• 紙書籍【PR】

表題作溺れるまで

広域暴力団桐生組若頭・桐生竜也
警視庁警視・暁玲一

あらすじ

エリート警視の暁は、ヤクザの若頭・桐生と十年ぶりに再会し、想いを確かめ合った。しかし、暁は殺人事件の現場で桐生の姿を目撃してしまう。相容れない立場を超えた愛の結末は・・・。

作品情報

作品名
溺れるまで
著者
響かつら 
イラスト
史堂櫂 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
プラチナ文庫
発売日
ISBN
9784829622759
5

(1)

(1)

萌々

(0)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
5
評価数
1
平均
5 / 5
神率
100%

レビュー投稿数1

俺を溺れさせるのはお前だけだ

「堕ちるまで」の続編です。
 両想いになったせいか、桐生と玲一のエッチシーンもかなり濃厚になってます。
 桐生がエッチシーンで玲一に囁く「悶えろよ。もっと俺を欲しがれ。身も心も溺れるほどにな」、「俺に溺れて狂え」のセリフがたまらなく萌えます。
 桐生はいつ命を狙われるかわからない立場だし、玲一も警視という立場上なかなか一緒にいられない。
 プライドの高い玲一がもっと一緒にいたいという気持ちを必死に抑えているところもかわいい。
 相変わらず、玲一の行動のすべてを監視している桐生は本当に執着心の激しい男だと感心します。
 こんなに執着されると、基本的に苦しいか嬉しいかのどちらかの気持に属しまますが、玲一の場合、立場上は苦しいが、気持は嬉しいってとこでしょう。
 前作で事件は解決したと思いきや実はその先が・・・。相変わらず標的は玲一となってます。
 今回は桐生の兄弟が事件の首謀者として出てきます。
 今回もFBIプロファイリング仕込みの暁が、桐生が出すヒントを頼りに事件を解決していきます。
 しかし、そのせいで桐生を逮捕した玲一は、警察を辞める決意までしたが・・・。
 証拠不十分で保釈になった桐生をみて驚いている玲一に、桐生は「俺を溺れさせるのはお前だけだ」と。
 それを聞いた玲一も狂おしいほどに桐生に溺れている自分を自覚する。
 結局、玲一は警察を辞めず、桐生も相変わらずのヤクザというまま。
 2人はこの先もずっとお互いに溺れてながらも、相容れない立場のまま続いていくのでしょう。
 お互いのセリフは甘いのに、行動はそっけないところも萌ポイントの一つでした。
 

2

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP