…また 仲良くしよーよ?

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表題作エロティクス・インサイド

唐竹一輝
高校生
上影森
高校生

同時収録作品エロティクス・インサイド

道生晴喜
上影森と因縁がある、高校生
上影森
高校生

同時収録作品エロティクス・インサイド

和ケ原武慈
唐竹の友人、高校生
道生晴喜
高校生

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき

あらすじ

彼の知らない、優等生の秘密
眩しいほどの運命を前にして、黒く翳る執着がこの身を染めるーーー。
お人好しヤンキーxワケあり優等生

「…また 仲良くしよーよ?」
完璧な優等生を演じる上影森の本性を偶然見かけてしまった唐竹は、そのギャップから彼に興味を持つようになる。
一方、過去にトラウマを抱える上影森は、唐竹の純真さに苛立ちをおぼえるものの、次第にその温かさにほだされていく。
しかし、転校生・道生(どうしょう)の姿を見るなり、上影森の様子は急変し――…?

スピンオフ36ページ収録!
大注目の新鋭がおくる執着と純愛のボーイズラブ!

愛執が絡み合う四角関係
絶対にこの手を放さないーーー。

作品情報

作品名
エロティクス・インサイド
著者
つゆきゆるこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス moment
発売日
ISBN
9784801962507
4.1

(170)

(72)

萌々

(58)

(28)

中立

(10)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
19
得点
686
評価数
170
平均
4.1 / 5
神率
42.4%

レビュー投稿数19

切ないけれど萌える

作家買い。

つゆきさんの作品て、温かくて、ほのぼの。
なイメージがありましたが、新刊はちょっとダークなお話。痛い作品が苦手な方にはちょっとしんどいかな?

でも、読後はやっぱりほのぼの。つゆきさんの絵柄と相まって、独特な世界観のある作品でした。

ネタバレ含んでいます。ご注意を。




主人公は高校生の唐竹くん。
金髪に染めた髪を持つ彼はチャラいイメージを周囲に持たれている、今時の子。
そんな唐竹くんは、彼とは正反対で、乱れのない服装、黒髪、先生からも友人たちからも信頼を寄せられている「優等生」の上影森くんと知り合いに。

ところがある日、そんな「優等生」の上影森くんが喫煙している姿を見てしまい…。

というお話。

誰にでもそつなく対応し、先生からも好意的な目で見られている上影森くんの素の顔を知った唐竹くんは、彼に興味を持ち関わろうとするが―。

母子家庭で母親から放置され気味な上影森くん。
そんな彼に、お弁当を作って渡す唐竹くん。彼はまだ小さい兄弟たちの面倒をよく見る、良いお兄ちゃんなのだ。

見た目を裏切る中身を持つ二人のDKのお話なのですが、そこで終わらないのがつゆき作品ならではか。

なぜ上影森くんが優等生を演じているのか。
その理由と、彼の抱える壮絶な過去が、とにかく切ない。

上影森くんが振り切ったはずの「過去」。
その「過去」である、かつての友人(と言っていいのか悩むが)の道生が現れたことでストーリーは一気にダークな雰囲気に変わる。

過去を振り切れず、そして何より唐竹くんへの想いから、自ら泥沼の中に飛び込む上影森くんの決意が切なかった。

けれど、そこから上影森くんを救い出そうとする唐竹くんの男気にも萌えが滾る。

この作品は唐竹くん×上影森くんのストーリ―だけにあらず。
上影森くんに執着する道生くんと、唐竹くんの幼馴染である和ケ原くんのお話も描かれている。

道生くんは、上影森くんのことが本当に好きだったんだよね…。
想いを伝える術を間違えてしまった彼が気の毒でした。いや、レイプはアカンのですよ、もちろん。が、もう少し、彼が精神的に大人だったなら、と思わずにいられません。

そして和ケ原くんも。
何なの、この子…。めっちゃ男前なんですが!

とにかく出てくる男の子たちが、みんな個性的で魅力的。
そして、相手を想う愛情と優しさに満ちている。

痛い描写があるので苦手な方には注意が必要なところもあったりしますが、薄幸受けが攻めさんからの愛情によって救われる、というストーリーがツボなこともあって、個人的にめっちゃツボに入る作品でした。

できれば、和ケ原くん×道生くんのその後のストーリーも読んでみたい。
スピンオフを描いてほしいなと切望しています。

9

メインもサイドストーリーも楽しめます♪

初読み作家さまです。
ちるちるさんのインタビュー記事を読んで購入しました。

優等生・上影森の裏の顔のギャップに興味を持ち、
どんどん踏み込んでいく見た目は不良・中身はとっても良い子の唐竹が
少しずつ上影森の柔らかい表情を引き出していく過程が良い。
そして距離を縮めてからの、道生という上影森のトラウマの投入と波乱...
飽きさせないテンポと、惹きつけられるキャラ設定が秀逸で、
途中の痛々しい回想や描写も、目を背けず読むことができました。

個人的にとても萌えたのは、唐竹の手作りのお弁当を
子供みたいに無垢な目で見つめる上影森の表情。
見ていて嬉しくなるような、守りたくなるような。
これには、きゅんきゅーんとときめきました♡
こういう表情に魅かれた唐竹の気持ちが分かります。
かくいう唐竹も、本当に真っすぐな気持ちの良い子で、
幼馴染和ケ原との絡みやエピソードもすごく良かった。

あと、サイドストーリーでメインになった、クレイジーで鬼畜な道生。
上影森のことを痛みを持って支配したいという、歪んだ執着。
最低なんだけど、やったことは本当に許せないんだけど...
個人的に嫌いになれない、気になるキャラで、
彼のバックボーンを深く知りたくなりました。
何より、唐竹のセコム・和ケ原との関係も気になる&萌える♡
なのでわたしもスピンオフで続編を熱望致します!

饒舌になりすぎず創り込まれているキャラ設定に好感が持てるし、
ここぞという時だけでなく、ふとした時のキャラの表情も見逃せません。
色んな萌え要素が詰まっているところもgood☆彡
メインもサイドストーリーも共に楽しめたので、神評価とさせて頂きます!

8

作家買いです

トーチwebの「ストレンジ」,ドットブルームで連載している「リング アンド リング」が好きで買いました.

まじめでおひとよしな(見た目はちゃらい)からたけくん.
表面的には優等生だけど裏があり,踏み込もうとすると拒絶するかみかげもりくん.
かみかげもりくんに因縁ありまくりのどうじょうくん.
からたけくんとおさななじみのわがはらくん.

この四人の話です.
からたけくんとかみかげもりくんがいいかんじになってきたころにちょっかい(というレベルなのか)をかけてくるどうじょう.そのどうじょうのちょっかいを阻止するわがはらくんという構図.

読んでて痛い表現(いじめ・レイプ)もありますが,最終的にココロが暖かくなるお話でした.

つゆき先生は前髪長いビジュアルが好きなのかな~

5

お前がいれば

ヤンチャに見えて純粋な唐竹(攻)と、優等生な表の顔からは想像できない裏の顔を持つ上影森(受)の、温かいお話です(^^)すっごく素敵でした!!一冊丸ごとエロティックス・インサイドを堪能できます(〃ω〃)

上影森の裏表の激しさには驚きましたが、裏がすごくワルな感じで好みだわー(〃ω〃)でも闇が深いというか、過去や家族が酷過ぎて私も読んでいて辛くなりました…過去の話ですが上影森に無理やり関係を強いる道生(攻)が酷い!しかも!上影森達の転校してきちゃうし!!!あ、でもご安心ください、唐竹が上影森を守ってくれます(^^)"他の誰にどう思われたっていい。お前がいれば、お前がいてくれれば"唐竹に対してそう思う上影森は弱くて強くて守りたくなるし抱きしめたくなります!
更なる驚きは唐竹の幼馴染 和ヶ原[攻]と道生[受]がヤります笑!しかも、本人達自覚無いと思いますが…多分両思いです(^^)!!続編希望!!ぜひ(^^)あとがきで先生もコメントしてくださってますが、ぜひ希望です!

唐竹の人柄が素敵です!
上影森に対して、"裏表があること"ではなくて"自分(唐竹)を突き放す"ことに興味を持った唐竹が、私は面白くて鋭いと思いました(^^)勿論裏表激しいことも気になっていましたが、知れば知るほど、裏表の唐竹云々ではなく、裏も表も唐竹で、それよりも、もっと仲良くなりたいのにそう出来ないもどかしさを感じる唐竹が、愛しくて可愛いなと思いました!
他にも"俺への言葉に自分で傷つくのは 心が優しいからだろう"と上影森を気遣うところが、唐竹の思いやりの深さなのかなぁと感じました(^^)愛に満たされた生き方をしているから人に優しく出来るのかなぁ。

描き下ろしは、幸せだからこそ感じる"怖さ"や"不安"に悩む上影森を唐竹が温かい愛情で包み込むお話です!"俯かないで …今ここにいる 俺を見て"そう言ってそばにいてくれる唐竹に、私は泣きました(/ _ ; )

5

攻めが本当にいいこで尊い

「ストレンジ」が良かったので、BLだとどんな感じかなぁと読んでみました。

最初読んだときは、上影森の事を過去虐めていた当て馬・道生のやってた事が酷すぎて、人を傷つけることでしか感情表現をできないってどういう育ちをしたらこうなるのかなぁ…という事を考え込んでしまったんです。
最近平気で人(子供含む)を傷つける酷いニュースが続いているせいか、フィクションだと突き放して読むことができなくて…
好きな子をつい虐めてしまうという小学生男子みたいな気持ちというのはわかるんだけど、やってることが苛烈すぎて上影森は良く自殺しなかったな…と思ったくらいなので初読み時はちょっとキツかった。

心落ち着かせて再度読んでみたら(虐め部分は飛ばし読み)攻めの唐竹のキャラがめっっちゃ尊くて、ほんと身震いしました。
そして優等生を演じてるけど実はやさぐれてる上影森が少しずつ心を許して近づいていく様子もいい。
唐竹の作ったお弁当のタコウィンナー見つめてる表情とか、この子をもっと幸せにしてあげて!と思ってしまう。

しかし突然、トラウマの元凶である道生が転校生としてやってきて悪夢の日々の再来が…。
唐竹にだけは知られたくないからと、唐竹ではなく道生の元へと戻ってしまう上影森の気持ちがわかるけど歯痒かったです。
唐竹はそんなことを知ったからといって、態度を変える子じゃないよ!!と背後霊になって説得したかった。

唐竹は本当にお日様のようにポッカポカであったかい子。上影森の心の暗い部分さえも明るく照らして、凍りついた心を溶かしてくれるような存在だと思います。
ネックレスのプレゼントするところが最高に好き。
「好き…とか…生まれて初めて言った」という時の上影森の顔!
そしてそれを愛おしそうに見つめる唐竹の顔!
ここの二人の表情が最高〜!!

母子家庭で母親に放置気味に育てられ、中学時代は道生に目をつけられ虐められてきた幸薄い上影森。
そんな過去とは決別し、これからはお日様の香りがする唐竹布団にくるまってぬくぬくと幸せに、今までの人生のやり直しみたいなものも含めて唐竹と生きていってほしい。
そしてこの二人のバカップル話をあと三話くらい読みたい。

で、道生。
唐竹の幼馴染の和ヶ原とのケンカップル展開にはびっくり。
男前な和ヶ原には幸せになってほしい。だけど道生は簡単に幸せになっていいものなのか、…悩む。
故に和ヶ原の生い立ちも描いたスピンオフ希望です。

虐め描写が過酷なので読んでて凹むけど、その後の展開はそれを補って余りあるものなので、悩んだけど神で!

5

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