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椿シリーズ、カントリーダイアリー、本作上巻も神でしたが、下巻もすばらしく神〜!!
感動です。
このドキドキたまりません。
何からどう書けばいいのやら。
上巻で、姫野の変化、覚悟、決意、笠原への思いがしっかり描かれていたので、下巻で俳優としての飛躍は予想できました。
その説得力がすごい。
感情移入させる力がすごい。
なので、姫野目線で、笠原と再会するシーンはドキドキして、ページをめくるのがもったいないやら、この瞬間お互いどういう気持ちなの?と一コマ一コマ舐めるように何度も前後して読むのですごく時間がかかりました。
コンビニで再会した時、姫野が何も言えなかったのもわかるし。
笠原の部屋の灯りを見て「最高の誕生日」と思うところもぐっときました。
二度目に会った時、笠原が姫野のことを眩しい、内面とかひっくるめて、と照れながら言うのもわかる。
「いい男になったなァ…」の後
「いい大人になった うん」と言うのがまた笠原の人柄、イシノ先生の良さが出ていてとても好きです。
姫野に感情移入しているからか、笠原がすごくかわいらしく色っぽく見えて、姫野に乗り移って一緒にハグしたくなる距離感、空気感なのもたまりません。ハアハア。
姫野がスランプで現場に来た笠原を見た時、大きな瞳に映る「笠原さん」でぶちぬき1ページなのは萌えて笑いましたww
すごい。姫野の驚きとトキメキがどデカ瞳でこれでもかと表されていて。
こういう表現好きです。
他でも姫野が笠原にときめいている時、キラキラした瞳のアップがあり、姫野の目が大きいのはこの描写をするためなんだなと思いました。
笠原のタレ目はヘラヘラと見せかけて実は鋭い目ややさしい表情や、姫野を見上げる顔とか、活きてるなと思います。
そして、姫野が父親のことを話す時、笠原のセリフが最高。
極め付けは
「泣き顔を見たいって言っても?」
泣いていいと言っても強がる姫野に言う言葉が……ここでタイトル回収か〜と痺れました。
こう言ってもらって姫野はやっと思い切り泣けるわけですもんね。
「ひどい人だ」
は逆説で笠原のやさしさ、愛情なんですよね。
ま、タイトルはそれまでも何度も泣きそうになりながら堪える姫野自身、姫野のがんばり、笠原への想いをを表しているとも思いますが。
冬になり、俳優としての成長、大人になった姫野。
かわいらしかった頃が既に懐かしくなるほどの変化です。
それでも素はかわいらしいままなのがいいですね。
ファーストネームで呼び合う場面は萌えでしかなかったです。2人ともかわいい。
髪下ろしてる笠原がかわいいし。
恥ずかしがる姿がめっちゃかわいい←普段のひょうひょうとした感じとのギャップに萌え〜!!
extraの「俺も同意見」もめっちゃ萌えでした。
下巻でも井田さん、ケチャッパーズが出てきてくれてうれしい。
笠原、井田、山下さんの関係性も好きです。
余談ですが、井田さんはカントリーダイアリーの宇佐と見た目が似ていてタイプです♡
いや〜上巻のレビューでも書きましたが、イシノ先生、ほのぼの系、痛い系など幅広く描かれますが、こんな熱い作品も生み出されるとは?!と驚きです。すごい。
熱く引き込まれて、BL的萌えは少なくてもこれは神だわと思わされたのに、しっかりBLでめちゃくちゃ萌えて、最高と言わずして何と言っていいものか。言葉がありません。すばらしいです。ありがとうございます。
エモーショナルなラヴでしたね〜。姫野、俳優らしく髪型が色々変わっていく変化が見ていてとても良かったです。男前はどんな髪型でも男前と再確認。
俳優とマネージャーっていう立場だからというのもありますが、この2人年下×年上というメリットと魅力を最大限に魅せてくれたなぁという感じです。
誰にも心開かなかった姫野が唯一拠り所となった笠原。離れようとも突き放されようとも全ては役者になり長年の夢を叶える為。諦めずにブレずに泥臭くとも役者にしがみついてくれて本当によかった。
すごくいい話でした〜
映画初出演作品が新人賞総ナメ以来、話題となりすっかり時の人となった姫野。
しかし、未だ憧れの岩木監督の映画には出られず、「いつになったら堂々とあの人に会えに行けるんだ?」と会えぬ笠原への想いを募らせる……。
私は姫野と笠原のラブストーリーという面では、ぶっちゃけると印象に残りませんでした。
姫野が想いを募らせるのはわかるのだけど、笠原の方から「……お前が好きなんだよ、たぶん、ごめん、キモイよな」と言い出した時に、おぅ、笠原さんもそうだったんかい……あっさりとまとまってしまった……とちょっと拍子抜けしました。
私は扇ゆずはさんの「ジュリアが首ったけ」が大好きなんですが、スターのジュリアにほだされる受けが「スターってのは男女問わず魅了して、間近で見ていた俺も例外ではないわけで(超要約してます)」と述べてまして、笠原の告白を読んでまっさきにこれが頭に思い浮かんだんです。
間近にはいれなかったけど、姫野の動向、小さな記事全てをチェックしているうちに、きっと魅了されちゃったんだな…ってな感じで、何となく腑に落ちる点があって。
私が一番心に残ったのは、姫野と父との確執でした。
地元では名の知れた会社を経営する父親。
出来の良い兄と比べて何をやっても出来の悪い自分を父親は怒ってさらに妻を責め、一家の雰囲気を悪くしてしまう自分。
そんな家から逃げるように芸能界を目指したけど、アイドルであることを知った父親から絶縁されてしまう……。
そんなわだかまりを抱えている姫野の元へ、父が倒れたと義姉から連絡が入り、急いで実家に戻るも、兄から拒絶され父にも会えません。
この兄が酷いなぁとも思うのだけど、弟の分も含めて親からの期待やプレッシャーを一身に担ってきた事も判るので、憎む気持ちもなんとなくわかるんですよね。
結局「役者は親の死に目に会えない」という通りになってしまうのですが、義姉から送られてきた遺品にはちょっとじわっときちゃいました。
冒頭に登場していた姫野の記事やインタビュー記事を切り抜いたピンナップ。
てっきり笠原のだと思ってたのに、まさかの……!!
絶縁を言い渡してしまったけれども切り捨てることができない親の愛を感じて泣きそうになりました。
これが一番良かったなぁ。
あとこの作品の嬉しかったところは、姫野が俳優なので役どころにあわせてヘアスタイルが色々変わるんです。プラス、メガネありなし。
ロンゲのハーフアップが良かったなぁ。
エロは最後にありますが、すっかり手慣れた様子の姫野ではなく、笠原曰く「最初タイヘンだったじゃん なんもしらなくて」という童貞卒業のほうを見たかったです……。
上下巻で満足感のたっぷり味わえる作品でした。ストーリー展開も良質。上巻では姫野はまだ燻った状態からやっと抜け出したくらいの立ち位置にいましたが、下巻では割とスピーディーに芸能界を駆け上がっていきます。岩木監督の映画でも役をもらえた彼。でも、舞台に出ている間に父が倒れ葬儀にも出なかったり、映画の撮影で思うように芝居ができなかったり、完全にトントン拍子というわけではない。特に自分を認めてくれていないと感じていた父と最期まで和解できなかったことは、本人にも読者にも残念なことでした。
でも、芝居で立ち止まった時、父との関係を後悔している時、彼は笠原と話すことで安定する。好きな人という存在を超えて、彼の中で既に笠原は人生に必要不可欠な存在になっていた。笠原は必ずしも何かとても卓越した言葉をかけてくれるわけではないんです。ただ姫野にとって笠原は、この人の顔を見たら安心する、自信が湧いてくる、この人に言われた言葉だからすとんと心に入ってきて素直に受け止められる、そういう存在なんだと感じました。
一方、アイドルだった頃から真面目な態度、芝居で見せる予想外の表情に魅力を感じ、マネージャーを辞めてからもずっと姫野のことが気にかかっていた笠原。彼にとっても姫野と離れていた間というのは、現状と心を整理し、自分の気持ちや今後の在り方について向き合う良い機会だったのかもしれません。山下は有能だけれど、相性というものもある。姫野の仕事は増やせても、彼女には姫野が落ちた時火を点けてあげることはできない。だから、笠原が自分の意志で戻ってきてくれたことは本当に嬉しかったです。そして、姫野に抱かれる彼の可愛らしさ! 年下で今まで面倒を見てきた子に抱かれることに羞恥を覚えながらも、素直に乱れたり年上らしくリードしたりして姫野を翻弄する笠原に、私も魅せられました。
上巻を読んでブロマンス的なお話なのかなって思っていたので、笠原さんの突然の告白に(あれ?そうだったんだ??)ってなったんだけど、多分、ドラマ撮影で役者をする顔を見ていたときからファンかなんか、特別な気持ちがあったんだろうと思った
ずっと遠くから見守りながら、今日は誕生日だなとか思いながら、井田の話にヤキモチ焼きながら普通の気持ち以上だと気付いて余計に過去うまくやれなかった(わけじゃないと思うけど)ことが悔やまれたんだろう
姫野が見た目も評価されながら演技派として扱われているところがとても良かった
姫野は作品が違うのかってくらいに一人だけ濃く描かれてて、そういう存在感の人ってのが解るもんね
実際にテレビの人達ってそんな感じだし
経験を活かして色んな人になれる役者になれて良かった良かった
お父さんもお兄さんに我慢させている手前表には出せなかっただろうけど、ずっと姫野のこと愛してきたんだ
子供を二人とも傷つけているのとても罪なんだけど…我慢させられすぎた人はうまくやれないんだろうかね
兄を褒めて可愛がりながら弟の勝手を許すってのはそんなに難しいんだろうか
兄は兄でなんでそんなに怒ってんの?ってなるし
生まれてくる子供が可哀想
最初のアイドルグループのメンバー達はどうしてちゃんとやれなかったんだろうね
歌ったり踊ったりもして役者もやるって姫野も良さそうなのに
なんか結果のためにエピソードがあるんじゃなくて、結果はエピソードの先にあるだけって言うか、イシノアヤ先生のお話のそういうとこが好きなのかも知れない
井田じゃない山下
井田のケチャッパーズの話は羨ま楽しかったハズ