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もっと頑張れよ 兄
絶賛瞑想中につきタイトル衝動買いです
表紙からは想像できないエグ味があって驚かされます
母親譲りの男をたぶらかす魔性の男をめぐる兄弟の話って言っちゃえば身も蓋もないんだけど
兄が いいのよ
優秀な兄へ劣等感はあるものの特別仲が悪いわけでもない
なのに同じ人をすきになった瞬間から拗れていく兄弟
弟は素直に恋してるんだけど 兄のそれが歪で
さらにそれが弟に対する引け目にも繋がってってて
なんなんだｯ！この三角形は
好かれたい それが上手く出来ない惨めさを舐めあうために縛りつける存在
正直 この兄弟にとっての志緒の存在がもっと清狂だったり 志緒の無邪気さはわかるんだけど もっと清楚で清らかなものに描かれていたなら貞操帯の意味もしっかりしたんだろうな と思ってしまった
っていうのも 兄がそこまで執着する志緒ってのが 拒まれる恐怖からなんにでも流されちゃう人 にしか描かれていない ここほんと勿体ない
志緒を 誰にも汚されたくない存在 にしきれてないから貞操帯をつけた兄の気持ちがぼやけて そのキモチを理解する弟の行もなんだか流れるようにすぎちゃったというか
でもまぁ 一人が怖くて 嫌われるのが怖くて 真っ直ぐにはなれなかった兄の不器用さと不憫さだけは伝わったので 諦め早くてびっくりだけど
とろっとろな甘味はなかったけど 最後まで弟と志緒のゆるゆると穏やかなペースで話がすすむのがよかったのかな？
不憫な兄の恋人が気になりはするけど もの足りねぇｯ！ってのにはならなかったんだよな…
エロに持ち込むところも ふたりの緩さがあってよかったし
ううううううん たまに中の人達が おさかな正面から見ちゃった様な顔 になるのが気になりはするけど なんなら 兄の中にある劣等でもう一発くらい読みいくらいにはよかったんだよな
お兄ちゃんはつらいよ
一人の男を兄弟で取り合うお話。
志緒と最初に出会ったのは、兄の雄一。
次に、兄と一緒にいた志緒に出会った弟の雄太。
その後偶然、志緒と雄太が大学内であった時、志緒は既に雄一に貞操帯をつけられていた。
これねぇ、、、
雄太と志緒が惹かれ合うのはわかる。
雄一が志緒に嗜虐心を持つのもわかる。
雄一と雄太の間の微妙な感情もわかる。
でも、志緒なのよ、
この志緒に全く感情移入できなくって、なんともかんとも、、、なわけで。
なんか、健気でかわいそうかわいくって、で、天然で無邪気って、逆に気持ち悪く感じてしまって、
うーん、ホントに申し訳ないけど、しゅみじゃなかった。
セルフツッコミ
吉田先生、だいぶ絵が変わった？
こんな感じだったっけ？
とりあえず、志緒の泣き笑い顔が好きになれなくて、思わずしゅみじゃないにしちゃった次第。
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