陽歩の葛藤。
どちらも手に取るように分かり、涙が止まらなかった。
想いが通じた後の二人の濡れ場が、これがまた胸に迫る。
どこまでも蓮が健気で。
そして陽歩が男前すぎて。
蓮の生活の面倒を見てくれていた「おじさん」の正体がわかり、そして、外道なおっさんに鉄槌が下される件には思わず安堵してしまった。だからと言って蓮の心の傷がなくなるわけではないけれど。
「おじさん」の計らいによって一度は離れ離れになる彼らだけれど、終盤の終わり方がこれまた良かった。読み手によって、感じ方は様々だと思う。その終わり方が余韻があって素敵でした。
二人には、これからずっと幸せでいてほしいな。
上下巻通してずっとシリアス一辺倒なストーリーですが、エピローグはなんともほのぼの。
陽歩と、彼の上司にあたる社長の早苗さん(腐女子)との出会いの話。
できれば、ここは陽歩×蓮のその後が読みたかった!
とも思ったりもしましたが☆
市川作品の中で、一番好きかも。
文句なく、神評価です。
はぁ…泣きました。
胸が痛くて切なくて、泣けて仕方ない下巻です。
蓮は自分の境遇を「考えない」ようにしてただけなんです。
考えちゃうと、辛いという事が分かってしまう。
無意識に考えないよう考えないようしてきてる姿が悲しすぎでした。
きんぴらごぼうを知らない。
母の卵焼きの味を知らない。
湯船に浸かると気持ち良いとのいう事を知らない。
そんな事を陽歩によって知り、陽歩が好きだという事をも知ります。
そして、好きな人とのセックスは気持ち良いという事も。
もう…ボロボロ泣きました。胸が締めつけられました。
陽歩と蓮の初めてのセックスシーンは、エロさはありません。
ただただ切なかったです…。
連載で読んで『その後』が気になってました。
書き下ろしで読めたらな〜と思ってたんですが、その書き下ろしは蓮とまだ出会ってもない、陽歩が大学1年の時に社長と初めて会った時の話。
えぇ…見たかったやつと違う…(;ω;)
その後を同人誌でも良いので描いて頂きたいです…(;ω;)
市川先生お願いします…(;ω;)
上下巻通して、辛くて悲しくてしんどいお話なんですが、読んで良かった…と思える作品でした。
痛々しく辛いお話でしたが、最後は救われて読後感はさわやか。市川けい先生の私の中での評価が急上昇した作品です。
蓮くんが 養護施設に入らず隣人の好意で養われていたり、きんぴらを知らなかったり、湯船に浸かったことがなかったり、精神的興奮で勃起したのを性病かと心配したりと、現実味の無い描写が多々ありますが、それらが彼の育った環境の異常さを際立たせます。
陽歩がまっとうな大人で本当にいい男です。正義感は強いけどグイグイ入り込む強引さはなく、だから常に蓮くんの環境に心傷めています。蓮くんはそれほど現況を悲観せずに暮らしていて、人なつこくて無邪気。だから余計に哀しくてなんとか陽歩が助け出してあげてくれないかと読者は期待します。けれど極悪非道の下衆秘書から救うのは、現実的にはやはり一条さんしかいなかったでしょうね。ラストシーンでは 再会する蓮くんと陽歩の熱烈なハグが見たかったなぁ。
それから腐女子の社長も 私たちにはすごく共感できるナイスなキャラです。好き!(笑)