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表題作恋の診察室 診察室でベルベット・タッチ

結城明秀 結城総合病院院長 40歳
黒沼芳樹 大学2年生・ヤクザ次男坊 20歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

大人をナメるとどうなるか教えてやる!甘く危険なメディカル・ラブストーリー!!黒沼組の次男・芳樹はヤクザが嫌いな普通の大学生。彼は怪我の治療で訪れた病院の院長を気に入って…。関東広域暴力団矢嶋連合の傘下である黒沼組組長の次男坊・黒沼芳樹は、跡取りの兄とは正反対に、平穏な大学生活を送っていた。ところが、組の掛かり付けの医師が不在中に怪我を負ったため、やむなく名のある総合病院を訪れることになり……。周囲の冷たい視線に晒されながら、ヤクザの息子の自分を診てもらえるか不安になる芳樹。そんな芳樹を迎えたのは年若い院長だった。なぜか彼のことが気に入った芳樹だが――。

作品情報

作品名
恋の診察室 診察室でベルベット・タッチ
著者
井村仁美 
イラスト
桜城やや 
媒体
小説
出版社
講談社
レーベル
X文庫ホワイトハート
シリーズ
恋の診察室
発売日
ISBN
9784062557122
3.7

(4)

(0)

萌々

(3)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
15
評価数
4
平均
3.7 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

年の差

オヤジ攻めいいですね。医者っていう響きだけでエロいですが、ダブルで年が違う攻めが、おしおきと称して二十歳の青年をメロメロにしてしまうというお話し。

しかし、受けが健気すぎて、エロエロではあるんですが、なかなかそこから進みません。ぐるぐるしてるうちに、事件も平行して進行し、最後に大団円、的な流れ。

展開が読めてしまうので、もっとあっけらかんとした受けで、おばかっぽく乗り切って欲しかったな、というところ。いや、でも、嫌いじゃないです。

0

なんといってもこの歳の差!!

良いっ、良いよ~っこのお話vv
凄く好みの年齢差、攻40歳と受20歳!!
この余裕のある大人ってのが良いよ~vv
そしてこの受(芳樹)とで出会った時にも14 歳年下の女性と付き合ってたって、
どんだけ人生楽しんでますかーっ?!エロオヤジ(笑)

お話としてはヤクザの息子として育った芳樹は昔から遠巻きにされてる状態。
たまたま怪我で訪れた病院の院長がそんな芳樹を
他の人と一切区別せずに診察してくれた事から
芳樹は院長に心を開いていくのですが…

はい、最初に書いてあるとおり、院長には今現在付き合っている女性がいて
勿論時間が空けばデートですよね。
そんな彼女に対抗して、自分を優先させたいが為に取った嘘で
お仕置きという事に。
はじめて見る本気の怒りに芳樹も逃げようとするんだけど遅し。
まぁ、医者に対して付いちゃいけない嘘だったから自業自得。

そんな事があり今まで毎日のように通ってた院長の自宅にも行かず
フラフラしてる間に、なにやら不穏な動きが。
お家騒動が理由でしばらく院長先生の自宅で同居する事に。

理由を知らされないことにイラついた芳樹がいったん自宅に戻るのですが
兄に罵倒されるは、命は狙われそうになるは、昭秀の彼女は家に押しかけて来るはと
誰も自分を必要としてくれないとヒステリックになりますが、
昭秀からの告白で一軒落着!!
本当は寂しがり屋の芳樹に、包容力のある昭秀はお似合いです。
めでたしめでたしvv

と、なるはずですが、最後の最後に芳樹の兄が撃たれた!!
ははは、二人がラブラブになったので頭から抜けてたわ。
前々から対立してた組とのいざこざが原因ですが、
それも一軒落着で今度こそめでたしめでたし。

もとは花丸文庫で出してた作品だそうで、挿絵が違いますが、
ややさんの描く攻め(昭秀)が1番私の好みでしたvv

1

変則的なロミジュリ

かと思ったけど、違いましたね。
しんみりできなくて、突っ込み所満載なお話です。

ヤクザの次男坊芳樹くんはそのお家柄上、腫れ物扱い。
しかしケガをして行きつけじゃない病院に行ったところ、特別扱いしない結城先生と出会います。
どうにも気になってしまう芳樹くん。
ケガが治っても先生の自宅に押しかけまくったり、しまいにゃ嘘をついてデートをキャンセルさせて。

大人の対応をしてきた結城先生も、騙したって事にブチキレ。
お仕置きと称してソファに押し倒します。
おいおい、怒りを欲情にすりかえるなよって突っ込みたくなり。

お医者さんというスキルを存分にいかして芳樹くんをさんざん悶えさせ。
名セリフがうまれます。

「ほら、ここが○○○」

お仕置きされちゃった後は、こっぱずかしくて結城先生のところに行けません。
うさばらしに行った居酒屋でチンピラにからまれたところで、またしても結城先生に助けられ。
なぜか先生の家に居候するはめに。

自分ちとは違う静かな生活に和んでいたりしたけど、やっぱり気になって家に帰れば。
お兄ちゃんに我儘となじられひっぱたかれ。
先生の家に戻れば、先生のお付き合いしていた女性に「先生の子供の代わりのくせに、ヤクザの息子のくせに」とののしられ。
気持ちはボロボロです。

でも結城先生はわかってましたよ。芳樹くんがホントは寂しがり屋で甘えん坊って事が。
理解者がいるっていいですね。

まだまだ続くお話ですが、毎回エロエロシーンたっぷりで楽しみです。

桜木センセのイラストは結城先生のオヤジっぷりが最高です。
芳樹くんはハタチゆえの可愛さが出ていたし、お兄ちゃんちょっと老けてるかなぁ。
なんといっても結城先生の男前さは悶えます。

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