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表題作運命のキスはおあずけ

有坂けいじ,28歳,エリートα
ナナオ,オメガキャバの女王,Ω

同時収録作品As you like,Master

小栗蒼真、グループ時期当主でα
桜流優歩、蒼真の執事でΩ

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

「俺はお前の運命の番だ」Ω性ゆえに夜の仕事につくナナオは、αの傲慢さを軽蔑し、自らの体で屈服させてきた。ある日、客として現れたエリートαの有坂に番だと告げられる。当然拒否するが、体は本能に抗えず有坂を求め続け――。まっすぐで純粋な有坂の愛に少しずつ心を開いていくナナオは、運命を受け入れるのか? スパダリα×オメガキャバの女王 体から始まる不器用なオメガバース・ラブ

作品情報

作品名
運命のキスはおあずけ
著者
長月ハッカ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイオメガバースコミックス
発売日
ISBN
9784799734742
3.2

(63)

(12)

萌々

(17)

(19)

中立

(2)

趣味じゃない

(13)

レビュー数
7
得点
187
評価数
63
平均
3.2 / 5
神率
19%

レビュー投稿数7

可愛くて少女漫画のようにキュンとさせてくれる作品なんです!

表紙も相当エロいですが裏表紙は更に過激なので、よほどの猛者じゃなければ通販をおすすめします。

表紙からエロエロでアダルトな作品を想像していたら、これがすごく可愛くてピュアです。エロエロでありながら、少女漫画みたいなピュアなときめきも同時に味わえるという、なんだかとってもお得感のある作品でした。

そして初読み作家さんですが、絵もかわいいです。あくまで私の感想ですが、表紙詐欺の逆バージョン。中の絵の方がかわいいんじゃないでしょうか。特に受けの表情が可愛すぎてキュンキュンくるシーンが何回もあります。ポーズもあざと可愛い(//∇//) シャツ一枚で体育座りしてクシャッと笑うシーンがあるのですが、これがもう可愛すぎてすっごく萌えました。なんだこの可愛いの・・・!

内容なんですが、オメガバースです。先ほども書いた通り、エロエロなのに純愛。
オメガキャバで女装して働く受けと、そこに客として無理矢理連れてこられたエリートαの攻め。Ωを見下す態度を取る攻めに反発するものの何故か気になる受け。実は-・・・というお話です。

キャラクターが魅力的で、キャバクラで女装して働きながらも、仕事にプライドを持っていて強気なナナオと、傲慢なのにどこかズレていて、妙に素直な所のある有坂。
最初は有坂が鼻持ちならない奴だと思っていたら、自分の非をあっさり認めて謝罪する潔さに、「あれ・・・、なんか良い奴じゃん」となりました。その後の本人は真面目なのに妙にズレてるというかボケてる所が可愛げがあって、好感度がグングンあがっていくのです。
そして強気で意地っぱり、基本はツンなのに、たまに見せるデレが可愛いすぎるナナオ。彼がたまに見せる無防備な笑顔が、ホント可愛くて・・・!
また、二人のデートシーンがこれまた可愛い。普段強気なナナオの初々しい姿が微笑ましいです。ナナオは自分に「乙女か!」とツッコミを入れてましたが、私は「中学生か!」と言いたくなりました。

あとエロですが、オメガバースという事で、発情した受けのエロさは必見です。なんというか、エロごとにパターンや構図が違って、かなり扇情的。これでおねだりされたら、攻めが辛抱きかなくなっても仕方ないんじゃないでしょうか。個人的に「これは神!!」てコマが2つありました。

オメガバースでは王道というべき「運命の番」パターンで意外性は無いのですが、こんなまさに正統派で胸をキュンキュンさせてくれる可愛い作品もよろしいんじゃないでしょうか。

注意点ですが、女装している受けが女性にしか見えないです。女性にしか見えない受けが苦手な方は気をつけて下さい。

他、オメガバースの短編1作です。こちらも可愛いけど、いかんせんページ数が少ないのであっさりした印象でした。

可愛いくてキュンとする作品が好きな方、おすすめです。

17

スパダリαがいい

オメガバースものといえば、だいたいΩさんの方が一途にαを想い耐え偲び、αの方はΩに対して覚悟決めるまでぐるぐる悩む的なキャラ設定が多いかと思うのですが、この作品は違います。
最初αの有坂は、かなり頭の固い偏屈エリートキャラだったのですが、Ωのナナオを運命の番と認識するやいなや、非の打ちどころがないスパダリさんへと変貌致します。
ナナオといえば、ただの素直じゃない強がりΩです。
ナナオさんが羨ましい!こんなスパダリ私も欲しい!…んだけど。
オメガバースのいいところというか楽なところというか、二人が相手を好きになる過程や理由が多少強引でもそこは運命の番だから仕方ない!で話を読み進めてしまえるところ。
BLオメガバースではありますが(皆さんのレビューにもありましたが)どちらかというと少女マンガのような胸キュン要素がありますね。
こんな完璧な彼氏が私の隣にいたらいいなあ…と妄想に浸りたい方は是非お手に取ってごらんになったらいかがでしょうか、

収録作品も執事もので強気の攻め好きの私には面白かったですよ。

7

すごいきゅんきゅんなオメガバース

オメガバースです。
カップリングは、エリートなアルファ×オメガ店員キャバで働くオメガ。

いや、これがすんごく可愛いお話でした。
受けが働くキャバクラに、同僚に連れられて攻めがやって来たのが出会いです。オメガに対する無知や誤解からバカにした態度をとる攻め。ツンデレ女王さまの受けは、そんな攻めに反発してけちょんけちょんに論破するのですが、そこで突然受けにヒートが起こり…という展開 (こちらの作家さんのオメガバース設定は、アルファ攻めの突発的発情のことではなく、オメガの発情のことをヒートと呼ぶようです)。
いけすかない男だった攻めは、受けにガツンと言われたことから改心して、急に可愛い男になります。そして、俺たちは運命のつがいだ、と告げて受けに迫りはじめます。

絵柄も可愛いし、受けは長髪だし、店に出てる時は胸に詰め物もしているのでどうも見た目が女性っぽく、ビジュアル的にNLみたいなカットが多少あったのが気になりました。
そのため評価を萌×2にしましたが、それがなければ神でした。
もう、すっごく可愛らしい恋愛模様で、最初あんなに偉そうだった攻めの一途な求愛とか、ツンデレ女王受けが攻めにだけはひたすら可愛くなっちゃうのとか、悶えるくらい萌えました。少女マンガチックと言えないこともないけれど、個人的に少女マンガも大好きな人間なのでそこは問題ではありませんでした。とにかく萌えます。とにかくきゅんきゅんします。
エッチも、運命のつがい同士でめっちゃ濃厚。今まで知らなかった作家さんでしたが、全体的に、本当に楽しめました。


同時収録の短編が1点、こちらもオメガバースでした。
主従もので、年下のアルファ攻めが主人、年上のオメガ受けが執事です。
短編なのであっさり気味でしたが、こちらも可愛らしいお話でした。

4

女性らしく見えてしまう...

スパダリとツンデレの相性、抜群です。
攻めは攻めなりに、受けは受けなりに悩んでお互い歩み寄って行く姿が読んでいてとても良かったと思います。
ただ、ちょっと受けの勘違いが行き過ぎてすこし攻めが可哀想に見えてしまう描写がありました。
また、女装ものとあったのでカツラかな?と思いきや地毛がロングだったり、風俗(?)っぽいところで働いている時の姿が女性らしいこともあってか、目にまつげもかなりバシバシ描いていて、女性に見えてしまうところがありました。
絵のタッチやストーリーの進め方は申し分ないと思うので、どんな外見であっても性別が変わって見えてしまうのはやはり良くないので、そこを改善してほしいと思いました。

最後のお坊っちゃまと執事の話、結構好きでした。

5

セリフや、攻めの表情は萌える!

ぴれーねさんもはるぽんさんも仰っていますが、特に表題作の受けが女の人にしか見えないときがあるのが残念です。初めて読む作家さんなので男の人の体を描くのが苦手なのか、オメガだからとか、女装させてるから故意にそうしてるのか分からないのですが、跨がったときのお尻のラインとか、何よりもおっぱいが盛り上がりすぎ。顔も髪型を抜きにしても、目の描き方とか、睫毛のくるりん具合などうっかり女の子描いちゃってない?と思えるほどでした。

でも、ストーリーとか攻めのセリフ、間、表情などは秀逸!!少女漫画並みにキュンキュンさせられて、キュン死しちゃうところでした。
ナナオと喧嘩した有坂が家に入れてもらえずに二時間閉め出され、やっと開けてもらえてナナオを抱き締めてからのシーンが最高でした!ナナオに「お前といるとおかしくなる…」と言われ、暫しの間のあとに、無言で手を押さえてキスするところなんて、うっ!と胸を押さえそうになりました。有坂がふと見せる子供みたいな笑顔もめっちゃ好き!線も細いし、光が差し込んでいるかのような見せ方もキュンキュンします。

受けの子をもっと男性っぽくしてくれたら神評価間違いないのに、残念。

4

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