トリッキー・ゲーム

tricky game

トリッキー・ゲーム
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神5
  • 萌×23
  • 萌1
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

106

レビュー数
3
得点
41
評価数
10
平均
4.2 / 5
神率
50%
著者
 
イラスト
 
媒体
BL小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
発売日
価格
¥670(税抜)  ¥724(税込)
ISBN
9784796411691

あらすじ

法学部でバイの浩一は、斑鳩教授の講義が好きだ。
20歳以上年上でダンディな斑鳩は、既婚者で決して手の届かない人。
けれど浩一は斑鳩を不埒な妄想をしながら慕い続けた。
しかしある晩、ハッテン場で教授が若い青年を買おうとする姿を目撃する。
衝動的に浩一は「代わりに俺を買ってくれるなら誰にも言わない」と教授を脅すが――?

表題作トリッキー・ゲーム

斑鳩庵、大学教授、44~57
藤間浩一(トーマ)、大学生~変態弁護士、20~33

同時収録作品トリッキーゲーム

チハル(江藤充春)、オネエの男娼でスナック経営
藤間浩一(トーマ)、変態弁護士

同時収録作品トリッキーゲーム

津島大悟、カメラマン
宮原理久、サラリーマン

その他の収録作品

  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数3

笑えるし泣けるし深いし

『スレイブ・ゲーム』のスピンオフ。
前作でメインカプの恋愛成就に貢献した、藤間浩一(トーマ)が主人公。

父親のモラハラから母親を守るために弁護士を目指したトーマ。
高校生の時に受けた希望大学の模擬授業を担当した斑鳩庵に一目惚れしてから、彼を目指して大学に合格。崇拝に近いほど憧れている斑鳩の授業が毎週楽しみで、確かに目をかけてもらっていたはずなのに…既婚者の斑鳩がメンズバー「結界」で可愛らしい男の子をお持ち帰りする現場を目撃!

斑鳩との一件が大きなトラウマになって、その上、司法試験に合格した途端に実は男がいたことを隠していた母親に裏切られて、バキボキに折れそうだったトーマの心を慰めてくれたのがチーちゃん。ガチムチオネエのチーちゃんには、素の自分も、本来の欲望もさらけ出せたけれど、得難い同士だったチーちゃんともお別れしなければならない時が来て…

斑鳩が「結界」に姿を現したところから、前作でトーマにキューピッド役を果たしてもらった二人が恩返しのために奔走します。いいなぁ、こんな男同士の絆。

結末に向かうにつれて感極まってしまい、泣けてしまいました。特にハート型の雲のシーンは、生物学的には男性でありながらもチーちゃんの母性の深さを思い出して。チーちゃんの過去編、アリでしょうか。

読むたびに性的役割について考えさせられてきた綺月陣さんの作品なので、コメディー要素が散りばめられた今作にも、「母性」という通底したテーマが見え隠れしているような気がしました。同じような感想を抱いている方がいらしたら嬉しいです。

前作を踏まえて読まれた方がエンディングの喜びもひとしおだと思いますので、『スレイブ・ゲーム』とともにぜひ!トーマのハッピーエバーアフターは感涙ものです!

2

読み応え抜群!でも、好みはわかれそう

他の方もおっしゃってますが…めちゃめちゃ濃ゆいお話です!トーマがどうしてこんな複雑でこじらせた変態になったかがよく分かる。
読み応え抜群な作品です!
(さらっと読める話ではない)

片思いしてる可愛いトーマ、入りが可愛かったのに
だんだん、ん?あれ?って転がり落ちて、気がつけば
綺月ワールドにどっぷりですよ。私はハマりました。

自分の壁を壊してくれて、認めて、支え合ったチハルママとの話も凄く好きで、
想像できなかった別れに思わず涙しました。
生きていて欲しかった。
幸せになって欲しかったな。

下ネタも分からない、紳士な教授がたまらない!!
でもちゃんと男でした! 好き!w
こんなに年が離れたカップルものを読むの初めてですが、
このお話のおかげでストライクゾーンがまた広くなりました!w

小山田あみ先生の美しいイラストが世界観をまた
盛り上げてくれて…素晴らしいです。
前回、表紙買いして正解でした。

女性との性描写、死ネタなどがあるので好き嫌い別れそうですが、
ぜひ読んでいただきたい作品です!

4

変態オネエ弁護士、トーマの真実

こちら「スレイブ・ゲーム」のスピンオフで、前作では準主役であった変態弁護士・トーマが主役になります。
前作が未読でも読めるように書かれていましたが、そちらもとても面白いので、気になった方はレビューでチェックして下さい。
私もレビューが無かったら、前作をスルーしちゃってました。
今さらですが、素敵なレビューありがとうございます(*´▽`*)

で、面白かった! めっちゃ面白かった!!
よくストーリーが深いと言ったりしますが、こちらはそのレベルでは無い・・・。とにかく濃い。めちゃくちゃ濃いと言った印象です。
う~ん・・・。読み終えた後は、なんだか充実した疲労感でいっぱいです。


内容ですが、オネエの変態弁護士・トーマの物語になります。
父親が母親に対してモラルハラスメントをする家庭で育ったトーマ。
彼が母親を守ろうと健気な決意をする所から始まり、紳士な准教授・斑鳩に憧れ、手痛い失恋をする大学時代。
オネエのスナックママ・チハルとの、傷の舐め合いとも言うべき優しい日々を経て、現在の変態弁護士に。
そして、斑鳩との再会と語られます。

で、前作を既読の方はご存知でしょうが、このトーマと言うのが相当な変態なんですよね。
頼りがいがあるイケメン弁護士・実は裏の顔は、EDのオネエで超変態と言った具合で。
今回、そんな現在のトーマが形成されたルーツが丁寧に語られ、そのあまりの濃さにもう胸がいっぱい。
また、オネエになった理由が痛くてですね・・・。

一応、学生時代の彼は、とても真面目でクールなイケメンなんですよ。若干、現在の変態性をうっすら感じる部分もありますが。
そんな彼が一途に憧れていた准教授の斑鳩。
彼との不幸な誤解により、これ以上無いほど深く傷付き、自身の闇に気付く・・・。

この後、スナックママのチハルと出会い、互いの傷を舐め合うような優しい時間を過ごす-。
これ、実は共依存のような関係だと思うんですよね。
誰よりも理解しあえる二人が、道徳観や貞操観念なんて全く気にせず奔放に性を楽しみ、互いの心に寄り添い合う。
二人の会話はもう変態も極まれりで、可笑しくてゲラゲラ笑えるのに、どこか物悲しさも感じるのです。
また、チハルとの呆気ない別れがひどく切なくて( ノω-、)


で、こんな過去を経験した事により、現在の超変態オネエ弁護士・トーマが誕生したのね~と。
ここまででひたすら濃く、痛々しかったりするのですが、思わずプッと来るようなコミカルな部分だったりも随所にございまして。
おかげで重くなりすぎずに読めるんですね。
前作の主役・大悟達バカップルがアホエロぶりを発揮してたりして。

そしてそして現在。
斑鳩教授との再会です。
ここからがもう最高に萌えました。
あれだけ手痛いすれ違いをした二人。そしてこれだけ濃い経験をしと、ストーリー的にはとても重いのですよ。
なのですが、結局の所、これ壮大な初恋拗らせじゃん!!
いや、なんだろう・・・。終盤の結ばれた二人のバカップルぶりに、もうドッと疲れが。
ホント、二人が幸せならなによりですよ・・・。

と、もうとにかくめちゃくちゃ濃いお話。
読み応えがございました。
好き嫌いがクッキリ分かれる気もしますが、個人的にはとても楽しめました。




6

この作品が収納されている本棚

PAGE TOP
  • 商品購入
  • レビューを見る
  • 評価レビューする
  • 関連作品
  • 攻受データ