少年の境界 (2)

shounen no kyoukai

少年の境界 (2)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神38
  • 萌×28
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

107

レビュー数
10
得点
231
評価数
50
平均
4.6 / 5
神率
76%
著者
 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
BL漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイオメガバースコミックス
シリーズ
少年の境界
発売日
価格
¥660(税抜)  ¥712(税込)
ISBN
9784799740514

あらすじ

「あれは俺のαだ」
学生時代に番関係になったゆかと薫、αとしての人生を
それなりに謳歌する大我、Ωであることを諦観する倫――
4人の人生がこの一時交差する。
その出会いはだれかの不幸であり、だれかの奇跡だった。
運命に翻弄される大人気オメガバース作品、第2シーズン開幕!

表題作少年の境界 (2)

朽木 薫(α),製薬会社勤務,ゆかの番
ゆか(Ω),薫の番

同時収録作品少年の境界(2)

大我(α),サラリーマン
りん(Ω),居酒屋バイト

その他の収録作品

  • 12.5話(描き下ろし)
  • ー電子限定描き下ろしー

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数10

運命の番に振り回される人たち

二巻やばかったです。
まず表紙がかっこよすぎませんか?
惚れ惚れしてしまいました。

一巻のラストで、ああこの二人は絶対に幸せにはなれないんだろうなと思ったんですが、以外にもハッピーエンドだったので驚きました。
次の三巻の予告がまた不穏でしたけど…それは置いといて、今回は『運命の番』にかなりスポットを当てたお話でした。
新キャラのりんが見ててつらかったです。
本能に振り回されて、心と体もぐちゃぐちゃになっててかわいそうでした。
病んだりんを一巻ではゲスのにおいしかしなかった大我が引き戻してくれて感動。そんな優しい心があったんだ…。

りんに何かと邪魔されていたゆかと薫は、そのおかげもあって愛を確かめ合うことができてこれもまた感動しました。
まじめな薫は運命の相手じゃないゆかを、自分の勝手で番にしたことずっと後悔して苦しんでたんですね。薫は作中で沈んだ顔ばかりしている印象だったので、最後幸せでボロボロ泣いていたところもらい泣きしそうでした。

二巻完結ならこれですっきりなんですけど、続くんですもんね…。絶対またなんかあると思うと心がザワザワします。
三巻楽しみです。

1

運命とは

1巻がおもしろくておもしろくて・・・続きが気になり一年間耐えてきました。

2巻では社会人になってからの話と言うのも告知されていたし、社会人大我もカッコ良かったです。でも、

1巻学生時代

(途切れた学生時代)←ここが超気になる!

2巻社会人編
となっているので、1巻と2巻の間の学生時代が気になって気になって・・・。

当初は2巻完結の予定で進行されていたようなので、2巻で社会人編になってもしょうがない事なのだと思います・・・でも3巻へ続く事が決まってしまったとなっては、もっと学生時代編の続きが読みたかったな〜と、思いました。


2巻の内容ですが、薫が運命の相手ではない大好きなゆかを番にした時の決心を知る事ができます。

「運命が好きな人を幸せにしてくれるのか?違う。誰よりも幸せを願う奴が幸せにするんだ。だからあの日、運命より自分を信じた。」と大我に告げる薫。

オメガバースの世界では出来が良いとされるαですが、αの出来の良さを単に仕事ができるという表現ではなく、薫の場合は哲学的な思慮深さも加味されているのが深くて良かったです。

でも、薫の運命の相手だった凜を好きになったのは、ゆかの運命の相手だった大我。と言うことは、ゆかと凜って似てたと言うことでしょうか?もし、薫がゆかを好きになった理由が運命の相手と似ていただけで、ただ凜よりもゆかに先に出会ってしまったから好きになったと言う理由も考えられなくもないなあと思ってしまいました。

1

本当はとっても優しい大我が大好き

 皆が学生だった1巻から時は流れ、各々が社会人となったところから始まる2巻。1巻の最後で大我が運命の番はゆかかもしれないと気付きましたが、そんな大我にも倫というΩのセフレができています。倫は自分を大事にしてくれて番ってくれるαを探しているし、大我は運命の番しか信じないと言っていて、2人は非常にドライな関係です。しかし、倫の働いている居酒屋にゆかと薫が訪れ、まさかの倫の運命の番が薫だと発覚。4人はそれぞれ運命の番を取り替えて関係性を築いていたという泥沼展開に陥ります。

 薫は何度か倫に迫られても必死に遠ざけようとしますが、ゆかは倫を恨むことなく穏やかに諭し、一時は自分が薫と番を解消して身を引くことさえ考えます。でも、途中から自分の中での薫の存在の大きさを感じ始めるんです。薫といるのは居心地も良いし、これ以上に自分を想ってくれる人など現れない。薫も心に決めた人はゆかだけ、と頑なに意志を貫きます。結局薫と倫の間に間違いが起こることは一切なく、薫とゆかの純愛にすっかり魅了されました。実は大我×ゆかをちょっと期待した部分もありましたが、ゆかの純情は報われるべきだと思い直しました。

 対して、本能が薫と番になりたがっていてどうしようもない倫と、それをただ側で見ているしかない大我の関係はとても辛いものでした。大我も運命の番という存在への未練を捨てきれたわけではなく、時々ゆかのことも思い出す状態で、簡単に倫を番にすると決断できるわけもなく。でも、ゆかや薫それぞれと会話するなかで、徐々に倫の大切さを自覚していきます。最終的には「誰よりも好きな人の幸せを願う奴が幸せにするんだ」という薫の言葉に背中を押されます。そして、薫以外のαとはしないと抑制剤を大量に飲み続けていた倫に、番になることを提案するんです。こちらは互いに番を得るまで苦しんできた分、これからたくさん幸せを感じられる瞬間があるといいなぁと願わずにはいられないカップルでした。大我は1巻から結構好きなキャラでしたが、2巻ではさらに落ち着いた大人の余裕も感じさせるようになっていて、とっても素敵でした。3巻も楽しみにしています。

1

2CPの対比が鮮やか

少年の境界1巻も衝撃だったのですが、2巻でさらなる衝撃を受けました。
1巻ではあまり描かれていなかった心理描写が、今回は深いけれど苦しく描かれていました。
そうくるか!!という衝撃が大きかったですね。
まだまだ続く次のステップの話が楽しみで仕方ありません。

ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー

1巻は学生時代、2巻は社会人。
それぞれが大人になっていて、年月を経た関係はさらなるステップへ向かいます。

薫×ゆかの2人は番だけれど幼馴染という関係性のまま。それが薫の運命の番が現れたことにより揺らぎ、変化していきます。
薫がりんのフェロモンを感じることができたのは、運命の番だからなんでしょうか...?番のいるαはフェロモンを感知できないと思っていたので、この部分は読んでいて疑問に思いました。

最後まで、”運命の番に反応するのは生理現象”という態度を貫き、自分の心を大切にする薫がとても素敵でした。
この2人は王道といいますか、安心して見届けることができるのでは...と思っています。

大我×りんはほんとうに苦しかったですね...
2人とも運命に出会っていながら番になれなかった同じ境遇ですから、辛かったです。
一番おどろいたのは大我の変化。相変わらずの傲慢さが、りんの不安定な精神に触れるうちに変化していきます。りんの状況に自分を見たり、彼の発した言葉に傷ついていたり。
彼自身も相当に苦しんでいます。でも番を取りこぼした事実は変わらない。

大我が一歩新たに進むことにより、りんも救われ彼自身も幸せに一歩近づいたようです。

巻末予告から察するに次はベイビー絡みのお話ですね。予告の言葉だけで、それが一筋縄ではいかないことが読み取れます。楽しみだけれど怖すぎますね。

ーーーーーーー
オメガバースという設定を最大限に活かした物語だと思いました。
バース性に抗うものと、囚われるもの。2CPの対比が鮮やかでした。

1

akabekoさんの作家力に息をのむ……なんて残酷な世界なんだろう

どう展開していくのか全然読めなかったakabekoさんのオメガバース作品。
うーわーそうくるのかぁぁぁと想像を絶する残酷さに途中で読み進められなくなるくらいガチ泣きしてしまったけど、これはもう迷わずに神を付けます!
オメガバースに対する苦手意識も克服できそうな勢いでめちゃくちゃ引き込まれました!!
この先がっつりネタバレありでレビューしますが、ご容赦ください。



まず、ゆか(Ω)と大我(α)と薫(α)のトライアングルで進行していくのかと思われたお話は、りん(Ω)が加わって、恋愛の矢印と運命の矢印がぐっちゃぐちゃに絡まる2組のお話になりました。
そして、視点がゆかから大我に移ったことで、登場人物たちに抱いていた印象が一気に変わりました。
1巻を読み終わった時点では運命に逆らって番になったゆかと薫がちゃんと幸せになれるのかどうかが一番の気掛かりだったのに、2巻では運命の番とはもう結ばれることが出来なくなってしまった大我への同情心が否応なしに駆り立てられて、「なんて残酷な世界なんだろう……」もうこれしか言葉が出てこない!
果たして私は誰と誰がくっ付いて欲しいと思っているのか、自分でもよく分からなくなりながら読みました。

あまりにも大我のその後がつらすぎます。
“運命を取り零してしまった”
それは絶対で唯一の存在なのに、もう二度と自分の手には入れることが叶わない。
それでも運命の番を諦めきれずに生きている。
どんな後悔と絶望の人生だろうか。

そして、りん。
あぁそうくるのか・・・と思いました。
4人目のキャラが登場した段階で冷静に考えればそういうことでしかないのだけど、残酷すぎますakabekoさん。。(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

りんの運命の番が薫なのです。
りんは本能に抗えず、もはや狂気じみた勢いで薫に惹かれるのだけど、薫の理性は強く、ゆかを一番に思う気持ちはほんの少しも揺るがない。
これがゆかと薫だけが主役のBLなら純愛上等!純愛尊い!と拍手喝采するところですが、本作では大我とりんもまた主役なのです。彼等は当て馬でもなければ、副産物的に生まれたサブカプでもない。
誰と誰がくっ付けば4人全員が幸せになれるんだろう。
そんなことをグルグル考えさせられる残酷なオメガバースの世界観。
薫に選んでもらえないりんは焦りから抑制剤の過剰摂取が止まらなくなり精神的に壊れていきます。
その一方で、運命の番ではないはずのゆかと薫にはなにやら変化の兆しが見え始めて、りんを可哀想に思いながらも、こちらの2人のこともやっぱり応援せざるを得ない。

本作のつらいところは、ゆかも大我も薫もりんも、4人ともがみんな良いヤツらだってことなんですよね。
誰か1人でもクソみたいなキャラがいたらまた違っただろうに。
本能に翻弄されながらも、何が誰の「最良」かを4人ともが必死に考えてる。
その上で自分なりの幸せを掴もうと足掻いている。
そんなのみんなが幸せになれますようにと願うしかないじゃないか(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
四者四様の涙が胸に刺さります。
大我と薫のα組の涙が特にグッときたなぁ。。

Ωだけではなく、Ωとαの両方に平等に悲劇性を与えているからこそ、残酷さが増すけどカタルシスも増すakabekoさんのオメガバースの世界。
何気なく見えて、凄くしっかり考え抜かれた設定なんですよね。だからこんなに面白い。
オメガバースが苦手な人にも本作はちょっとチャレンジしてみてほしいなぁって、私もあんまり得意じゃないからこそ思えてくる2巻の内容でした。

大我が一歩踏み出せたことで、3rdシーズンは4人でひとつのお話から2組それぞれのお話になっていきそうですね。
ちょっと光の見える面白そうな設定がありそうですし、ますます目が離せません!!

【電子】シーモア版:修正-(描かれていない)、カバー下なし、裏表紙○、電子限定特典(1p)付き

2

完全敗北( ºωº )チーン…

1巻が凄く面白くて
このまま学生時代の話が続くのだろうと楽しみにしていたのですが、
2巻で急に大人になってる…!!

1巻で大我が運命の番がゆかだと気づいた時の消失感が好きだったので
この後どうなるんだろうとワクワクしていた…のに!!

大人になってセフレいて
挙句の果てにセフレに本気になってしまうなんて〜!!

えーー!
大我×ゆかCP好きだったのに…!
完全敗北です…はぁ…_:(´ω`」 ∠):_

ストーリーは運命に抗えるのかがテーマで面白いし、
高評価の中申し訳ない気持ちでいっぱいですけど
どうしても大我×ゆかが読みたかったので…ほんとに、ほんとに残念です…

それぞれのCPでお互い愛し合ってるし子作りしようとしてるし、
元々オメガバース作品が苦手なこともあって、このまま読み続けるか悩みます。
大逆転はなさそうだなぁ…(*´-`)

6

ヒリヒリと胸をかきむしられるメロドラマ。

恋という感情は、「運命」に勝てるのか?ー
オメガバースを主題とした、このメロドラマ展開は昨今多く見られるかと思います。
こんなにもヒリヒリと胸をかきむしられる様な作品に、久しぶりに出逢えた様な気がします。
そして、都市伝説とまで言われているのに、身近に出逢ってしまった「運命の番い」。
その苦しみと愛を知るまで、を緊張感を伴って描かれています。
はぁ〜。ハラハラしたぁ。
この緊張感と、ハラハラをぜひ味わって頂きたい‼︎
そして、自身を振り返ってみてほしい。
周りに当たり前のようにいる、家族や恋人や、大切に想う人やその人達との関係を。
愛する人の為に、貴方は何が出来るのか。
オメガバースじゃ無くったって。
愛情や大切に想う気持ちは、ずっとそこにあるのだということを。
…なんて。そんなことを思わずにはいられない。

本作は1巻の数年後、なので。少年の境界に居た彼等が、その時代に引き摺られているようにも
見える。どうしたって人は過去の積み重ねで生きているし、その未来を作るのも、自身でしか無い。
彼等が紡ぐ次代へと物語は続く。

赤い表紙に、大我。色っぽくて好きです。
akabeko 先生の絵は、特にその眼差しにもの凄く色気を感じます。

2

ネタバレ注意

とても切なくて、重いストーリーでした。
詳しい説明は、先のレビューに書かれているので、私は感想だけを書きますね。

1組目のカップルの攻・薫(α)。
彼の一途さ、ゆかへの愛情は、学生時代と変わっていません。
ゆかを幸せにしたい、運命の番ではない自分にそれが出来るだろうか。
悩みながらも、心の中にいるのはゆかだけ。

受・ゆか(Ω)。
薫が好きだと気づき、薫と番になれて良かったと思えるようになり。
番になっても、ヒート中以外はあくまで幼馴染でいようとした薫の気遣いに、自ら踏み出す決心をするほどに。


2組目のカップルの攻・大我(α)。
学生時代、友達のゆかが運命の番だと気づいた時には、既にゆかは薫の番になっていたー。
自分のせいで、運命の番を遠ざけてしまった過去。
もう自分に運命の番が現れることはない。
彼も彼なりに過去を後悔し、苦しんでいます。

受・りん(Ω)。
奔放で、自分を番にしてくれるαがいれば、ヒート中も安心なのにと思いながら暮らす日々。
しかし運命の番である薫に出会い、狂気的とも言えるほど薫を欲してしまいー。


オメガバースものは結構好きで、「運命で惹かれ合う」という運命の番の設定もとても好きです。
性格では合わないのに、どうしても相手を求めてしまうとかね。
BLでは堪らないです(笑)。
でもこの作品に関しては、まさかの運命の番が他の相手と番になっているという、何とも切ないパターン。
読んでいる側としては、運命の番でなくても相手を思い合い、幸せな日々を送る薫・ゆかカップルをおびやかさないでくれ、そっとしておいてあげてくれと思ってしまいますが。
でもこれ、りんの立場に立ってみると、そりゃね…キツイよね。
学生時代、部活中にヒートを起こしチームメイトに襲われ、退学し。
Ωであるが故にまともな職に就けず、いつかαが番にしてくれたらいいなと願いながら、色んなαに寄生するように転々と過ごし。
やっと出会えた運命の番は、他のΩを番にし、そのΩを心から愛し、自分に対しては体は反応してもそれに抗い、距離を置こうとする。
キツイなあ…。
そりゃ「俺のαなのに!」ってなりますよ。
運命の番に対しては「お前は俺のαなのに、何で他のΩを番にしたんだ!」とか。
その相手のΩに対しては「お前が俺のαを横取りしたんだ」とか。
そういった負の感情が湧いてもおかしくない。
なのにりんは、そういう感情は持たないんですよね。
あくまで「ゆかさんに申し訳ない。でも薫さんが欲しい」。
りんは心の綺麗な子なんだなと。
まあ、初対面の時にゆかがりんに対して優しかったことも影響してるでしょうが。

とりあえず2巻では、それぞれのカップルがお互いの思いを確認し、それぞれ幸せになっています。
2組とも、「あれ?ヒートじゃないのに何かおかしい」「いつものヒートと違う」など、本当の意味で相手を愛し愛されることで、運命すら乗り越えた?みたいな描写なのかな?

てっきりこの巻で完結かと思いきや、続きがあるんですね。
大我・りんカップルは特に試練が待っていそうな感じですね…。
どうかそれぞれのカップルが、幸せになってほしいなぁ。

3

少年時代の分岐点

うわわ~!
ますます面白くなってた!!

2巻は一気に年数が経って社会人となり「少年」ではなくなったけれど、
α・β・Ω の性が発現した少年時代の分岐点が未だ後を引きずり色濃く影を落とし…。
2組のCPの運命が絡み合っていました。

・「運命の番」に執着する者
・運命などなくとも心を貫きたい者
・番相手の「運命」を知り戸惑う者
・1歩離れたところから見守る者

第2の性の翻弄されながらも幸せを模索する姿がグッときました。
4者4様 見えてるモノが微妙に噛み合わず切なさがこみ上げます。
あああ~オメガバース世界罪深いわ…。
(余談ですが1巻の予告にあったシーンはなかったです)


さてさて。
1巻にて初めての発情期で番となった薫とゆか。
大我は自分の運命の番はゆかだと気付いたけれど、時すでに遅し…。
燻る気持ちを残したまま大人になっていました。

そんな大我にはセフレの同居人・りん(Ω)がいます。
何の因果か…りんとゆかが偶然出会い、薫とりんが出会ってしまった。

一目見て「運命の番だ」と気付く薫とりん。
やっと見つけた運命に固執し、りんは薫を追い求めるようになります。
しかし薫は運命なんかより昔からずっと心に決めてたゆかと幸せになりたくて…。
ゆかは りんからぶつけられた言葉に迷い悩んでいました。

薫を求めるあまりどんどんボロボロになっていくりんに大我はーーーと展開します。


【その出会いは、だれかの不幸であり、だれかの奇跡だった】
読後、あらすじにあるこの一文が刺さりました。
結果的にどれが不幸で奇跡かはわからないけれどみんな良い方向になってホッと一安心。
出会いは不幸だったとしても不幸だけでは終わらない4人の関係がとても良かったです。

作者さんのインタビュー記事で2CPの対比を意識したというような言葉がありましたが
そのあたりはとてもわかりやすく描かれていたと思います。

顕著に表れてたのは大我と薫かな?
この2人の違いにはめちゃめちゃ萌えました!!!

薫の一途さや性格、これは1巻の時から変わりません。
たぶん子供の頃からずっと変わらないのだと思います。
ゆかが好きだから。ゆかを守るため。
そのような気持ちが彼の中に折れない柱になってるのだと思うと…(;///;)
運命の番とは理屈でなく本能的に否定できないものとされてますが、
本能ですら感情で押しとどめる強さがとても良かったです。

大我は…大我は……。゚(゚´Д`゚)゚。
少年時代から成長したと感じる部分が多くてグッときます!
大我が成長出来たのはゆかと番になれなかったのが起因してるのかな?と思いました。
すんなりゆかと番になってたらきっと傲慢っぽさのあるままだったのではなかろうか…と。
なんとなくですが、個人的にはそう感じました。

表に出さないけれど運命を取り零した過去を引きずる大我は
りんが運命に固執する気持ちが痛いほどわかってたんだろうなーと。
だからボロボロのりんをほっとけなかった。でもりんに気持ちは届かなくて…。
次第にりんを幸せにしたくてもがき始めるのに切なキュンが止まらなかったー!(;///;)

一見強そうに見えて、自信のないとこが見え隠れしてたのもめっちゃ萌えた。
その辺りは薫と真逆で、そういう弱いところがほんともぅッッ(;///;)

また、勢いで番になったけれどそれ以外は変えられなかったゆかと薫の関係。
りんが現れたことによって2人の関係が改まって良かったです。
微妙に噛み合わなかった視線が重なり、幼馴染みの枠をぬけて。
恋人への変化が幸せに満たされていてキュンキュンしました!
恥ずかしそうに笑うゆかがめちゃ可愛かった。
あああ良かったよぉぉぉ(;///;)

運命に固執しつづけたりんは…うーん感情が難しい。
悪い子ではないということ、固執してしまうほどツライ過去があったのは察せられました。
メンタルが弱ってたのも抑制剤の副作用が大きかったのかな?
描き下ろしではさわやか青年でスッキリした面持ちになってホッとしました。

個人的には2巻はとても綺麗な終わりだと思ったけれどまだまだ続くようです。
心の準備して待機します(;ω;)ウッ

4

「本能」か「恋」か

待ちに待った2巻。

1巻はゆかが表紙に描かれていましたが、2巻の表紙は大我。という事で、2巻は大我がメインのお話だったように思います。

1巻はゆかたちが高校生だった時のお話。
2巻は、月日が流れ、社会人になった彼らの姿が描かれています。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。






「運命の番」の存在を信じ、恋人を作らない大我。
けれど彼は、居酒屋で働く倫という青年と一緒に暮らしている。

Ωの倫は、「Ωである」という事を受け入れ、したたかで、Ωという性を隠すことはしていない。

が、それは、自身の人生を諦念しているから。そして、身の安全と生活を保障してもらうために、大我のもとに身を寄せている。

そんな倫を抱くことで、大我も見返りを得ている、という関係。

そんな倫とたまたま出会い、同じΩであることから親しくなるのが、ゆか。
けれど、そんな倫の「運命の番」が、ゆかの番である薫で…?

大我は、高校生の時にすでに、自分の「運命の番」がゆかであることを認識していた。なのに、「運命の番」にこだわる。
裏を返せば、彼自身がとった愚かな行動と言動で、ゆかを手放してしまったことに対する後悔からではないのかな、と。

ゆかでないのであれば、他の人はいらない。

そんな大我の心の叫びのようにも思えました。

そして一方の薫とゆか。
倫が、薫の「運命の番」と知って、彼らが選ぶ未来は―。

帯にもあるように、2巻が描いているのは、本能か、それとも恋か。

ゆか一筋の薫が、倫のそばにいると身体が倫を欲しがる。
そしてそんな薫を見て、身を引くことも考えるゆかの姿に思わず落涙しました。

αに番を解消されたΩの「これから」は悲惨なもの。
それでもなお、薫のために身を引こうとする。
倫の存在が現れたことで、今まで流されるように薫のもとにいたゆかが、自分の気持ちに正面から向き合う事になった。
薫への想い。
そして、妊娠する、という事。

倫が「運命の番」である薫を求めて暴走するようになって、自分と向き合うようになった人物がもう一人。

大我です。

俺様で、身勝手な彼が、倫のために行動する。
不器用な彼の、倫を想う恋心に萌えが滾りました。

倫が薫を求める姿は痛々しいものがありましたが、雨降って地固まる、になって本当に良かった。二組の幸せなCPに、赤ちゃんがやってきますようにと願ってやみません。

で。

終盤に続編の予告が掲載されています。
楽しみ過ぎる…!

早く続きが読みたいです。

8

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