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表題作妖しい薬屋と見習い狸

五明尊
漢方堂の美麗な店主で里の命の恩人
八坂里
五明漢方堂のアルバイトで半人前の化け狸

その他の収録作品

  • 薬屋狸と望郷の祭り
  • あとがき

あらすじ

山で罠に嵌って泣いていた狸の里。その時助けてくれた人間に恩返しがしたい!! 人に化けた里は、命の恩人で、漢方堂の美麗な店主五明尊の元でアルバイトをすることに!! けれどまだまだ未熟な里は、慌てたり、ドキドキするとすぐに耳とシッポが出て、狸の姿に戻ってしまう!? その秘密は絶対内緒なのに「早く大人になるおまじないですよ」と、五明は意地悪な微笑みでキスをしかけてきて…!?

作品情報

作品名
妖しい薬屋と見習い狸
著者
小中大豆 
イラスト
高星麻子 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
ISBN
9784199009259
3.7

(57)

(10)

萌々

(29)

(15)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
14
得点
212
評価数
57
平均
3.7 / 5
神率
17.5%

レビュー投稿数14

心がホカホカ~

あとがきに、これがキャラ文庫さんでの初の作品
とあり初刷を見たら2018年!
そんな前だったのかー。
すごくおもしろかったです。
心がホカホカの読後感。

昔助けてもらった恩返しのため、
化け狸になった里。
ピュアピュアでとにかく可愛いです。
半人前で感情が高ぶると狸に戻ってしまうのも
ほほえましかった。
里が想いを寄せる五明さんもすでに人間ではなくて
恋人になってからもなかなか本番を迎えないな~
まぁほんわかストーリーだしな~
と思っていたら、明確な理由がありました!
1冊の本にきれいにお話がまとまっています。
ハートウォーミングな気分のときにおすすめです。
あ、狸の名前がおもしろいですw

0

受けの未熟さが可愛い

作家買いです。
小中先生の書く人物の人の良さとかわいさがよく出ている作品でした。

子狸だったころに命を助けてもらった恩人(攻め)に恩返しをしようと頑張る受けのお話です。
半人前の化け狸である受けが、少しでも攻めの役に立とうとして料理を頑張ったり薬屋を手伝ったりするところが健気で可愛いです。
まだまだ半人前なので、焦ったり気持ちが動転すると耳や尻尾が生えてきてしまうところもキュート。
攻めの正体のネタバラシが本編の最後でわかりますが、なんとも切ない理由でした。

また、妖狐のキャラも魅力的で、できればもっと深く知りたかったです。妖狐の妹(?)のスピンオフとかないでしょうか。攻めだったらいいな、妹君。笑

恋人になったその後のお話では、攻めが過去に区切りをつけ、受けと攻めはようやく体を繋げることができます。
攻めが受けに対して真摯な気持ちでいることが知れた素敵なエピソードでした。

番外編SSも、人ならざるものたちが商店街で仲良く(?)暮らしている姿が見れてほっこり。

0

一生懸命な里がかわいい

とにかくほのぼのです。
子狸が助けていただいたご恩を返すべく、漢方薬局を開く五明先生のもとを訪れ、毎日がんばる話です。

子狸の名前は里。
なんでも一生懸命ないい子。
純真無垢。

妖しい薬屋さんの名前は五名先生。
漢方薬局を営む麗人。
どこか浮世離れした雰囲気があります。

里は助けられた恩返しで、家事や漢方薬局の調合や雑務を一生懸命お手伝い。
自分のことは後回し。とにかく、五明先生が快適に暮らせるようがんばります。
その一生懸命さが、とてもかわいいです。
そして、五明先生を第一に考え、五明先生のために動く一途さもたまらない。

ゆっくり、何かお話を読みたい時にいいと思います。

2

里の一途さ健気さに萌2で!

前から気になってた作品でとうとう読めました。途中で諦めそうになりましたが。

とにかく里の一途さ健気さにこの評価です。
生き物の生と長く厳しい修行を乗り越えて、五明に会いたい一心で。

無事に化け狸になれて、なんとか五明を探し当てて、無事に雇ってもらえて本当に良かった。
再会出来た時の里の泣く姿を想像してうるっと来ました。

里は必死で狸の正体を隠してましたが最初から五明にバレバレだったんですね。
そして五明は早く里が大人になるようにとちょっかいを出したり。

何度も書きますが評価は里に対してです。
その他は萌かな。
まず白銀、出てくる意味あったのかな?当て馬要員?
五明の本音を引き出すためのイベント発生なの?

そして里久、いくら弟分で五明が悪名高いからといってあそこまでする?しかもやり方がなんか日本昔ばなしみたいで。決着ついたのに同じ商店街にお店を出してるし。

そしてそしてなんといっても五明。
愛する若君の為に人の理を越えて。何百年も孤独に生きて。苦しみながらも毎年若君と逢瀬して。
なのに里にはちょっかいを出すし。
若君と二世を契った仲だったのも…。せめて五明が片想いとか若君も五明の気持ちを知ってもそばに置いていたとかならまだ良かったなあ。

これで最後にしようと決めてお互い解放されて。
里が自分の券を五明にあげようとするのもグッときました。

浮世離れした感じの五明ですがやるときゃやるんですね。ちゃんと。
美しくてでも男の身体の魅力があり白髪の長髪で…。イラストからは男の魅力があまり伝わってきませんでしたスミマセン。

食べ頃に育てて伴侶に、ふむふむ。敬語攻めも良かったですね。

小中さんのレビューには半分くらいケチをつけてるようで心苦しいです。あくまで好みの問題なので見逃してください!

4

人物も内容も可愛い

昔助けてもらった五明に恩返しがしたく、化け狸になった里。五明の薬屋でアルバイトを始めて一年。ドキドキすると狸に戻ってしまう里は、五明にバレないように必死に日々修行をするが。。。

何となく先は読めるのですが、そのほんわかさが堪らなく良いです。
分かっているけど、その通りに展開するのをのんびり読むのもBLの良さだと思うので、こちらの作品は、可愛さや癒やし、不思議な世界を堪能するのにオススメです。
里の素直で、相手を思いやれる優しさと、狸の姿の可愛らしさに癒やされました。
五明は、長年生きてるだけあって、頼りがいがある大人な男性。見た目といい中身といいかっこよすぎ!
里が両親に会う場面や、五明のケジメや告白がすごく好きです。
様々な作品を書く小中先生なので、あえて分かりやすい展開のほんわかな作品を書いているのでしょうね。とても良かったです。

4

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